バンダイナムコエンターテインメントは2022年3月6日、「テイルズ オブ リーディング ライブ -オンライン-『テイルズ オブ エターニア編』」を開催した。
目次
「テイルズ オブ」シリーズのタイトル単独イベントとして、「ASOBISTAGE(アソビステージ)」での配信限定で行われている「テイルズ オブ リーディング ライブ -オンライン-」。これまでの「テイルズ オブ デスティニー編」「テイルズ オブ ファンタジア編」に続く第3弾となる今回は、「テイルズ オブ エターニア」の出演声優陣によるオンライン朗読劇とトークを楽しめる内容となっていた。
出演者(※敬称略)
石田 彰(リッド・ハーシェル役)
皆口 裕子(ファラ・エルステッド役)
保志 総一朗(キール・ツァイベル役)
南 央美(メルディ役)※新規収録の音声出演
野田 順子(チャット役)
江原 正士(フォッグ役)
木村 良平(ナビゲーター)
これまでと同様、懐かしのタイトル画面からオープニングアニメとともに始まった今回のイベント。ナビゲーターである木村さんによる語りとともに、“永遠と絆の物語”である「テイルズ オブ エターニア」のオリジナルエピソードがキャストたちの朗読によって紡がれていった。
原作シナリオを務めた名取佐和子氏が脚本を担当したという今回のエピソードは、ゲームにおける最終決戦前のティンシアでの一幕を、チャットの回想形式で描くものに。それぞれが分かれて行動をする中で、リッド、ファラ、キール、メルディそれぞれの様子がおかしいことについて話すチャットとフォッグ。一方、メルディと買い出しに出たファラは、過去を明かしたことでリッドの重荷にはなりたくないとその気持ちを吐露する。
その後、キールがメルディと二人で向かおうとするも、そこにフォッグが加わったことで思わず残念な様子を見せたり、リッドとファラが少しぎこちないやり取りを繰り広げたりするなどもありつつ、待ち合わせ場所の港に集う一行。そこで、チャットの帽子が無くなってしまったことを知るも、探しに行くかどうかで意見が分かれる。
普段であればファラがすぐに行動するところだが、本人はリッドに行動を委ねる。それを受けたリッドはすぐさま手分けしてチャットの帽子を探すことを提案するとともに、幼馴染としてファラの悩みも吹き飛ばす。ファラの「イケる!イケる!」も飛び出す中で、行動に移すことになった。
街中でフォッグの奥さんで画家であるリシテアが登場するサプライズもありつつ、リッドとキールの幼馴染ならではのやり取りも繰り広げられる。また、フォッグが寿司屋で早食い勝負に挑んだり、メルディとチャットが聞き込みを行った結果、その帽子を珍品屋のロドニーという人物が持っているのではないかという情報を掴む。
その後、ロドニーのもとに向かうも絵に描いたような小悪人で、襲いかかってきた仲間たちを返り討ちにし、無事に帽子を取り返すことに成功。その後も悪態をつくロドニーに対して、チャットは自分を信じる心を持つことを諭す一幕もあった。
無事に問題が解決した後には、リッドとファラ、キールとメルディ、チャットとフォッグと三者三様のやり取りが繰り広げられていく。物語としての伏線も回収するその内容に、仲間たちの関係性の深さが色濃く感じられた。
そして最終決戦の模様が描かれるとともに、チャットの語りを経て物語はエンディングへと向かっていく。ゲーム本編とも繋がった、見事な朗読劇となっていた。
朗読劇が終わると、木村さんによる進行のもと、キャストトークが繰り広げられることに。残念ながら今回は収録済みの音声出演となった南さんからのボイスコメントも寄せられつつ、ゆったりとした空気感の中で、久々に集まって行われた朗読劇に対する感想などが語られていった。
今回のエピソードではいろんなキャラクター同士の組み合わせでの会話が印象的だったが、石田さんはリッドとキールのやり取りでは本編とはまた違った角度からの関係性が見えることに言及。また、収録当時は20年以上前ということもあり、お互いに懐かしむトークに花を咲かせていた。そのほか、新たな試みとして朗読劇につながるキャラクターごとのオーディオドラマも発売予定とのことなので、そちらも要注目だ。
その後はユーザーが選んだキャラクターごとの名シーンを、コメントとともにピックアップ。キャラクターのさまざまな側面が見えるシーンの数々を、ゲーム画面とともに振り返っていく。その中でも特に声が大きかった場面として、ファラ、キール、チャットの3人が登場する、インフェリアとセレスティアの文化の違いを感じ取れるスキットのシーンを生披露した。
