Exysとトライフォートは、2020年5月1日付で合併、新設会社としてTrys(トライス)を設立すると発表した。
トライフォートは、これまでスマートフォンゲームの開発・運営を主力事業として、受託・自社パブリッシングの両面から数多くのゲームタイトルを担当。一方Exysは、創業時よりイラスト・漫画制作事業を展開、そのコンテンツ制作ノウハウを活かして、スマートフォンゲーム事業にも注力してきた。
Trysは今回の合併により、トライフォートの開発・運用力とExysのコンテンツ制作力という双方の強みを統合し、約250名のクリエイター組織の最適化を図ることで、両社が運営するスマートフォンゲームタイトルの強化にとどまらず、事業全体の収益性を高め新たな事業創出を目指していくとしている。
新設会社 社名由来
トライフォートという社名は、「組織力・創造力・技術力の3つのビジョン(Tri)を守る砦(Fort)であろう」という想いを込めて名付けたものです。一方、Exysは、存在や実在を意味する「existence」に由来し、「世界に存在し続ける“実”があるものを創造しよう」という想いを込めています。新会社のTrysは、両社の想いを分かち合い、「実在し挑戦し続けることで、要塞のように堅牢な存在になる」ために、TriFortの「Tr」とExysの「ys」を掛け合わせて名付けました。
※Exys子会社である株式会社CROSTA(クロスタ)は、株式会社Trysの子会社となります。
事業内容:コンテンツ制作(マンガ、イラスト、シナリオ制作等)
CROSTA
http://crosta.jp/
新会社の事業展開について
両社の既存事業を継承した、ゲーム事業、動画マネジメント事業に加え、それぞれが培ってきたノウハウを事業シナジーとして活かし、新たに漫画動画事業を展開いたします。
ゲーム事業
両社の既存スマートフォンゲームタイトルにおいては北米を中心とした海外市場を開拓。更に自社IPによる新タイトルの開発に着手。
動画マネジメント事業
既存のVirtual YouTuber(VTuber)のプロデュースや、芸能人・文化人のYouTubeチャンネルの制作・運用において、マネジメント会社との積極的なアライアンスと企業ニーズの高い動画コンテンツを幅広くカバー。
漫画動画事業
IPホルダーと連携したコンテンツに加え、漫画制作の技術・ノウハウを活かした自社オリジナルコンテンツを開発・運用。
その他、AIやAR・VRなどエンタメ領域に関わる最新技術の研究・開発に取り組み、エンタメテックに関わる新規事業の創出を目指してまいります。
尚、Trysの経営体制は大竹慎太郎が代表取締役社長CEOとして経営全般、稲冨正博が代表取締役CCOとしてコンテンツプロデュースを担います。
新設会社 概要
社名:株式会社Trys(英語表記:Trys,Inc.)
本社:東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル3F
事業所:福岡県福岡市中央区舞鶴1-1-3 リクルート天神ビル2F
設立:2020年5月1日
資本:約297百万円
従業員数:約250名
経営陣
・代表取締役社長CEO:大竹慎太郎
1980年生まれ。群馬県出身
2003年株式会社サイバーエージェント 入社
2007年SBIベリトランス株式会社(現ベリトランス株式会社) 入社
2009年株式会社Speee入社、執行役員就任
2012年株式会社トライフォート設立、代表取締役CEO就任(現任)
・代表取締役CCO:稲冨正博
1975年生まれ。福岡県出身
1995年生家の協業組合クローバー工業写真センター 入社
2003年協業組合クローバー工業写真センター 東京営業所設立、所長就任
2006年SYNER株式会社を設立、取締役就任
2008年Pikkle株式会社 入社
2008年Exys株式会社設立、代表取締役就任(現任)
・取締役:枓(ななめ)木大樹
1976年生まれ。福岡県出身
1996年有限会社パイン 入社
1997年有限会社フィール 入社
1997年有限会社アトリエ魚伸 入社
1998年株式会社テクノソフト 入社
1999年株式会社K.C.S 入社
2001年有限会社トルクチューン設立、代表取締役就任
2010年Exys株式会社 取締役就任(現任)
・取締役:西村到
1979年生まれ。神奈川県出身
2010年KLab株式会社 入社
2011年株式会社Magic x Lamp設立、代表取締役就任
2016年Exys株式会社 入社
2016年SOL株式会社 取締役就任
2017年Exys株式会社 アライアンス室室長就任
2019年同社執行役員就任
2019年同社新規事業部部長就任(現任)
2020年同社取締役就任(現任)
・社外取締役:杉山 全功
・社外取締役:松本 真尚
・社外取締役:海老原 秀幸
・監査役:藤井 麻莉
株式会社Trys 代表取締役社長CEO 大竹慎太郎 コメント
日本のアニメや漫画やゲームといったコンテンツビジネスは、世界的に見てもまだまだ大きな勝機があります。新生Trysは開発力や制作力に実績のある両社が融合して、世界に通用するコンテンツを数多く生み出す、エンタメテック時代のコンテンツカンパニーとして飛躍していきたいと思います。稲冨氏と私を中心とした経営陣にもご期待ください。
株式会社Trys 代表取締役CCO 稲冨正博 コメント
今回の合併を高揚感と共に実行できました。いよいよ時代の節目が来たなと実感できる出来事であり、これから共同経営者である大竹氏と共にスピードと市場への存在感を高め、更に世界へ存在感をアピールできるよう挑戦を続けていきたいと思います。