3月31日から4月2日にかけて、東京ビッグサイトで開催された「EVO Japan 2023 presented by Rohto(以下、EVO Japan 2023)」。その最終日であるDay3の模様をお届けしていく。
4月2日のDay3では、「ストリートファイターV チャンピオンエディション」(以下、「スト5」)「鉄拳7」「GUILTY GEAR -STRIVE-」(以下、「GGST))の3タイトルで、Top8から決勝戦までが実施された。Day1、Day2と熾烈な予選を勝ちぬいた猛者たちの激闘をお届けしていく。
また、EVO Japan 2023では、格闘ゲームのパブリッシャー各社のブースも魅力の一つとなっており、本記事ではそちらも合わせて紹介していく。EVO Japan 2023全体をまるっと紹介していくので、振り返りなどに役立ててほしい。
各企業ブースの様子をお届け。ベッドマン?やキムの試遊から「鉄拳2」のミニ大会まで!
INZONEブース
ゲーミングギアのブランド、INZONEのブースでは、プロゲーマーに挑戦できるイベントや“格ゲー5神”にあげられるヌキさんとハイタニさんによるエキシビションマッチなど様々なイベントが実施された。
いずれもINZONEのゲーミングギアを使用できる機会となっており、快適な環境でのゲーム体験ができる。
Day3では、鉄拳の名物プロデューサー原田勝弘氏が、優勝者にインタビューを行うコーナーが開催されていた。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントブース
ソニー・インタラクティブエンタテインメントブースのブースでは、PS5のトーナメント機能を使用した「GGST」の試遊やPlayStationPlus プレミアムの「鉄拳2」などの試遊会が開催された。
筆者が訪れた際には「鉄拳2」のミニ大会が開催されており、数年ぶりに“鉄拳史上最強のキャラクター”との声もあるブルース・アーヴィンの雄姿を見ることができた。
アークシステムワークスブース
アークシステムワークスブースでは、4月6日に配信予定の新キャラクター「ベッドマン?」の試遊ができた。
前シリーズ「GUILTY GEAR Xrd」に登場したベッドマンの技を引き継ぎつつ、“デジャブ”システムに代わり“誤作動”システムが実装。必殺技を出した後に時間経過かコマンド入力で必殺技が出る。連携に組み込むことでさまざまな攻め方ができそうだ。
カプコンブース
カプコンブースでは、いよいよ発売が間近に迫った「ストリートファイター6」の試遊が展開。
今回の試遊ではベータテストなどで使用できた8キャラクターを使用して対戦などができる。ベータテストはGamerでも取材を行っているので、プレイフィールなどはそちらをチェックだ。
SNKブース
SNKのブースではDay1、Day2で「餓狼伝説SPECIAL」初の公式大会や、「THE KING OF FIHGTERS 15」メインデザイナーのナカタトモヒロ氏によるサイン会などが行われていた。Day3では実装予定となっているテコンドーの達人キム・カッファンの試遊が行われていた。
また、1周年を記念したイラストコンテストの受賞作品や、自由にコメントを書き込めるエリアが展開していた。
このほかにも三和電子やGRAPHTなど様々な企業がブースを出展していた。会場ではアーケードコント―ローラーやグッズの購入ができるので、こういったイベントに行ったことがないという人は、ぜひ来年のEVO Japanなどにぜひ、足を運んでみてほしい。
GGST、鉄拳7、スト5のグランドファイナルの模様をお届け。
ルーザーズから御坊選手が6-0を決めた「GGST」決勝トーナメント
「GGST」部門のグランドファイナルはジオヴァ―ナ使いのLox選手と、ルーザーズを怒涛の勢いで勝ち上がった御坊選手。
御坊選手はルーザーズサイドでTY選手、ちゅらら選手、Daru_I-No選手と熾烈な“覇者ラッシュ”を潜り抜け、Lox選手に敗れルーザーズに来たumaaman選手を倒すという修羅の道をかいくぐってきた。
結果は、御坊選手がリセットも含めて6-0での勝利と、ルーザーズからの勢いそのままに勝利。ド派手な入場シーンや観客に向けたパフォーマンスが印象的な御坊選手だが、優勝した瞬間にはかみしめるような、自分の勝利が信じられないといった表情を見せていた。
御坊選手優勝後インタビュー
――壇上などで、常に笑顔でプレイされていましたが、どういったお気持ちでプレイしていましたか?
