セガとColorful Paletteは9月23日・24日の2日間、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のリアルステージイベント「プロジェクトセカイ 2nd Anniversary 感謝祭」を開催した。ここでは、24日昼公演の模様をお届けする。
目次
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(以下、プロセカ)」2周年を記念して行われた今回のイベント。2日間3公演にわたって、ゲーム内に登場する5ユニットのキャストが出演して、さまざまなコーナーを繰り広げた。
9月24日昼公演 出演者(※敬称略)
Leo/need
中島由貴(日野森 志歩 役)
MORE MORE JUMP!
小倉 唯(花里 みのり 役)
吉岡茉祐(桐谷 遥 役)
本泉莉奈(日野森 雫 役)
Vivid BAD SQUAD
秋奈(小豆沢 こはね 役)
鷲見友美ジェナ(白石 杏 役)
今井文也(東雲 彰人 役)
伊東健人(青柳 冬弥 役)
ワンダーランズ×ショウタイム
廣瀬大介(天馬 司 役)
木野日菜(鳳 えむ 役)
Machico(草薙 寧々 役)
土岐隼一(神代 類 役)
25時、ナイトコードで。
鈴木みのり(東雲 絵名 役)
佐藤日向(暁山 瑞希 役)
司と寧々によるテンション差が面白い前説を経て、冒頭はバーチャル・シンガーを含めた各ユニットのメンバーからお祝いメッセージが届けられる。そのまま当日の出演者が順番に登壇し、にぎやかな雰囲気の中で挨拶していった。
息の合った掛け合いが楽しめた朗読劇
最初のコーナーは、本イベントのために書き下ろされた限定シナリオを披露する朗読劇。24日昼公演で参加したのは、中島さん、本泉さん、秋奈さん、今井さん、木野さん、土岐さん、鈴木さん、佐藤さんだ。
今回の朗読劇は、日野森姉妹の仲睦まじい様子から始まる、それぞれが感謝を伝えるための寄せ書き色紙を買いに来るというエピソードに。(類役の土岐さんのアドリブによる)39万ピースのパズル型色紙、チャンピオンベルト型色紙など奇抜な色紙が登場しつつ、えむと類、絵名と瑞希、こはねと彰人という組み合わせで、それぞれの掛け合いを楽しめた。
そんな中、お店にあった虹色の色紙をそれぞれが選ぶ流れで全員が顔を合わせることに。彰人と絵名、類と瑞希、こはねとえむというそれぞれの関係性を反映したやり取りも楽しめつつ、この色紙は1枚しか在庫がないという事実が判明。一行がどうするか悩む中、雫からの提案により、じゃんけんで決めるという流れで終了となった。
一連の様子を巡音ルカ、MEIKOとともに眺めているというかたちでの朗読劇となっていたが、演じたキャストは普段とは違う掛け合いの楽しさに言及。今後もこうした朗読劇が楽しめることに期待したいところだ。
楽曲、イベントストーリー、そして2周年アニバーサリーソング「Journey」の話題もあった2周年トークショー
続いては、小倉さん、吉岡さん、本泉さん、秋奈さん、鷲見さん、今井さん、伊東さん、廣瀬さん、木野さん、Machicoさん、土岐さんによる2周年トークショーのコーナーに。これまでを振り返るかたちでさまざまなトークテーマに沿って進行していった。
最初の話題は印象的な楽曲について。話を振られた吉岡さんは、推しの名前を叫びたいという理由から「アイドル新鋭隊」をチョイス。初期から収録されている楽曲ということもあり、同ユニットの小倉さん、本泉さんも懐かしんでいる様子だった。
MORE MORE JUMP!の楽曲エピソードはそこからさらに広がり、廣瀬さんが猛烈にプッシュした「メルティランドナイトメア」、カバー曲である「ニア」「少女レイ」などにも触れる。また、小倉さんはレコーディング時に用意されている申し送り事項の細かさに助けられていることにも言及していた。
続くイベントストーリーの話題では、伊東さんが「Same Dreams,Same Colors」を思い入れのあるエピソードとして語る。比較的早い段階で父親との確執を乗り越えた冬弥が、これまでしてこなかった経験をしていくという内容で、クールに見えていた中での年相応の可愛い部分が見えるという新たな魅力の一面に触れていた。
ワンダーランズ×ショウタイムの面々は、収録にまつわるエピソードを披露。レコーディングを行うスタジオにあるという自由帳には、楽曲やイベントの感想、そして参加したアーティストからのコメントが寄せられているという交流の様子や、木野さんが「ミラクルペイント」でのスキャットに苦労したというエピソードなどが語られた。
ここで、先日発表されたばかりのDECO*27さんが書き下ろした2周年のアニバーサリーソング「Journey」について、3DMVをお披露目するとともに、歌唱した小倉さん、秋奈さん、廣瀬さんがコメント。DECO*27さんならではの曲調で歌うのが難しかったそうだが、歌詞の素晴らしさに言及するなど、その魅力を語っていた。
その後は2周年を迎えたことについて、本泉さんはMORE MORE JUMP!の成長に背中を押されていること、今井さんは収録を重ねてキャラ愛が強くなってきたこと、木野さんは昨日の生放送を受けてユーザーの声に沿った運営のスタイルに感動したことにそれぞれ言及。多様な魅力を持つ、「プロセカ」ならではの感想が届けられた。
3ユニットの魅力が届けられたミニライブでは、アンコールで驚きのサプライズも!
