大日本印刷は、3月4日に開設したサントリービールのオンラインコンテンツ「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」の構築を支援したと発表した。
大日本印刷(以下、DNP)では、企業や団体が運用する工場や各種施設の見学・体験を、時間や場所を問わず楽しめるように「バーチャル空間」と「リアルな場での体験」の良さを掛け合わせる施策を展開している。
今回、こうした取り組みを活かして展開されたのが、サントリービールのオンラインコンテンツ「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」を自在に操作できるロールプレイング型バーチャル工場体験だ。
「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」では、お気に入りのアバター(キャラクター)を選んで、仮想空間内に作られたサントリー島を自由に移動可能。島内では、バーチャルならではの没入感を楽しみながら、麦畑などを巡ることで、素材収穫やビールの醸造工程などを学ぶことができるつくりとなっている。
背景
コロナ禍のなかで企業の工場やミュージアム等の見学中止やイベント自粛が続くなか、各企業からは、自社の活動への理解度やブランド価値を高めていくため、感染防止に配慮した安全・安心な見学会や体験会などの新たなコミュニケーション手法を開発したいというニーズが高まっています。
一方、生活者としても、さまざまな行動の制限を受けるなかで、若者を中心に自宅でも楽しめるオンラインコンテンツへの関心が集まっています。
こうした課題やニーズに対してDNPは、工場見学や展示会等の企画・運営で培った空間演出などの技術・ノウハウと、VR(仮想現実)などの技術を活かし、バーチャルとリアルの良さを掛け合わせて、利用者の体験価値を高める施策を展開しています。
こうした取り組みを活かして、今回、仮想空間上で楽しめるサントリービールのオンラインコンテンツ「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」を制作しました。
DNPが構築する工場体験の特長
“バーチャル”ならではの自由で没入感の高い見学体験
利用者は、自分でお気に入りのアバター(キャラクター)を選び、仮想空間内を自由に駆け巡りながら、コンテンツを利用することができます。自分自身がアバターを通じて主人公となることで、リアルな工場見学とは違った視点で、バーチャルならではの没入感がある学びの体験を提供します。
「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」では、ゲーム感覚で「オープンワールド」という仮想空間を移動しながら、厳選された麦やホップの素材収穫やビールの醸造工程について、動画などを通じて学ぶことができます。
“バーチャル”と“リアル”をつなぐコミュニケーション設計
バーチャルな工場体験を終えた利用者に対して、プレゼントの配送などのリアルな体験を提供することで、仮想空間だけで完結しないコミュニケーションを実現します。
「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」では、毎月抽選で100名にビールの特別試飲キットを提供します。この施策によって、バーチャルでは体験できないビールの味や香りを生活者に伝えることができます。
多くの見学者が体験できるユーザビリティ
見学者は、パソコンやスマートフォンのWebブラウザで「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」を体験できます。専用アプリをダウンロードする必要がないため、手軽に利用することができます。
バーチャル工場体験の高い拡張性
工場体験などの仮想空間内の機能やコンテンツ等を拡充していくことが可能です。仮想空間を各種サービスのプラットフォームとして拡張することで、見学者だけでなく、企業や製品・サービスのファンなど、多様な生活者と長期的にコミュニケーションを行っていくことができます。
今後の展開
DNPは今後も、サントリービールの「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」をはじめ、多様な業種の企業を対象として、生産拠点や各種施設等を活かしたバーチャル工場体験の展開やブランディング活動の支援などを行っていきます。
「冒険型ビール工場体験“BEER iLAND”」の概要
価格:無料
推奨環境
パソコン推奨ブラウザ:Google Chrome、Safari(最新版)
スマートフォン推奨OS及び機種:iOS12、iPhone8以降/Android8以降(最新版)
スマートフォン推奨ブラウザ:Google Chrome、Safari(最新版)