コーエーテクモゲームスが2021年10月21日に発売を予定しているPS4/Nintendo Switch/Steam用ソフト「BLUE REFLECTION TIE/帝」(※Steam版は11月9日発売予定)のプレイレポートをお届けします。

目次
  1. 学校での生活はキャラクターが増えれば増えるほど楽しい!
  2. バトルに挑む上で「タレント」や「フラグメント」の活用は忘れずに!
  3. 徐々に明かされていく世界の謎、そして“ユーコ”ちゃんの正体も!
  4. 一連の流れが機能し合うことで生まれる、密度の濃い体験

「BLUE REFLECTION」プロジェクトの一つとして、TVアニメ「BLUE REFLECTION RAY/澪」に続いて登場する「BLUE REFLECTION TIE/帝」。8月にはゲーム冒頭のインプレッションをお届けしましたが、その後リリースされた体験版をプレイしてみて、その面白さの一端に触れたという方も多いのではないでしょうか。

今回は以前の記事よりも少し先、4章までのプレイレポートをお届けします。新たな仲間、広がる謎、そして……。そんなゲームとしての面白さが拡張していく部分の一端をぜひ感じてもらえれば幸いです。

なお、前回の記事で紹介した要素については、特に説明が必要にならない限りは割愛します。体験版を遊んでいないという人は、先に上記の記事をチェックした上で読み進めていただけるとスムーズかと思います。

学校での生活はキャラクターが増えれば増えるほど楽しい!

前回のプレイでは、春日詩帆(CV:陶山恵実里)が登場するところまでをプレイできましたが、その後、詩帆がココロトープを通じて記憶を取り戻す過程を経て、新たに前作「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」にも登場した白井日菜子(CV:高田憂希)がこの世界に姿を見せることに。

日菜子もやはり記憶を失っているようですが、学校での生活を通じて関わりを持っていくことで、日菜子のココロトープに行けるように。そして今度は日菜子が記憶を取り戻していく中で、大切な存在であるユズ、ライムのことを思い出し……という流れで、ココロトープと学校を行き来しながら物語は進行していきます。

その過程で、主人公の星崎愛央(CV:柳原かなこ)はほかのキャラクターたちと交流を重ねていくことになりますが、ゲームの冒頭から共に生活する靭こころ(CV:高柳知葉)、金城勇希(CV:芹澤優)、宮内伶那(CV:河瀬茉希)との関係性が深まっていくのはもちろん、途中から登場する詩帆や日菜子に対しても、持ち前の明るさで距離を縮めていきます。

工作や学校開発、モンスターの討伐など多岐にわたる「お願い」や、二人きりで学校内を探索する「デート」を通じて改めて感じたのが、表情の変化や身振り手振りなどの表現の広がりがもたらすコミュニケーションの楽しさです。やり取りの中で垣間見える新たな一面、仲良くなったからこそ見せてくれる心情など、ストーリーの本筋と並行しながら楽しめる要素となっています。

その一方で、愛央は自身が普通であることを気にするような様子を見せます。そこは唯一最初から記憶を持っている愛央ならではの背景がありそうですが、実はゲーム序盤では愛央自身の元の世界でのエピソードが語られることはそう多くはありません。愛央のバックボーンがメインのストーリーがより描かれていくのか、という点もぜひ注目していきたいところです。

バトルに挑む上で「タレント」や「フラグメント」の活用は忘れずに!

ココロトープの探索は素材を集めたり、モンスターと戦ったり、いろんなギミックがあったりと、多彩なシチュエーションが楽しめます。

日菜子も仲間になるとともにリフレクターの力に目覚めます。
ココロトープの探索もいろんなシチュエーションが楽しめます。

バトルについてもキャラクターごとにその戦闘スタイルは異なってきますので、ゲームが進むことで戦闘そのもののバリエーションが増えていきます。その一方で、本作ではいわゆる武器や防具などの要素が無い代わりに、キャラクターごとに用意された「タレント」を取得したり、キャラクターとデートをすることで獲得できる「フラグメント」をセットすることができます。