自分もプレイしているとつらいこともありますが、大会に来て、皆に応援してもらう以上は笑顔で、楽しい気持ちでプレイしないと来てくれたお客さんに失礼かなと思って、いつも笑顔でプレイするようにしています。
――優勝した時のお気持ちをお聞かせください。
直近の大会ではあまり優勝できておらず、このままではいけないと、今月は切りかえてプレイしてきたので、今日その成果を出せたことがうれしくて涙が出そうになりました。
――最後にファンの方に一言お願いします。
今回、いろいろな人のおかげで勝てたと思っています。自分は応援してくれる人がいるほど気持ちが乗るので、勝利は大会で自分を支えてくれた人たちみんなのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
Arslan Ash選手が栄光を再び!鉄拳7決勝トーナメント
鉄拳7部門では、じーけん選手のジョシーやSAINT選手のジャック7、渡辺選手のエリザといった普段のプロシーンではあまり見かけないキャラクター達がTop8入りを果たしていた。さらに、Rangchu選手の相棒・パンダも飛び出し、会場を大いに沸かせていた。
グランドファイナルの舞台に上がったのは、鉄拳界にパキスタン旋風を巻き起こしたArslan Ash選手と、韓国の強豪ギース使いMeo-IL選手。
ギースは「THE KING OF FIHGTERS」からのゲストキャラクターで、システムが若干異なる関係上、特殊な対策が必要になるが、Ash選手はザフィーナの機動力を生かしながら見事にギースに対処。EVO Japan 2019の再現がごとく、栄光をその手につかんだ。
表彰式後に、「鉄拳8」にリロイと風間飛鳥の参戦が発表。仁、準、飛鳥と風間家勢ぞろいの「鉄拳8」に注目だ。
Arslan Ash選手試合後インタビュー
――EVO JapanはAsh選手の知名度を大きく上げた大会だと思いますが、何か思い入れなどはありますか?
この大会は僕を有名にしてくれたイベントなので、優勝することができて嬉しい。2年連続で、しかも「鉄拳7」最後の今年優勝できたことが本当に嬉しいです。
――Rangchu選手のパンダが出てきたときはどういった心情でしたか?
パンダと対戦する機会は少ないので苦戦しました。しかし、パンダを倒せなければ優勝することはできないと思っていたので、しっかり倒して優勝することができて嬉しいです。
――「鉄拳8」への期待は?
風間準が好きなのでとても楽しみです。ただ、さっき発表があった飛鳥は苦手なので勘弁してほしいですけど(笑)。「鉄拳8」もプレイしていく予定なのでとても楽しみにしています。
――世界の鉄拳プロプレイヤーを目指す人たちへメッセージをお願いします。
まずは希望をもってプレイしてほしいです。あと、今大切なのは良いキャラクターでプレイすることだと思います。僕も希望を常に持ちながらプレイしてきたので、一緒にプレイできる日を楽しみにしています。
Oil King選手がネモ選手を倒し優勝!「スト5」決勝トーナメント
「スト5」部門では、ネモ選手を筆頭に5人の日本人選手が登壇。Mono選手のF.A.N.Gやネモ選手のギルなど、「鉄拳7」部門同様にレアなキャラクターの活躍が目立った印象。
決勝戦開始前には、ストリートファイターリーグへ新たに“CYCLOPS athlete gaming -CAG-”の参戦が発表。さらに、ステージ間での選手の交代ルールなど、「ストリートファイター6」での開催が予定されている本リーグの新情報が発表された。
グランドファイナルのカードは、ネモ選手VS台湾のレッドブル所属のラシード使い・Oil King選手。
Oil King選手はラシード使いとして有名だが、今回はサブキャラクターであるセスをチョイス。ネモ選手は、初めにギルを使用。その後2-0の状況でファルケをピック。リーチ差を活かした戦いに持ち込みたかったが、Oil King選手がジャンプ攻撃と空中で機動変化できる“アナイアレイトソード”を巧みに使い分けてリセットをかける。
リセット前もそうだが、セスのVトリガー2“丹田マニューバ”を巧みに操作したセットプレイでネモ選手に勝利を収めた。奥様と抱きしめあいながら勝利を喜ぶ姿は非常に印象的で、会場を感動で包んだ。
Oil King選手試合後インタビュー
――今回はPS4の環境でしたが、何か専用の練習などはされましたか?
もちろんです。PS4でのプレイを2週間ほどプレイしていました。PCとPS4ではプレイの内容も変わってくるので、それ用の練習をしてまいりました。
――日本ではセスの評価は低いですが、セスへの評価は?
セスだけだと厳しいですね。ラシードと使い分けが重要だと思っています。
――「ストリートファイター6」で使ってみたいキャラクターは?
ラシードがDLCキャラクターとしてきたらぜひ使いたいですね。それまではマノンを使いたいです。コマンド投げを主体に戦うようなキャラクターは使ったことがないので、挑戦してみたいです。
以上がEVO Japan 2023 Day3の模様だ。久々のオフライン開催ということで、多くの格闘ゲームファンが一堂に会し、こうして同じ“好きなこと”で盛り上がれる空間というのはやはり特別で、独特な居心地の良さがあった。今後もぜひ、末永くこのEVOを筆頭にオフライン大会が続いてくれることを祈るばかりである。
EVO Japan 2023公式サイト
https://www.evojapan.gg/
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