「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に登場するユニットのキャラクター、ひとりひとりの紹介記事を連載にてお届けします。第2回は異色アイドルユニット「MORE MORE JUMP!」の4人をご紹介!
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セガとColorful Paletteより配信中のiOS/Android用アプリゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下、「プロセカ」)。その1.5周年に合わせ、Gamerでは本作に登場するユニットのキャラクターたち、ひとりひとりの紹介記事を連載形式にて掲載します。第2回で紹介するのは「MORE MORE JUMP!」(読み方はモアモアジャンプ、略称は「モモジャン」)のメンバー、花里みのり、桐谷遥、桃井愛莉、日野森雫の4人。
なお、これまでのメインストーリー、イベントストーリーに関する多少のネタバレを含みますので、ご注意ください。
- 花里みのり:まだまだ未熟だけど応援したくなる!ポカポカ元気を届けるアイドル
- 桐谷遥:ストイックな元トップアイドル!大切な仲間と共に、より自分らしく輝く
- 桃井愛莉:面倒見の良いしっかり者。ファンとの交流で過去の活動も強みに
- 日野森雫:ホントはおっとり天然美少女。「完璧」を演じ続けた努力家
花里みのり:まだまだ未熟だけど応援したくなる!ポカポカ元気を届けるアイドル
花里みのりは宮益坂女子学園(宮女)に通う、高校1年生。ちょっとおっちょこちょいなところもあるものの、純粋でひたむきな頑張り屋です。「ASRUN」に所属していた頃の桐谷遥を目にしてから、遥のような「誰かに希望を届けられるアイドル」になることを夢見ています。しかし、受けたオーディションは50回連続で不合格。ショックを受けていたとき、憧れの遥がアイドルを辞め、自分と同じ宮女の普通科に編入してきたことを知るのでした。
遥がアイドルを辞めた理由を知ったみのりは、ステージのセカイで歌って踊るアイドルの初音ミクや鏡音リンと出会い、彼女たちからヒントを得て、先輩の桃井愛莉、日野森雫と協力して全力のステージで遥を勇気づけます。みのり、遥、愛莉、雫の4人は、ミクやリンと共に過ごす中で、“本当の想い”を見つけて、アイドルユニット・MORE MORE JUMP!を結成。全員で、一緒にアイドルとして輝いていける方法を、探すことになるのです。
モモジャン結成当初は、すでにアイドルとして人気と知名度があった遥たちの中に、ひとりだけ素人同然のみのりがいるのを快く思わないファンも多く、みのり自身もそのことを気にしていました。しかし、どんなときも一生懸命に頑張る姿がファンの心を動かし、少しずつみのりを応援するファンも増えていきます。みのりもファンとの交流の中で、自分もまた、アイドルとして誰かに希望を届けられていることに気づいていくのです。
応援したくなる一生懸命な姿に、気づけばファンだけじゃなく、同じモモジャンのメンバーすらも勇気づけられている――そんなみのりは、ダンスや歌はまだまだ未熟でも、実は誰よりも“アイドルらしいアイドル”と言えるかもしれません。
クラスメイトには「Vivid BAD SQUAD」(ビビバス)の小豆沢こはねと「Leo/need」(レオニ)の日野森志歩がいて、とくにこはねとは学校生活はもちろん、一緒に遊びに行くこともあるほどの仲良し。バーチャル・シンガーへの感謝祭イベントに、こはね、一歌、寧々と4人で出演して、それぞれ歌を披露したことも。このとき、ステージ前の練習中には、ユニットの垣根を越えて歌やダンスのアドバイスをもらうシーンも見られました。
モモジャン結成後も、遥への憧れとファン心は変わっていない様子。ときどき自分が憧れの遥と一緒にいる事実を意識してしまい、おかしな行動を取ってしまいます。一方の遥も、自分を立ち直らせてくれたみのりのことを心から尊敬しており、ふたりは互いを大切に想う関係と言えそうです。
これからも、もっともっと、もーっと! アイドルとして大きく成長していくであろう、みのりの物語に注目です。
桐谷遥:ストイックな元トップアイドル!大切な仲間と共に、より自分らしく輝く
