ブラック、ゲームの動画化に関する新特許を活用した新サービス「OOParts Lite」の情報を公開クラウドでも通常のゲームプレイと遜色ない体験を提供

0 2022年11月8日 11:47

担当：Gamer編集部

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ブラックは、クラウドゲーミングプラットフォーム「OOParts（カタカナ表記：オーパーツ）」について、新たな特許を活用した新サービス「OOParts Lite」の情報を公開した。

特許を活用した新サービス
特許の詳しい内容について

既存のクラウドゲーミングには、「オンライン環境でなければプレイできない」、「映像の遅延が発生することがある」、「App Storeの規約によりiOSアプリがリリースできない」といったデメリットがあった。

「OOParts」ではこれらの課題を、事前にゲームを動画化することで解決する新サービスの開発を行なっているという。

一般的なゲームでは、ゲームプレイの自由度が高すぎるため、ゲームプレイすべてを動画化することは不可能とされてきた。しかし、ビジュアルノベルなど物語を楽しむジャンルのゲームでは一定のルートが事前に決められているため、その全ルートを動画化することで、ゲームプレイすべてを動画化することを可能にするとのこと。

今回取得された特許は、ゲームを動画化する際に、ゲーム内のメモリデータを取得・解析し、表示されているテキストや再生されているBGMなどのデータをタイプスタンプと共にメタデータとして保存できるようにする技術となっている。

例として、ビジュアルノベルではクリック操作を行うと次のセンテンスにスキップされるが、この特許を用いることで動画化したゲームでも同じように次のセンテンスの再生位置まで動画がスキップされるような実装が可能となり、通常のゲームプレイと遜色ない体験を提供できるという。

また、クラウドゲーミングにゲームを対応させる際に発生するQA作業において、自動プレイを行いながらメモリ内のデータを取得しエラー状況などを監視することで大幅な作業コストの削減が可能になるとしている。

以下、発表情報をそのまま掲載しています

特許を活用した新サービス

今回取得した特許を活用して「OOParts Lite」と呼ばれる新サービスを開発しています。

「OOParts Lite」はiOS／Androidのアプリとして提供予定です。これまでの「OOParts」と異なり、「アカウント登録不要でプレイ開始」、「App Store／Google Playでの安心安全な課金が可能」、「ネットワークが安定しない環境でも快適にプレイ可能」などの特徴を備える予定です。

プレイUIには「字幕機能」を備え、スマートフォンの縦画面でも快適なサイズでテキストを読むことが可能です。この字幕はスクロール可能でバックログの機能も併せ持ち、テキストをタップすることでそのシーンに簡単にジャンプ出来ます。

併せて、字幕内のテキストを自動翻訳し日本語以外の言語でもプレイできる機能も提供予定です。

なお、サービス開始時期は未定です。