Yostarが、2021年に配信予定のiOS/Android向けアプリ「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」。本作の最新版ビルドのプレイレポートをお届けする。
「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」は、「アズールレーン」や「アークナイツ」のYostarが新たに贈る学園×青春×物語を軸にしたスマートフォン向けアプリゲーム。本作では、プレイヤーが先生となり、生徒たちを率いて都市内で起こる様々な事件を解決していくことになる。
事前登録も開始し、いよいよ配信に向けて動き出す本作について、今回開発中の最新版ビルドをプレイする機会を得た。ここでは、2020年8月に実施されたクローズドβテスト版からの変化についても触れながら、本作の魅力を紹介していこう。
なお、今回の内容はテストバージョンとなるため、正式版とは変更点がある場合がある点には注意してもらいたい。また、ゲームの世界観や基本的なゲームシステムについては以下の記事も参照してもらえると幸いだ。
本作の主なゲームサイクルは、連邦捜査部<シャーレ>というサークルの顧問先生となったプレイヤーが、生徒たちキャラクターに指示を出しながらステージを攻略する「バトルパート」、学園都市「キヴォトス」で起こっている様々な問題を生徒たちとの日常を通して解決していく「アドベンチャーパート」の2つによって構成されている。ステージを攻略していくことで、新しいストーリーが解放され、物語が進行していく形だ。
まずはバトルパートから見ていこう。本作のバトルは、部隊に編成した4人のストライカーキャラクターが自動で戦っていくものとなっている。そのためプレイヤーが主に行うのはキャラクター毎に所持しているスキル発動の指示。スキルは画面右下にあるコストゲージを消費して使用することが可能だ。
なお、部隊は4人のストライカーのほかに、2人のスペシャルキャラクターを設定することが可能だ。スペシャルはバトル画面には登場しないが、使用可能スキルとして登場。つまり1部隊につき、6つのスキルが使用可能ということになる。
ただし、使うことができるスキルは常に3つまでしか表示されず、1つスキルを使用する毎に別のスキルがランダムで表示される。「ボス戦までこのスキルは温存しつつ他の2つをコストゲージと相談しながら、うまくやり繰りして……」、といった部分が本作の戦略的要素だ。ちなみに完全オートにすることでスキル使用も自動化することもできる。
本作の遊び方は基本オートになるので、部隊の編成や育成といった部分が重要になってくるのだが、クローズドβテスト時点ではこの部分のフォローが少なく、ゲームシステムを理解するのに時間がかかった。しかし、最新バージョンではステージ攻略の合間にトレーニングステージが用意されるように変更されており、順を追ってゲームシステムを理解できるようになっている。
また、トレーニングステージでは、自分の部隊ではなく、そのステージやギミックに応じた部隊を指揮して挑戦することになる。実際に自分でプレイすることで、より深く知ることができるし、自分が所持していないキャラクターを使うこともできるので、ついついそのキャラクターが欲しくなってしまう。
クローズドβテストプレイ時は、キャラクターが思ったように動いてくれず、「もっとゲームに介入できる余地があれば……」と思っていたのだが、今回改めてプレイをしていく中で、「キャラクターが思った通りに動くように部隊編成を工夫する」という部分が、本作の面白さの核になっていることに気付くことができた。これもチュートリアルステージのおかげといえるだろう。
続いて、「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」のもう一つの魅力であるアドベンチャーパートについて。本作は「学園×青春×物語」がキャッチコピーになっていることもあって、ライトノベルのような感覚で読み進めていくことができる。
銃の携帯が一般化している少し不思議な世界観の中で、プレイヤーは生徒たちとともに学園生活を楽しみながら、学園都市の問題に立ち向かっていく。そのためかシリアスな展開は少なく、良い意味で部活動の一環のような軽い雰囲気で物語は進行する。登場キャラクターの可愛さも相まって、本作にマッチしている内容だ。
こちらについては、クローズドβテストプレイ時から好評を得ている部分で大きな変更点はなかったが、これまで少しアクセスしづらかった「モモトーク」というシステムに、よりスポットが当たっていた。
「モモトーク」は、本作の世界で使われているメッセンジャーアプリという設定で、ガチャなどで入手した生徒が連絡先リストに追加されていき、絆ランクが上がった生徒からは直接メッセージが届く。現実世界のプレイヤーとゲーム内のキャラクターを繋ぐ大事なシステムだ。
メッセージはこちらから返信することも可能。生徒からのメッセージはリアルタイムで送られてくるような演出もあり、なんだか嬉しい。
「モモトーク」で交流をしていくと「絆イベント」が発生することも。絆イベントはキャラクター固有の物語が楽しめるのだが、モモトークの会話内容から発展していくので、自然な流れでキャラクターと交流を深めていくことができる。
また本作には「メモリアルロビー」と呼ばれる、アニメーションイラストがキャラクター毎に用意されている。クローズドβテスト時はキャラクターを獲得すると自動で入手できていたのだが、今回からは「絆イベント」の報酬として獲得できるようになっていた。イラストのストーリーや背景を知ることができるので、より一層愛着が湧きそうだ。
以上が、今回実施された先行テストのプレイレポートだ。クローズドβテストで好評だった独特な世界観やかわいいキャラクターたちとの触れ合い、ポップなBGMといった良さはそのままに、ゲームとしての解像度が高くなった印象を受ける。特にバトルパートはチュートリアルが充実したことで理解が深まり、面白さの本質がしっかりと見えてきた。
事前登録も開始し、いよいよリリース間近となった本作。配信が開始したら、ぜひ学園都市「キヴォトス」に赴任して、本作の魅力に触れてもらいたい。
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※画面は開発中のものです。
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