KRAFTONは、ゲーム開発会社のNirvanaとグローバルパブリッシングパートナーシップを締結したことを明らかにした。
KRAFTONは、1月に社内コミュニケーションプログラム「Krafton Live Talk」の場で、パブリッシング力を強化するために外部開発会社への持分投資によるセカンドパーティー(Second Party)のパブリッシング機会を増やす方針を発表していたが、今回のパートナーシップ締結がその最初の事例となる。
今回のパートナーシップをきっかけに、KRAFTONはNirvananaが開発中のゲーム「ZETA(プロジェクト名)」に対し、コンソール、PC、クラウドなど世界中のゲーム流通プラットフォームでの発売および運営を担当することになる。またパブリッシングのほか、eスポーツ大会や2次著作物に関する事業分野での協力案も模索する計画となっている。
「ZETA」は、現在Nirvananaが開発中のキャラクターベースの3人称戦略PvPゲームで、2025年内にリリース予定。コントローラー(ジョイパッド)向け3人称視点でリアルタイムキャラクター戦略PvPの多彩な面白さを表現することに注力したタイトルとなっている。
KRAFTONは、Nirvananaとのグローバルパートナーシップ提携をきっかけに、今後もゲームラインナップを展開し、グローバル市場での成長に向けてパブリッシング力の強化に本格的に取り組むとしている。
Nirvananaは、グローバルサービスを進めてきた実績のある開発経験者が一丸となって2022年に設立されたゲーム開発会社で、PvPゲームの開発を手掛けている。現在、グローバル市場で競争力のあるAAA級ゲームを開発するため、開発、企画、アートなどさまざまな職種が募集されている。
KRAFTONの代表取締役キム・チャンハン氏は「KRAFTONはパブリッシング力の強化のため、Nirvanana社のような大きな潜在力を持つ開発スタジオを発掘している」と述べ、「Nirvanana社が『ZETA』の開発に集中できるよう、KRAFTONのグローバル経験を共有していきたい」と強調した。
また、Nirvananaの代表取締役キム・ナムソク氏は「NirvananaとKRAFTONは、全世界のユーザーに楽しさを伝えるゲーム開発に集中するという点で共通点がある」と述べ、「次世代のキャラクターベース3人称戦略PvPゲーム『ZETA』が成功を続けられる新しいIPになるよう開発に最善を尽くしていきたい」と語った。