タレントは、お願いの達成やデートをすることで絆が深まると同時に獲得できる、タレントポイント(TP)を用いて取得します。ステータスの強化やバトル中のスキルの習得などのタレントが用意されていますが、恐らく最初のうちはTPが足らなくなると思うので、何を優先していくのかがプレイヤーごとの個性として反映されてきそうです。

スキル名にもキャラクターごとの特徴があって印象的です。

また、細かい部分になりますが、バトルに参加できない勇希にもタレントが用意されているのは嬉しいところ。内容もほかのキャラクターたちを強化したりするものが用意されていて、なんだか盛り上げ役の彼女らしいなと思いました。

そしてシリーズを通して登場する、少女たちの想いが結晶化したものであるフラグメントは、キャラクターにセットすることでさまざまな効果をもたらしてくれます。タレントと似た部分もありますが、フラグメントに関してはどのキャラクターでもセット可能ですので、どのフラグメントをどのキャラクターにセットさせるのかという点でも戦略性を生む要素となっています。

そのほかにも、サポートに設定したキャラクターのスキルや、工作で作成したアイテムも駆使していく必要がありますが、バトルそのものはリアルタイムベースのため、最終的にはいかにこれらの要素をバトルで活かすかということに尽きます。最初は慣れなくてもスキルやアイテムの使いどころが見えてきたり、インファイトバトルを活用できるようになるとバトルはさらに楽しくなってきますので、ぜひいろいろ試してみてください。

徐々に明かされていく世界の謎、そして“ユーコ”ちゃんの正体も!

メインストーリーに関しては章立てで進んでいきますが、章ごとにさまざまな謎が明かされていく構造になっています。こちらはネタバレを完全に避けて触れるのは難しいため、プレイ前に知りたくないという方は項目ごと飛ばしてもらえればと思います。

詩帆が記憶を取り戻す過程で、彼女たちのいた世界では正体不明の灰が降っていて、人間に“灰病”という治療法のない病をもたらしたことが明かされます。そうした情報を整理しながら、愛央たちはなぜ自分たちがここにいるのかを推察していきます。

そして、日菜子のココロトープを経て、時折愛央たちの前に姿を見せていた“ユーコ”ちゃんがユズであることが明らかになります。ユズは当初、なぜか愛央を敵対視していますが、日菜子との邂逅を経て行動を共にすることに。そしてユズの口からこの世界が何であるのかが語られることに……。そこには灰が降り注ぐ世界になってしまったことも関係しているようです。

さらに、伶那のココロトープを通じて、伶那と勇希が現実世界でも関係があったことや、伶那やこころたちがAASAという組織に所属していたことも語られます。

こういった情報を通して、「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」や「BLUE REFLECTION RAY/澪」に触れてきた人の中にはピンと来たり、逆に引っかかったりするのではないでしょうか。本作では俯瞰的に見ることでシリーズ間のつながりを感じる部分が随所に登場するので、世界の謎を先読みしながら物語を楽しむことができそうです。

その一方で、本作から「BLUE REFLECTION」の世界に触れるという人ももちろん大丈夫です。その象徴となる存在が愛央で、状況を踏まえた推理を披露するなど、彼女がフラットな目線で物語に介入するからこそ、プレイヤーも近い目線で物語を追うことができます。キャラクター同士の和気あいあいとしたやり取りからシリアスな展開までを楽しめる振れ幅の広さは、シリーズの魅力をしっかりと継承しているように感じました。

一連の流れが機能し合うことで生まれる、密度の濃い体験

こうして一通りの要素に触れてきて改めて思ったのが、ゲームの要素を断片的に説明することは本作においては面白さの本質を伝えることにつながらないのではないかということでした。

学校での日常生活でキャラクターとの絆を深めながらまた新たなココロトープへと挑み、そして世界の謎に迫っていく。この一連の流れが互いに機能し合っていることに、本作の面白さの本質があるのでないかと私は捉えています。それを実際に理解するのはゲームプレイの中でこそだと思いますので、ぜひプレイしてみてほしいです。

……そういう細かいことは差し置いて、女の子たちの交流を愛でるという動機でももちろん楽しめますよ。いろんな場面を切り取ってみても可愛いですし、フォトモードもはかどりますしね!

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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