スクウェア・エニックスが、2023年2月16日に発売するPS4/Nintendo Switch用ソフト「シアトリズム ファイナルバーライン」の体験版レポート(PS4版)をお届けする。

目次
  1. 思い出と共に「FF」シリーズの楽曲を楽しめるリズムゲーム
  2. シリーズクエストで、楽曲と共にストーリーを追体験

本作は、35周年を迎えた「ファイナルファンタジー(以下FF)」のリズムゲーム「シアトリズム」シリーズの最新作だ。「FF」シリーズの楽曲はもちろん、DLCでスクウェア・エニックスの「NieR」シリーズや「サガ」シリーズ、「聖剣伝説」シリーズといった人気タイトルの楽曲も楽しめる。これまでニンテンドー3DS、アプリ、アーケードで展開してきたが、いよいよPS4/Nintendo Switchでも遊べるようになるというわけだ。

思い出と共に「FF」シリーズの楽曲を楽しめるリズムゲーム

まずは、本作の概要を紹介していこう。何といっても収録楽曲数がシリーズ最多の385曲で、ナンバリングに限らず「FINAL FANTASY 零式」「FINAL FANTASY USA MYSTIC QUEST」「FINAL FANTASY TACTICS」「DISSIDIA FINAL FANTASY」「MOBIUS FINAL FANTASY」「光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-」「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」などの楽曲も収録。さらには、吹奏楽コンサート「BRA★BRA FINAL FANTASY」のアレンジ曲も。

デジタルデラックスエディションではアレンジアルバム「SQ」シリーズや、2022年11月に発売したばかりの作曲家・植松伸夫氏が手がけた名曲アレンジ「Modulation - FINAL FANTASY Arrangement Album」も網羅。DLCでは前述のタイトルをはじめ「Xenogears」「LIVE A LIVE」「すばらしきこのせかい」「OCTOPATH TRAVELER」など計90曲の配信を予定している。総楽曲数は実に502曲にのぼり「あのタイトルの曲でリズムゲームを遊んでみたい!」といった願望が十二分に叶えられるラインアップとなっている。

ミュージックステージは、バトル曲に合わせて敵を倒す「バトルミュージックステージ(BMS)」、フィールド曲に合わせて先へと進む「フィールドミュージックステージ(FMS)」、体験版ではプレイできなかったが各作品の名場面が背景に流れる「イベントミュージックステージ(EMS)」の3種類がある。それぞれ操作はやや異なるが、基本的には赤色・黄色・緑色(色覚多様性に配慮された別パターンもあり)の丸い「トリガー」がレーンに流れてくるので、それらと白い丸の「ジャストサークル」が重なった瞬間にボタンを押すというシンプルなものだ。

バトルミュージックステージ(BMS)
フィールドミュージックステージ(FMS)
イベントミュージックステージ(EMS)

各楽曲には「基本」「熟練」「究極」と、一部楽曲にのみ最高難易度の「超絶」という最大で4つの難易度がある。すべての楽曲で操作方法を標準の「スタンダードスタイル」、2人でレーンを分けてプレイできる「ペアスタイル」、1つのボタンだけで遊べる「シンプルスタイル」から選ぶことができる。

スタンダードスタイル
ペアスタイル
シンプルスタイル

ゲーム内には総勢104人のFFシリーズキャラクターが登場し、最大4人のパーティを編成してステージに挑める。キャラクターはステージをクリアしていくとレベルアップし、敵を効率よく倒せるものから、入力ミスで減ったHPゲージを回復してくれるものまで多彩なアビリティを覚える。シリーズクエストで最後のステージをクリアすると敵キャラクターを入手できるシリーズもあるので、あえて敵だけでパーティを組むのも面白そうだ。

さらに特別な効果をもつ「召喚石」やアイテムがプレイヤーを強力にサポートし、リズムゲームがあまり得意ではなくともコツコツと遊んでいればステージを突破しやすくなる仕組みが数多く用意されていて、ボタンの入力がリアルタイムで表示される「ライブインフォ」といった配信向け機能も搭載。腕に覚えのあるプレイヤーはもちろん、リズムゲーム初心者でも自分にちょうどいいバランスで遊びやすいのが嬉しいポイントだ。

シリーズクエストで、楽曲と共にストーリーを追体験

まずは、全29のシリーズ作品を追体験しながら楽曲を解放していく「シリーズクエスト」に挑戦だ。最初に「FF2」「FF5」「FF7」「FF13」「FF14」「FF15」の6タイトルのうち1つを選び、ステージを進めていく。シリーズを解放した時点でその作品にまつわるキャラクターが仲間になるので、オリジナルのゲームを遊ぶようにパーティを編成してもいいし、好みのキャラクターや育ったキャラクターで攻略していくのもいいだろう。