そしてイベントの最後を飾ったのが、MORE MORE JUMP!、Vivid BAD SQUAD、ワンダーランズ×ショウタイムの3ユニットによるミニライブ。“ミニ”と呼ぶにはボリュームたっぷりの内容で届けられた。
トップバッターを飾ったMORE MORE JUMP!は、トークショーでも話題に出ていた「アイドル新鋭隊」(作詞:作曲:Mitchie M)を披露。アイドルユニットらしいステージ映えする衣装で登場し、オリジナルの印象的な振り付けを一部反映したパフォーマンスで会場を盛り上げていく。
続く「アイノマテリアル」(作詞・作曲:Junky)では、緑色のペンライトが照らす中で丁寧に歌声を届けていく。歌い終わった後のトークでは、みのりと遥の関係性とは逆に、吉岡さんが憧れの存在である小倉さんと同じステージに立てたことへの喜びを表していた。
ストリートファッションで登場したVivid BAD SQUADの4人は、挨拶代わりとばかりに「RAD DOGS」(作詞:q*Left、作曲:八王子P)で圧巻のパフォーマンスを披露。今回初めて4人が揃う機会ではあったが、今井さんと伊東さん、秋奈さんと鷲見さんというそれぞれの組み合わせの魅力が表現されていた。
そして「Flyer!」(作詞・作曲:Chinozo)は、秋奈さんの伸びやかな歌声とともに、雰囲気を一転させる爽やかな楽曲に。バックに映し出された3DMVとはまた違う、ライブならではの観客との一体感を感じさせるステージとなった。
ワンダーランズ×ショウタイムは、男性側はラフな格好、女性側はドレス姿という、好対照な姿で登場。「potatoになっていく」(作詞・作曲:Neru)は、印象的な杖のアクションを再現するなど、ショーユニットらしい見せどころを楽しめた。
ハイテンポに畳み掛ける「トンデモワンダーズ」(作詞・作曲:sasakure.UK)では、大サビ前で3DMVと同じ振り付けも披露。こちらは当初組み込まれていなかったそうだが、ファンがより楽しめるものに、という出演者側の想いが反映されるかたちになり、見ているこちらも高揚感を味わえるものとなった。
各ユニットによる書き下ろし楽曲の披露が続いたあとは、メドレー形式でカバー曲を披露していくことに。MORE MORE JUMP!の「どりーみんチュチュ」(作詞・作曲:emon(Tes.))、Vivid BAD SQUADの「オルターエゴ」(作詞・作曲:Misumi)、ワンダーランズ×ショウタイムの「神のまにまに」(作詞・作曲:れるりり)とユニットそれぞれの魅力が反映されていた。
ここで一旦出演者は降壇するもの、アンコールに応えるかたちで姿を見せたのは初音ミク。自身も歌うという宣言から披露されたのは、小倉さんと秋奈さんを迎えての「ワーワーワールド」(作詞:Mitchie M、作曲:Giga & Mitchie M)。まさかの流れに会場からも驚きの様子が伝わってくるようだった。
さらに、初音ミクを含めたライブ出演キャスト全員での「Journey」(作詞・作曲:DECO*27)をお披露目。これまでのテーマソングやアニーバーサリーソングとはまた一味違う力強さのある楽曲を歌い上げ、最後はキャストそれぞれからのコメントが寄せられ、盛りだくさんのイベントは締めくくられた。