作品の垣根を越えたコラボ！RASやニジガクなど9つのグループが繋いだ「BUSHIROAD ROCK FESTIVAL 2023」をレポートラストの「R・I・O・T」は全グループが集結した圧巻のパフォーマンス

本ライブは、当初2021年2月に予定していた「BUSHIROAD ROCK FESTIVAL 2021」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、約2年の延期を経て今回開催された。

出演アーティストは、バンドリ！からRAISE A SUILEN、Morfonica、D4DJよりPeaky P-key、燐舞曲、Lyrical Lily、from ARGONAVISからGYROAXIA、Fantôme Iris、ラブライブ！シリーズより虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、Liella!となっている。

オープニングアクトとして登場したのはLyrical Lily。TVアニメ「D4DJ All Mix」のオープニングテーマ「Maihime」、会場の熱を一気に上げるかっこいい曲「創傷イノセンス」、かわいさ満点の「太陽のflare sherbet」をノンストップで披露。最後は、3・3・1・1・3・7拍子でおなじみの「人間合格!!!!」。会場と一体になって「リリリリ」コールを富士山まで響かせた。

次に登場したのはFantôme Iris。「銀の百合」、「ザクロ」、「Into the Flame」とクールな曲を立て続けに披露していく。MCパートでは、当日の暑さもあり、水分補給を兼ねて観客との乾杯を行った。

さらに、メンバー紹介をした後、カバー曲の「STAND PROUD」、FELIX役のランズベリー・アーサーさんの歌声が印象的な「Janus」、疾走感のある「ピエロ」を披露。全6曲を歌い上げ、観客から大拍手を送られながらFantôme Irisは会場をあとにした。

続くアーティストはMorfonica。彼女たちのデビュー曲「Daylight -デイライト- 」、新曲「カラフルリバティー」を披露。どちらもサビ部分のコールで会場が一つになって盛り上がった。

MCではMorfonicaのメンバーがお嬢様学校・月ノ森女子学園の生徒であることから、「ごきげんよう」のあいさつで観客と交流を深めつつ、ライブで初披露となる「ALIVE」、続けて「flame of hope」を披露。クールで攻めたセトリに会場は声援で盛り上げていく。最後の曲は「誓いのWingbeat」。八潮瑠唯役のAyasaさんのバイオリンから始まる彼女たちらしい音色で会場を盛り上げた。

Morfonicaの面々が会場をあとにすると、モニターには次のアーティストが。そこには、「Morfonica」と「Liella!」の姿が映し出されていた。なんと、2つのグループによるコラボ「WE WILL!!」が披露されたのだ。

この曲は、「ラブライブ！スーパースター!!」TVアニメ2期のオープニング主題歌だが、今回のコラボにあわせてギターやバイオリンなどアレンジが加わった楽曲になっていた。

続いて登場したのはPeaky P-key。山手響子役の愛美さんが会場を煽ると観客は声援で応える。「Let's do the ‘Big-Bang!'」、「Let us sing “Peaky!!”」、「CYBER CYBER」、「Gonna be right」、「響奏メリーゴーランド」、「OVERWHELM!」、「電乱★カウントダウン」と圧巻の6曲ノンストップでパフォーマンス。「電乱★カウントダウン」では、おなじみのカウントダウンコールから始まり、「ピキピーキー」の振り付けで終わる、会場が一体となってPeaky P-keyのステージは終了した。

しかし、ステージをあとにするのは笹子・ジェニファー・由香役の小泉萌香さんと清水絵空役の倉知玲鳳さんのみ。サプライズとして披露されたのは「繚乱！ビクトリーロード」。曲が流れ出すとステージ脇から虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 中須かすみ役の相良茉優さん、優木せつ菜役の林鼓子さん、天王寺璃奈役の田中ちえ美さんが登場。手に持ったブレードを回しながら会場を盛り上げる。さらに、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の3人が歌い終わった後、犬寄しのぶ役の高木美佑さんや愛美さんもオリジナルの歌詞で歌うというサプライズが飛び出す。

さらに、これだけにとどまらず、曲の後半に入ると青柳椿役の加藤里保菜さん、桜田美夢役の反田葉月さん、チュチュ役の紡木吏佐さん、倉田ましろ役の進藤あまねさんが登場。愛美さんたち同様、オリジナルの歌詞で歌い上げ、「繚乱！ビクトリーロード」ならぬ、「繚乱！ブシロック！」が会場のボルテージをまた一つ上げた。

