スクウェア・エニックスがiOS/Android向けに配信予定の「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」。4月7日より行われるクローズドβテストの内容を一足先に体験できたので、プレイインプレッションをお届けする。

目次
  1. 「ダイの大冒険」の追体験だけじゃない!2つの世界で繰り広げられるストーリー
  2. シンプルで、かつ遊びごたえのある3レーンバトル
  3. 装備による見た目の変更や育成ボード、そして転職も!
  4. 最大3人で楽しめるマルチプレイ要素も用意

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の世界を追験できるスマートフォン向けゲームとして開発が進んでいる「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」。2021年のリリースに向けて事前登録の受付が開始されるとともに、Android端末向けのクローズドβテスト(以下、CBT)の実施も発表された。

今回、Gamerでは4月7日より行われるCBTの内容を一足先にプレイ。ゲームの基本的な遊び方を確認できたほか、いくつかのコンテンツも触ることができたので、インプレッションをお届けする。事前登録はもちろん、4月5日(月)12時まで受け付けられているCBT募集の参考にしてもらえれば幸いだ。

「ダイの大冒険」の追体験だけじゃない!2つの世界で繰り広げられるストーリー

まずは「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」の世界観について触れておこう。本作では、プレイヤー自身が本作の主人公「絆の勇者」として、ミラドシアと呼ばれる世界を舞台に、異空神・ゼバロを倒すべく冒険を繰り広げる。ダイたちはミラドシアに呼び出されるかたちで、主人公と行動をともにすることになるのだ。

チュートリアル部分では、原作の名シーンの一つであるデルムリン島でのアバンとハドラーの死闘を描きつつ、ナビゲーションキャラクターであるピラの導きにより、主人公とダイ、ポップとの出会いが描かれる。主人公の性別や見た目、ボイスの変更も可能なので、自分好みに仕上げていこう。

ゲーム内で描かれるストーリーは大きく二つに分かれ、ダイたちの記憶を追体験し、新たな仲間との絆を結んでいく“竜の軌跡”、そしてミラドシアを救う旅を描く“絆の旅路”が用意されている。この二つのストーリーは互いに影響しており、“竜の軌跡”でマァムがダイたちと出会ったことで絆が結ばれ、“絆の旅路”でもマァムが仲間になる。

ダイたちの冒険の軌跡をゲームでも楽しめるのはいわずもがなだが、“絆の旅路”におけるストーリーも先の見通せない展開で気になるところ。そのほか、キャラクターとの親密度を上げることで開放されるエピソードも用意されているので、「ダイの大冒険」の世界をより深く味わえることだろう。

シンプルで、かつ遊びごたえのある3レーンバトル

本作では、3つのレーンで構成されたフィールドを敵を倒しながら突き進んでいく形式のバトルが採用されている。主人公のほか、ダイ、ポップ、マァムといった仲間を最大4キャラ編成することができるのだが、操作可能なのは2キャラのみ(操作時は入れ替え)で、あとの2キャラは同行してくれるかたちとなるので、編成時は注意が必要だ。

バトル中は、敵のいるところまでたどり着くと自動で攻撃してくれる。ただし、攻撃する際の武器によって幅や奥行きなどの射程が存在しており、当然ながら射程外では攻撃を当てることができないので、攻撃自体は自動でも、レーンの移動はバトルにおいて重要な意味合いを持ってくる。

また、敵の攻撃にも射程があるため、回避行動を取ったり、タイミングよくガードしたりといったアクションも操作に加わってくる。アクション要素のあるゲームの類ではこれらの要素をすべて備えていることは珍しくないが、それだけ操作が複雑になっていく。その点、本作では敵を倒すために最低限必要な攻撃を自動化することで、シンプルかつ遊びごたえのあるバトルを実現しているように感じた。

さらに、「ダイの大冒険」ではおなじみの技の数々を再現した特技や奥義も、アイコンを押すだけで発動可能。特に奥義は3Dアニメーションによるカットインも挿入されており、「ブラッディースクライド」、「獣王会心撃」など、印象的な技の数々を存分に楽しめる。奥義はゲージが溜まっていれば操作キャラ以外も任意で発動できるため、積極的に活用していこう。

そして、強敵戦においてはボスが強力な攻撃を繰り出す時などのChance中に特技や奥義を当てるとカウンターアタックとなり、そのままボスをバリケードに叩きつけるとブレイクが発動する。ブレイク中の敵には大ダメージを与えられるため、一気に畳み掛けるチャンスだ。

ここまで紹介したのがバトルにおける基本的な要素となるが、Manual操作のほかにも、奥義発動を除く一連の操作を行ってくれるAuto、奥義を含む全ての操作を自動で行ってくれるFull Autoを選択可能。周回プレイの助けにするもよし、いずれのモード選択時にもプレイヤー側の操作は受け付けるため、バトルが難しいと感じる人も楽しめる幅の広さを感じた。

装備による見た目の変更や育成ボード、そして転職も!

バトル自体の面白さだけでなく、主人公やダイたちを育てていく、育成要素の魅力についても触れておく。

主人公のキャラメイクについては先ほども触れたが、本作では主に宝探し(ガチャ)から入手可能な装備品も見た目に影響する。編成時は装備だけでなく、特技や奥義の編成も可能。例えば主人公が「獣王会心撃」を繰り出すといった、本作ならではのシーンも楽しめる。

もちろん、装備やスキル(特技・奥義)の強化も可能だ。

さらに、キャラクターによって異なる固有の育成ボード(主人公は職業ボード、ダイたちは仲間ボード)も用意されていて、ストーリーやクエストを通じて入手できる素材を消費し、パネルを開放することでステータスの向上やパッシブスキルの習得が可能になる。こちらも育成には欠かせない要素だ。

また、本作では登場するキャラクターそれぞれに能力や装備できる武器種・防具種など、いわゆる職業が設定されているのだが、主人公だけは自由に転職が可能となっている。職業によって編成できる奥義、特技、装備が異なるため、敵との相性やパーティ編成によって切り替えていくのも大事だ。なお、今回のCBT版では勇者、戦士、魔法使い、僧侶の4つの職業が選択できる。

正直なところ、育成要素については素材集めが欠かせないこともあって、今回のプレイではまだまだ見通せないこともあるのだが、育成を進めつつ、強敵の待つクエストに挑んでいくサイクルを楽しむことができた。今回のバージョンではアバンを仲間にできるチャレンジクエストも用意されており、段階的にレベルアップを図ることもできたので、CBTに参加する際には参考にしてもらえればと思う。

クエストをクリアするとアバンも仲間に。
原作ではありえなかった組み合わせも楽しめそうだ。

最大3人で楽しめるマルチプレイ要素も用意

さらに、ゲームを進めていくと最大3人でのマルチプレイも可能に。今回、編集部のメンバーで体験してみたのだが、ここでより職業の違いが生きるように感じた。手強い敵が出現してからが、マルチプレイの醍醐味になってきそうだ。

CBTではあるものの、ゲーム内の幅広い要素を体験できる今回の機会。改めてになるが、募集受付は4月5日(月)12時まで行われているので、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

CBT応募案内ページ
https://www.dqdai-souls.com/cbt

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-

スクウェア・エニックス

iOSアプリiOS

  • 配信日:2021年9月28日
  • 価格:基本無料

    ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-

    スクウェア・エニックス

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2021年9月28日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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