2022年9月15日~9月18日にかけて開催中の東京ゲームショウ2022。ハピネットブースで出展されている、PS4/Nintendo Switch用ソフト「あくありうむ。」の試遊レポートをお届けする。
ホロライブの人気VTuber・湊あくあさんが主演とプロデュースを務める恋愛ノベルゲームということで話題を呼んでいる「あくありうむ。」。ビジネスデイにも関わらず試遊には行列が出来ており、その注目度を実感することができた。
とはいえ、筆者は最低限の知識はあるものの、そこまでホロライブに詳しくないので、ひとつのギャルゲーとして楽しむことに。湊あくあさんをはじめとしたVTuberの出演する作品であるが、オリジナルのギャルゲー作品のひとつとしてとしてまったく違和感無くのめり込むことができた。
むしろ、キャラクターたちの魅力はほかのギャルゲーにも勝るとも劣らない。筆者は本作をプレイして宝鐘マリンさんが好きになったので普段の動画も追ってみたくなった。
さて、本作は名門フランソワ家の跡継ぎであるプレイヤーと、新人メイドのあくあとの身分差違いの恋を描く作品。物語の序盤は主人公が見ている夢という形で、幼いころのふたりの思い出が描かれていく。幼いころのあくあも湊あくあさんが演じているので、このボイスはファン必見だろう。
その後、舞台は現代へと移り、主人公の屋敷へ。先輩メイドの宝鐘マリン、主人公の姉である白上フブキとの交流を楽しむことが出来た。
宝鐘マリンは表情と感情表現が豊かで見ていて面白い女の子。小悪魔的に主人公を誘惑してくることもあり、ドキッとさせられる。白上フブキはもともとオタクな女の子だが本作ではお嬢様キャラに。穏やかな性格をしているが、たまに怖い部分を覗かせたりするのがギャップがあって面白い。また激辛が好きという意外な一面も描かれる。
そしてメイドの人手が足りないということで雇われるのが湊あくあ。新人なので失敗してしまうこともあるが、主人公に尽くしていく健気で一途な女の子だ。彼女は幼いころの記憶があるようだが、主人公は覚えていない模様。今後、ふたりが過去と現在を絡ませながらどのように交流を重ねていくのか気になる作り。
また、湊あくあが登場してからは主人公の視点と湊あくあの視点のふたつの視点が切り替わるように。視点となるキャラクターの心情が分かるため、本作のような心の機微を描く作品とは相性がいいハズ。主人公や湊あくあの心情がどのように描かれていくのか楽しみだ。
全体的にプレイして感心したのはキャラクターの表情の豊かさとスチールの多さ。リッチな演出になっているので飽きずに楽しむことができる。
彼女たちのファンはもちろん、ギャルゲーとして気になっている人もぜひ手にとってみてほしい。本作の体験版はすでに配信中だが、TGSで試遊すると100mmサイズの特製BIG缶バッジをもらうことができる。この機会に足を運んでみてはいかがだろうか?
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※画面は開発中のものです。
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