桐谷遥は宮益坂女子学園に通う高校1年生で、元トップアイドル。かつて国民的人気アイドルグループ「ASRUN」に所属し、絶大な人気を誇っていました。しかし「ASRUN」の解散を機に芸能界を引退。とある事情から、もうアイドルはやらないと誓います。そんな矢先に出会ったのが、自分に憧れてアイドルを目指しているという花里みのりでした。
当初は自分に憧れるみのりの真っ直ぐさを目にするたび、「自分には憧れてもらうような資格はない」という悲痛な想いを抱いていた遥。しかし、みのり、桃井愛莉、日野森雫の3人が、ステージのセカイのバーチャル・シンガーたちの協力によって披露してくれたステージで、アイドルだったとき、自分もまたファンから希望をもらっていたこと、そんなファンだから自分も希望を届けたいと心から思っていたことを思い出します。遥は3人と一緒に、MORE MORE JUMP!として活動していくことを決意するのでした。
MORE MORE JUMP!のメンバーとなった日野森雫とは「ASRUN」時代に共演経験があり、桃井愛莉も同じアイドルとしてお互いを知る立場。愛莉と雫のほうが1年年上ですが、カリスマ的な存在感を持った「アイドルの中のアイドル」として、遥は一目置かれた存在でした。同じユニットとして活動することになってからは、信頼できる仲間として、助け合い、支え合っています。
ストイックで、毎日自主トレーニングをしないと落ち着かない性格。しかし、MORE MORE JUMP!で自分を思いやってくれる仲間と活動を続けているうちに、適度に肩の力を抜いたり、気分転換もできるように。いつもキリッとしている遥ですが、大好きなペンギンのグッズを見ているときだけは、無防備にデレデレ。そんな遥の姿は、みのりたちにとっても、ちょっとした癒やしになっているのかもしれません。
クラスメイトには「Leo/need」の星乃一歌と天馬咲希がいて、一緒にお昼を食べることがあったりと、仲良し。有名なアイドルだったからといって遥を特別扱いしない一歌と咲希は、一緒にいて居心地の良い相手のようです。宮益坂女子学園の体育祭では、実行委員に参加。同じ実行委員になった咲希や、「ワンダーランズ×ショウタイム」(ワンダショ)の鳳えむたちと協力してイベントを成功に導くなど、「ASRUN」時代はできなかった、普通の高校生らしい学生生活も満喫しています。
「Vivid BAD SQUAD」の白石杏とは小学校からの親友。ふたりとも負けず嫌いな性格ゆえ、昔から何をするにもよく競い合っていた様子。同時に、夢に向かって努力を続ける者同士、お互いの存在が励みになっているようです。
かつて自分がファンに向けて届けていたメッセージすらも、一度は信じることができなくなった遥。しかし、みのりが受け取ってくれた希望によって、もう一度アイドルになることができました。最近はアイドルとファンの関係に対する考え方も変わってきたりと、信頼できる仲間たちとのアイドル活動を通して、遥は着実に、変化し続けています。
桃井愛莉:面倒見の良いしっかり者。ファンとの交流で過去の活動も強みに
桃井愛莉は宮益坂女子学園に通う高校2年生で、MORE MORE JUMP!の一員。アイドルという仕事に人一倍の情熱と誇りを持った女の子です。そのしっかり者ぶりと面倒見の良さから、ほかのメンバーたちの世話を焼く場面もちらほら。猫は好きなのに猫アレルギーなのが、ちょっとした悩みです。
以前からアイドルとして活動。そのトーク力や思い切りの良さが注目され、バラエティ番組で人気になるものの、愛莉をバラエティアイドルとして売り出そうとする事務所の方針は、愛莉がなりたいアイドル像とは異なっていました。そうしたギャップに耐えかねて、一度アイドルを辞めた過去があります。
少し前までは、そんなバラエティアイドルだった頃の思い出を、あまり良いものとは思えていなかった愛莉。けれど、そこで演じていたキャラクター「ハッピーエブリデイ」に元気をもらったという子供たちとの交流の中で、そうした過去も自分の一部として受け入れられるように。
男の子とも喧嘩をするようなお転婆だった幼い頃、テレビで観たアイドルに憧れて、自分も誰かに元気を与えられる存在になりたいと夢見るようになったのが、アイドルを目指した原点。MORE MORE JUMP!の事務所探しが思うようにいかなかったときは、そうした初心を思い出したことで、自分たちが望む形でアイドル活動を行う切っ掛けに繋がりました。
