カプコンが2021年7月19日にグランドオープンした、体験型アミューズメント施設「MIRAINO イオンモール白山店」。ここでは、本施設で提供されている「逆転裁判 VR20号事件」の体験レポートをお届けする。
「MIRAINO イオンモール白山店」は、クレーンゲームや音楽ゲームなどを取り揃えたアミューズメントゾーン、8mの高さを誇るクライミングウォールや全長30mの北陸最大級のネットアクティビティを有した「Crazy BANeT(クレイジーバネット)」、eスポーツの興奮を体験できる「CAPCOM e-Sports club(カプコン イースポーツ クラブ)」など、子供から大人まで楽しめるコンテンツが用意されたアミューズメント施設だ。
カプコンのオリジナルVRを楽しめるエリア「VR-X」では「逆転裁判 VR20号事件」をはじめ、「BIOHAZARD VALIANT RAID(バイオハザード バリアントレイド)」、「ロックマンVR 狙われたバーチャルワールド!!」など計4種類の最新VRを体験できる。
カガク捜査で証拠を集め、無実の被告人を救え!
まずは改めて「逆転裁判 VR20号事件」の登場人物と共に、原作となる「逆転裁判」シリーズについても簡単に紹介していこう。本シリーズは、弁護士として無実の罪を着せられた依頼人を救う法廷バトルゲーム。事件の関係者や現場などを調べて証拠を探す「探偵パート」と、証言の“ムジュン”を見抜いて事件の真相を明らかにする「法廷パート」で構成されている。
「逆転裁判 VR20号事件」の状況は、被害者「音無陽和」を殺害した犯人として、被害者の妹「音無琴葉」の裁判が始まってしまったところ。このままでは、姉を殺していないと訴える音無琴葉の有罪が確定してしまう。そこでプレイヤーはカガク捜査研究所の「宝月 茜」の部下となり、無罪を勝ち取るための証拠を探すこととなる。ここでは、原作ゲームで「探偵パート」にあたる部分を体験できるというわけだ。
音無琴葉の弁護を担当しているのは、弁護士の「成歩堂龍一」。プレイヤーの上司にあたる宝月 茜とは、過去に彼女の姉「宝月 巴」を巡る事件で出会っていて、宝月 茜が今回の事件を強く追う理由の一つとなっている。彼らの出会いは多数のプラットフォームで展開している「逆転裁判123 成歩堂セレクション」で描かれているので、2人の関係が気になる人はこちらをプレイしてみてほしい。
ゲーム内では2丁の「カガク捜査ガン」を使い、怪しい場所に検出光線を当てていく。光線の当たる距離は思ったよりも短いので、当てたい場所には思い切って近づこう。証拠を発見したら、さらに光線を当ててスキャンすると証拠を獲得できる。スキャンには一定量の光線を当てる必要があり、途中で止めるとリセットされてしまう仕組みだ。2丁分を一気に当ててもいいし、エネルギーを回復しながら1丁ずつ交互に当ててもいい。
光線の発射にはエネルギーを消費し、使い切ると光線が出なくなってしまう。画面内にはエネルギー残量が常に表示されているので確認しつつ、カガク捜査ガンを振り下ろしてエネルギーを回復していこう。
このほか、カガク捜査ガンにはエモート機能が搭載されている。ボタンを押すと「異議あり!」「待った!」「くらえ!」をはじめ、宝月 茜の行動でお馴染み「かりんとう」も用意されている。捜査に直接関係はないが、色々と試してみるといいだろう。
調査をしていると、現場に「お邪魔ドローン」も登場する。このドローンが証拠に触れると抹消されてしまい、一定数抹消されると捜査がリセットされてしまう。ドローンは光線を当てると動きが止まるので、その間に急いで証拠を集めよう。証拠を集めると新たな被疑者が浮かび上がり、痛快な逆転劇を楽しめる。制限時間内に証拠を集め、紙吹雪が舞う中で無罪判決を勝ち取れるかはプレイヤー次第だ。
プレイ人数は1人または2人で、今回は2人でプレイしてみた。殺害現場となった部屋は探せる範囲もそこそこ広く、ぶつかることなく十分に余裕をもって歩くことができた。証拠がだいぶ小さいため序盤はかなり探し回ったものの、操作に慣れてくると分担もうまくいって「思ったより何とかなるじゃん!」と余裕の笑みを浮かべてしまったほど。しかし、ちょうど慣れたと思ったタイミングでドローンから立て続けに邪魔されてしまい、かなりギリギリでのクリアとなってしまった。
証拠を探している間も裁判は進んでいて、画面内にはこちらが証拠を集めるまで時間を稼いでくれている成歩堂龍一の姿も映る。今回のプレイでは証拠を探すのが手一杯で、そちらを確認する余裕が一切なかったのが悔しいところ。「異議あり!」「待った!」といったお馴染みの応酬も行われているので、シリーズファンならじっくり見ておきたい部分だ。
こうして捜査が終了すると、検事「御剣怜侍」によるプレイ評価が行われる。ランクはDからSSまであり、プレイ状況によって御剣怜侍のセリフも変わるそうだ。ボイスもすべて新規録り下ろしなので、何度も試して聞いてみたくなる。ちなみに筆者のランクは「B」で、可もなく不可もなくといったニュアンスだった。ランクが高ければ、逆に低ければどんなことを言ってくれるのか気になるところ。自分のプレイ状況をSNSなどで共有して、ファン同士で情報を交換してみるのもよさそうだ。
シリーズファンとしてはナルホドくんやアカネといったお馴染みのキャラクターがすぐ近くに現れたり、フルボイスの会話を楽しみながら実際に探偵パートをプレイしたりという贅沢な空間を味わえたのは非常に感慨深い。原作ゲームとは一味違う体験が待っているので、ぜひ店舗へ足を運んでみてほしい。
店舗概要
・施設名称:MIRAINO イオンモール白山店
・住所:〒924-8777 石川県白山市横江町土地区画整理事業施行地区内1街区
・営業時間:10:00~21:00
・電話番号:076-256-3192
・オープン日:2021年7月19日(月)
逆転裁判 VR20号事件
・ジャンル:VRカガク捜査アクション
・プレイ人数:1~2人
・プレイ料金:1人1200円
MIRAINO イオンモール白山店 公式サイト
https://www.capcom.co.jp/amusement/game/shop/hakusan/
※「MIRAINO イオンモール白山店」は、2021年7月19日(月)にグランドオープンとなる「イオンモール白山店」(石川県白山市横江町土地区画整理事業施行地区内1街区)の中にオープンする総合アミューズメント施設です。