ある程度まで進めると宝箱からシリーズキーが手に入り、別のタイトルを解放できるようになる。まずは1タイトルを突き詰めるのもいいし、まんべんなく遊ぶのもよさそうだ。各シリーズの全体像はあらかじめ「マップ」から確認できる。

各ステージには追体験の名の通り、ゲームで実際に聞くような流れで楽曲が登場する。例えば「FF7」は「オープニング~爆破ミッション」から始まり、「FF14」は開始都市をリムサ・ロミンサ、グリダニア、ウルダハから選ぶように各地のフィールド曲「西風に乗せて」「静穏の森」「灼熱の地へ」のうち1曲をクリアすると先に進められる。プレイ中はなかなかじっくり見ている暇はないが、各タイトルのシーンやエリアの風景もかなり緻密に再現されているのも特徴だ。

「FF13」ではライトニングが駆け抜けていくような緊迫した空気のバトル曲が続き、「FF15」では車で旅したようにいくつかのステージを経るとタイタン戦を思い起こさせる「APOCALYPSIS NOCTIS(Uncovered Trailer)」が現れる……といった具合だ。体験版ではシリーズクエストの一部しかプレイできなかったが、徐々に物語のクライマックスに向けて駆け抜けていくのだろうと思うとプレイの手が止まらなくなるのは想像に難くない。遊んだことのあるタイトルはもちろんだが、そうでなくとも物語の盛り上がりを音楽で体感できるはずだ。

リズムアクションには、ボタンを押す「タッチトリガー」、矢印の方向にスティックを倒す「スライドトリガー」、長さの分だけボタンを押し続けて離す「ホールドトリガー」、ボタンを押し続けて最後に矢印の方向へスティックを倒す「ホールドスライドトリガー」があり、これらをタイミングよく操作していく。ミスをすると画面右下のHPゲージが減っていき、ゼロになるとゲームオーバーなので注意したい。ちなみに押すボタンは○△□×ボタンのほか十字キーもL/Rボタンも対応しているので、利き手がどちらでも問題なく遊べるだろう。

難しく感じる場合は難易度を「基本」とする、アイテムをセットする、回復アビリティをもつキャラクターを編成する、ボタン操作の少ない「シンプルスタイル」にする、コンフィグを変更する……といった対策を取ってみよう。とくに「シンプルスタイル」では操作がぐっと楽になり、何曲か試したところ楽曲によっては「究極」もクリアできたので積極的に利用してほしい。

シリーズクエストのそれぞれのステージには指定の数だけ敵を倒す、HPを○%以上残すなどの条件が設定されていて、達成するとさまざまな報酬が手に入る。ただステージをクリアするだけでは達成しにくいものもあるので、キャラクターのレベルを上げてステータスを伸ばす、登場する敵の弱点をつくアビリティをセットする、トリガーをより正確に叩く、ステージの効果に対策を立てるなど色々と試してみるといい。今回遊んだ範囲では暗闇や石化のような状態異常も確認できたので、それらを回復できるアビリティをセットするのも考えておきたいポイントだ。

ステージをクリアすると「リズポ」というポイントが貯まり、音楽を司るクリスタルの輝きが増してさまざまなアイテムが手に入る。クリアした楽曲は「ミュージックセレクト」でいつでも遊べるようになり、ミュージックプレイヤーでも鑑賞できる(一部楽曲を除く)。「FF」シリーズファンは、リザルト画面に表示されるキャラクターの名台詞にもぜひ注目してほしい。

このほか収集要素として、キャラクターやモンスターなどが描かれた「コレカ」もある。コレクションアイテムとしてはもちろん、キャラクターのステータスがアップするなどコレクションボーナスもあるので集めて損はない。一方、画面に登場するのみでステータスなどへの影響はないが、好みで設定できるモーグリや飛空艇のデザインもかなり多彩なバリエーションがあるようだ。

FMSに登場する、ボタンを押しながらスティックを上下に動かすタイプのホールドトリガーには慣れるまでやや時間がかかったものの、プレイしていくうちに感覚を掴むことができた。そして軽快な操作に慣れるにつれ、かつてニンテンドー3DS用ソフト「シアトリズム ファイナルファンタジー」や「シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール」でゆうに3桁の時間を費やし、のめり込んだ思い出まで蘇ってきて「このままではやめ時が分からず延々と遊んでしまう!!」と危機感すら覚えたほど。体験版では「プロフィカ」や「マルチバトル」など触れられなかった要素もまだまだある中、製品版ではどこまで熱中してしまうのか……楽しみ半分、ある種の怖さ半分で発売を心待ちにしたい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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