続くアーティストは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。全員で歌唱する「TOKIMEKI Runners」、優木せつ菜のソロ曲「CHASE!」、天王寺璃奈のソロ曲「ドキピポ☆エモーション」、全員歌唱の楽曲「Just Believe!!!」、中須かすみのソロ曲「ダイアモンド」を続けて披露。特に「ダイアモンド」では、「L！O！V！E！かすみん！」のコールで会場を盛り上げた。

ここでMCを挟み、「ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」TVアニメ2期のオープニング主題歌「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」とTVアニメ1期のエンディング主題歌「NEO SKY, NEO MAP!」を披露した。エンディング映像でもメンバーが傘を持っているのだが、会場でも傘を持ったかわいらしいパフォーマンスでステージを締めくくった。

続いて登場したのは燐舞曲。「ARCANA」、「KiLLiNG ME」とクールな楽曲を続けて披露。会場の熱が温まったところで披露するのは「カレンデュラ」。ラスサビ前の月見山渚役の大塚紗英さんによる蹴り上げる大胆なパフォーマンスに会場は大興奮。会場のボルテージが最高潮になり、「名前のない怪物」、「unravel」、「BLACK LOTUS」とここまでノンストップ。最後は、新曲「-World Etude-」を披露。最初から最後まで燐舞曲らしいステージを届けてくれた。

次のアーティストはLiella!。スクールアイドルらしいかわいいダンスが特徴的な「ビタミンSUMMER！」から始まった。MCでは、観客とのコミュニケーションを取った後、次の曲へとフォーメーションチェンジ。初披露のアプリ「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!」テーマソングである「MIRACLE NEW STORY」を歌った。

MCで一息いれた後は、今までの曲とは一風変わったクールな2曲「揺らぐわ」、「Day1」を披露。キレのあるダンスやかっこいい歌声で会場は大盛り上がり。MCをいったん挟み、コール＆レスポンスにより、会場の熱を再確認。次の曲は、かっこよさあふれる「Second Sparkle」、疾走感のある「TO BE CONTINUED」を披露。元気と笑顔が印象的なステージだった。

フェスもいよいよ終盤。ここで登場したGYROAXIAがまず披露したのはメジャーデビューミニアルバムにも収録されている「NEW ERA」と「Freestyle」。会場の熱を徐々に温めていく。続いての曲は「GETTING HIGH」。コールやクラップを促し、会場と演者が一体となって盛り上げる。

さらに、ステージはノンストップで進んで行き「DANCING PARANOIA」を披露。MCで一休み挟み、GYROAXIAからの宣戦布告「MANIFESTO」が演奏された。徐々に陽が落ち、ペンライトや会場のライトがステージを彩り始め、会場の一体感はより増してくる。ステージ最後の曲は「IGNITION」。GYROAXIAのメンバーは、会場の熱をさらに温め、観客の心に火を灯してステージを去っていく。

この日のトリを務めるのはRAISE A SUILEN。「EXPOSE ‘Burn out!!!'」のイントロと共にメンバーがステージに登場。歌い上げると各メンバー紹介＆ソロ演奏に突入。会場のボルテージをさらに上げていく。そして、ソロ演奏から「UNSTOPPABLE」へ。紡木吏佐さんの煽りに会場は声援で応える。

次の曲「灼熱 Bonfire!」のイントロが流れると、サビ部分の振り付けの練習をすることに。サビの一体感は凄まじいものだった。続いての曲は「Repaint」。ラスサビ前の転調を迎えると会場はさらなる盛り上がりを見せる。「HELL! or HELL?」のイントロが流れ出し、会場からは歓声の雄たけびが。RASの全力に応えるかのように観客の声援も大きくなっていき、今日一番の盛り上がりを見せた。

最後の曲は全出演者が登場し「R・I・O・T」を披露。全員が登場したステージは圧巻の一言。パフォーマンスもさることながら、ランズベリー・アーサーさんと加藤里保菜さんのハモリや虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会・中須かすみ役の相良茉優さんがかっこいい曲を歌っているギャップ萌えなどここでしか見れないものが詰まっていた。

知らないグループの魅力や作品を超えたコラボなど普段では見られないようなものがたくさん楽しめたライブとなった。

(C)BanG Dream! Project (C)Craft Egg Inc. (C)ARGONAVIS project. (C)2022 プロジェクトラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 (C)2022 プロジェクトラブライブ！スーパースター!! (C)BUSHI
Photo福岡諒祠（GEKKO）、池上夢貢（GEKKO）

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