MORE MORE JUMP!が動画の生配信を中心にアイドル活動をすることになってからも、そのトーク力は健在。みのりや雫の天然発言にツッコミを入れては、ファンを楽しませています。
雫は同じ事務所の研究生時代からの仲。天然の入った行動に世話を焼くことも多い一方、雫のひたむきに頑張る姿は、愛莉にとって理想のアイドルそのもの。一方の雫にとっても辛い時期を支えてくれた愛莉は理想と言えるアイドルで、ふたりは互いを尊敬し、リスペクトし合える関係と言えそうです。
「25時、ナイトコードで。」(ニーゴ)の東雲絵名とは中学時代からの友人。ふたりとも流行に敏感なこともあり、話題が合い、話が弾む模様。同じ「25時、ナイトコードで。」の暁山瑞希とも友達になったりと、交友関係は最近ますます広がっています。「Leo/need」の天馬咲希、「ワンダーランズ×ショウタイム」の鳳えむといった後輩たちと一緒にバレンタインデーのサプライズを企画したことも。お菓子作りに慣れていないふたりに的確なアドバイスを行うなど、面倒見の良さはユニットメンバー以外に対しても、存分に発揮しています。
支え合える仲間たちに、応援してくれるファン。それから、新しい出会い。いろいろな人たちと共に、さらなるアイドル道を突き進む愛莉の今後の活躍から、ますます目が離せません。
日野森雫:ホントはおっとり天然美少女。「完璧」を演じ続けた努力家
日野森雫は宮益坂女子学園に通う高校2年生。花里みのり、桐谷遥、桃井愛莉と共に、MORE MORE JUMP!として活動しています。
かつては「Cheerful*Days」というアイドルグループに所属していた雫。しかし、その美貌から、モデルの仕事などが増えた結果、グループ内で妬まれることも多くなり、そうした出来事が積み重なった末に脱退。アイドル引退も考えていた矢先、愛莉たちの真摯な言葉に励まされ、MORE MORE JUMP!として4人で活動することになったのでした。
「Cheerful*Days」時代は“ミステリアスな魅力”と、なんでも完璧にこなす姿に惹かれるファンが多かったものの、それは事務所の方針で与えられたキャラクター。本当の雫はおっとり屋で、天然さん。さらに、ひとりで出歩けば必ず迷子になるほどの方向おんちな上、精密機械に触れば高確率で故障させてしまうほどの機械おんち。
そんな本当の自分を隠して「完璧な雫様」を続けてこれたのは、ひとえに雫自身のたゆまぬ努力があったからこそなのですが、MORE MORE JUMP!では、ありのままの自分で活動していくことを決意。かつての雫に憧れていたファンの中には、イメージと違うと思った人もいたようですが、「いまの雫ちゃんのほうが好き」と言ってくれるファンも多く、「本当の雫」もまた、多くの人に受け入れられたようです。
愛莉とは、アイドル研究生時代からお互いをよく知る仲。雫が本当は完璧なんかじゃなく、人一倍の努力を重ねてきたことを知っている愛莉は、雫のいちばんの理解者と言えるでしょう。MORE MORE JUMP!で一緒に活動するようになってからは、雫の少しとぼけた発言に、愛莉が鋭くツッコミを入れるのが定番のやりとりに。かつて愛莉から貰った言葉は、雫にとって、いまでもとても大切なものになっています。
妹は「Leo/need」の日野森志歩で、雫は志歩を“しぃちゃん”と呼び溺愛。少々スキンシップ過剰気味で、鬱陶しがられているものの、本当は志歩にとっても大切な姉で、心から尊敬している模様。志歩からしてみれば「優しくしたら余計にくっついてくる」という理由もあって、姉にツンツンした態度を取っている部分もある気がするのですが……当の雫は気づいていなさそうです。
そのほかの交友関係としては、「25時、ナイトコードで。」の朝比奈まふゆが弓道部の部活仲間で、「Leo/need」の望月穂波は同じ美化委員会の後輩。穂波は志歩と同じバンドで活動していることもあり、美化委員会の集まりで穂波に会うとき、雫は志歩のバンドでの様子を教えてもらっているのだとか。
本当は不器用で、悩みを抱え込んでしまうことも多い雫。けれど、いまは一緒に悩みを分かち合い、共に答えを探してくれる仲間がいます。「本当の雫」だけが持つ魅力を大切にしてくれる仲間、そしてファンと共に、雫はこれからも自分らしいアイドルとして、活動を続けていくのでしょう。