続いて、「テイルズ オブ エターニア」にゆかりのある人たちへのアンケートに基づくクイズにチャレンジすることに。当時の制作エピソードや今回の脚本に関するコメントが寄せられた名取氏のアンケートからは、制作時にこだわったセリフがファラの「イケる!イケる!」だったこと、キャラクターデザインのいのまたむつみ氏はファラを素朴な感じの少女としてデザインしたことに触れつつ、途中で数ヶ月入院して、復帰するまで待ってもらったというエピソードなどが語られる。
さらに、楽曲を手がけた桜庭統氏はPSにハードが移っての苦労などを振り返りつつ、“文明の特徴”でインフェリアとセレスティアの音楽の違いを出したこと、原作・監督の豊田淳氏からは全員が完全ではなく未完成であるというテーマがあったというエピソードのほか、アイデアとしてあったものの実装されなかったミニゲームとして、バンエルディア号の甲板での魚釣りゲームが考案されていたことなどが紹介された。
最後の挨拶で石田さんが“20年越しの同窓会”と表現したように、和やかな空気の中で進行していった本イベント。石田さんのリクエストに応えるかたちで皆口さんの「大丈夫、イケる!イケる!」でトークを締めくくった。
最後は朗読劇とは一味違った、コミカルなスキットコーナーに。チャットの帽子を探すかたわら、一行は撫でたら願いが叶うというピンクのミアキスを呼び寄せることに。ここではキールがダジャレを披露したり、しりとりをしたり、恋の話を繰り広げたりとさまざまなアプローチのミアキスにアピールするも、なかなか上手くいかない様子。
その後、フォッグが自身のエピソードを披露するとついにミアキスに触ることに成功したが、実はこのミアキスはロドニーの仲間によって毛に色が付けられたことが判明する。ミアキスの毛の色を落としてあげた後には、リッドとファラのちょっとした一幕もあり、最後まで温かな空気感の中で物語が展開していた。
イベントはこれにて終了となったが、最後にはこれまでの各公演の模様を映像としてデジタル販売することが発表に。なお、本イベントの模様は2022年3月7日(月)18:00から3月13日(日)23:59までアーカイブ視聴が可能となっている。気になる人は公式サイトよりチェックしよう。
「テイルズ オブ リーディング ライブ オンライン」公式サイト
https://to-readinglive.tales-ch.jp/
描き下ろしイラストの壁紙をプレゼント
「TALES OF READING LIVE -ONLINE-」テイルズ オブ エターニア編の視聴チケットをご購入いただいた方全員に、イベントキービジュアルイラストといのまたむつみ先生の描き下ろしイラストをデジタル壁紙としてプレゼントいたします。アーカイブ期間中にチケットをご購入いただいた方も対象となります。
公式グッズ情報
イベント公式グッズも受注販売中となっております。
受注期間:2022年3月13日(日)まで
販売URL:https://shop.asobistore.jp/feature/talesreadingliveonline_toe
オーディオドラマの配信が決定
「テイルズ オブ リーディング ライブ -オンライン-」テイルズ オブ エターニア編のオリジナルオーディオドラマの配信日と配信先が決定いたしました。こちらのオーディオドラマは朗読劇本編のストーリーにつながる各キャラクターの心情を描いたプロローグとなっております。
オリジナルオーディオドラマ「波の上のプレリュード」。リッド編、ファラ編、キール編、メルディ編、チャット編、フォッグ編と全6編が3月7日(月)18時から、アソビストアミュージックにて配信開始いたします。
BGMサブスクリプション解禁
本イベントでも使用されていたゲームオリジナルBGMのサブスク解禁が決定いたしました。3月7日(月)0時より各音楽サブスクサービスにて順次配信スタートとなります。100曲を超えるエターニアのオリジナルBGMをお楽しみください。配信地域はアジア限定となりますので、アジア以外の地域につきましては、続報をお待ちくださいませ。
「テイルズ オブ リーディング ライブ」3部作の映像化決定
「テイルズ オブ リーディング ライブ」テイルズ オブ ファンタジア編、テイルズ オブ デスティニー編、テイルズ オブ エターニア編の映像化が決定いたしました。今夏、デジタル配信予定ですので続報をお待ちください。
※本映像はデジタル販売を予定しております。
※発売時期・販売方法につきましては後日発表予定です。