CRI・ミドルウェアは、アールフォース・エンターテインメントの全株式を取得し、完全子会社化することについて決議したことを明らかにした。
CRIは、音声・映像関連のデジタル技術を軸にさまざまな分野の顧客ニーズに適合させミドルウェア製品として幅広く展開。主な対象分野として、スマートフォンゲームや家庭用ゲームをはじめ、カラオケなどのエンターテインメント分野、家電・IoT機器や医療ヘルスケア分野に展開しており、昨今は車載や監視カメラ向けソリューション、Web動画といった、新たな分野へも事業領域を拡げている。また、子会社のウェブテクノロジおよびツーファイブについても、ゲーム分野を中心とした業界に高品質な製品・サービスを提供している。
アールフォース社は、ゲーム開発会社として大手パブリッシャーからの受託制作を中心に、オリジナルゲームおよび有名IPタイトル・アプリ開発を行っており、卓越した企画・開発力はゲームユーザーにも高い評価を得ている。
アールフォース社がCRIグループに加わることで、これまでCRIが蓄積してきた音声・映像関連技術とアールフォース社が持つネットワーク技術や独自フレームワークによる高い生産性、開発管理ノウハウが融合され、より付加価値の高い製品・サービスの提供やサポートを行えるようになるとのこと。
将来的には、両社が強みを持つネットワーク、インタラクティブ、データアナリティクス等の処理技術を応用した新しい次世代コンテンツプラットフォームの構築、提供をめざしていきたいと考えているという。
CRI・ミドルウェア 代表取締役社長 押見正雄氏コメント
素晴らしいデジタルコンテンツをより多くの人に体験していただくこと、驚き・感動をより多くの人に伝えること、それがCRIの大きなミッションです。今後、次世代ネットワークが普及し、テレワークやテレコラボレーションが台頭していく社会において、CRIがこれまで思い描きながらも実現できなかった「CRIテレウェア構想」をアールフォース社とともに実現していきたいと思います。
アールフォース・エンターテインメント 代表取締役社長 横山裕一氏コメント
創業当初に思い描いていたエンターテインメントが空気のように提供できる時代は、スマートフォンの爆発的普及によって到来しました。では次に我々が貢献できる事が何かを考えた時、ミドルウェアからビジネスをスタートし、その技術を元に医療や車載等へとビジネスを拡げるCRI社を思い浮かべました。
今まで通りお客様のための最高のゲーム制作を続けるとともに、ゲーム開発で培った、高度なユーザー体験を実現・実装する技術を、他の分野に拡げ、CRIグループとして音と映像で社会を豊かにする一翼を全力で担ってまいります。