エイシスは、同社が運営する二次元コンテンツのダウンロードサービス「DLsite」にて、TRPGライツ事務局により制定された「テーブルトークRPGに関する二次創作活動のガイドライン」および「スモールパブリッシャーリミテッドライセンス」をふまえた作品の取り扱いを12月1日より開始した。

目次
  1. 90%還元!「創作活動応援キャンペーン」開催中
  2. テーブルトークRPGとは
  3. テーブルトークRPGに欠かせない「創作」要素

「DLsite」が、TRPGライツ事務局(アークライト、KADOKAWA、グループSNE、新紀元社、ファーイースト・アミューズメント・リサーチ、冒険支援)の定める二次創作ガイドラインにおいて、業界初の電子出版物の指定販売サイトとなった。12月1日の同ガイドラインとSPLLの施行にあわせ、所定の手続きに沿って「DLsite」に登録されたテーブルトークRPG二次創作作品の売り上げの一部を、TRPGライツ事務局を通じて原作権利者に還元する取り組みとなっている。

なお、いち早くガイドラインに賛同したクリエイター陣の作品が、「DLsite」の新作ラインナップに連日並んでいるとのこと。

同サイトでは、「テーブルトークRPG」に関わるクリエイター、ユーザーもより便利に利用できるよう、さらなるサービスの改善に取り組むとともに、同分野の盛り上げにも寄与できるよう力を注いでいくとしている。

TRPGライツ事務局による「テーブルトークRPGに関する二次創作活動のガイドライン策定について」
http://www.arclight.co.jp/trpg-rights/

「DLsite」テーブルトークRPG関連作品
https://dlsite.jp/2ce461k

90%還元!「創作活動応援キャンペーン」開催中

「DLsite」では本年8月より2022年2月28日(月)までの期間中、指定の販売フロアにおいて新たに発売される「マンガ」「CG・イラスト」「ノベル」作品を対象に、作品の販売手数料を一律10%に変更し売上の90%をクリエイターさんにお支払いするキャンペーンを開催中です。

テーブルトークRPGの関連作品においても、シナリオやリプレイをノベルやマンガとして販売登録いただくことで、同キャンペーンの対象となります。

キャンペーンをご適応いただいた場合――
オリジナル作品:作品販売価格の90%をクリエイターさんにお支払いいたします。
ガイドラインにそった二次創作作品:販売価格の81%を作品登録者に、9%を原作権利者にお支払いいたします。

作品の販売を検討されている方は、ぜひキャンペーンの情報もご確認ください。

「DLsite」創作活動応援キャンペーン 特設ページ
https://www.dlsite.com/modpub/lp/home/indies/

テーブルトークRPGとは

テーブルトークRPGとは、テーブルを囲んで複数人で対話をしながら遊ぶアナログゲームジャンルの1つです。

コンピュータゲームのジャンルとしてお馴染みの「ロールプレイングゲーム」ですが、テーブルトークRPGではプレイヤーがそれぞれのキャラクターとしてセリフを話すなどのロールプレイしながら、ルールブックと紙とペン、ダイスなどを使って冒険を繰り広げます。

日本国内では、海外で生まれた有名作品の翻訳版や国内クリエイターが手掛ける作品のルールブック、シナリオなどが各出版社より発売されており、それらを購入して遊ぶ方法が一般に定着しています。

近年では、オンライン上で集まってテーブルトークRPGを遊んだり、遊ぶ様子をおさめた動画が人気を博すなど、オンラインを活用した楽しみ方も大きく広がりをみせています。

テーブルトークRPGに欠かせない「創作」要素

テーブルトークRPGには「自分で設定を考えたキャラクターで遊ぶ」「キャラクターとしてふるまう(ロールプレイをする)」「ゲーム内容に変化を生むことで遊びの幅や面白さが大きく広がる」などの特徴があり、プレイヤー各自が創作した要素が加わることで完成するゲームであるとも言えます。

それゆえに、プロ・アマを問わず多くのクリエイターを魅了し、また多くのプレイヤーが創作活動を行うきっかけにもなっています。

ゲームをさらに楽しむための「追加シナリオ」や「サプリメント(ゲームの世界観に追加する設定)」、プレイへの没入感や満足度を高める「BGM」や「キャラクターのイラスト」、あるいは遊んだ体験を小説やマンガに仕立てた「リプレイ」など……ゲームの世界観をベースにした二次創作の要素を持つコンテンツが日夜生み出されてきました。

それらの作品は新たなユーザーにテーブルトークRPGの魅力を伝えるきっかけとなったり、このゲームジャンルにより深く親しむための重要な要素の一つとなっています。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連ワード
  • 業界動向