バンダイナムコエンターテインメントは2023年7月29日・30日、「アイドルマスター ミリオンライブ!」(以下、「ミリオンライブ!」)の10thライブツアー2ヶ所目となる「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!」を、ポートメッセなごや 新第1展示館にて開催。ここでは、7月29日のDAY1の模様をお伝えする。
ツアーの幕開けとなった「Act-1 H@PPY 4 YOU!」は1stライブから4thライブを振り返る内容だったが、今回の「Act-2 5 TO SP@RKLE!!」は、5thライブ「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 5thLIVE BRAND NEW PERFORM@NCE!!!」から今年1月に開催された「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 9thLIVE ChoruSp@rkle!!」までを振り返ると銘打っていた。蓋を開けてみれば、久しぶりのソロ曲からリミックスでのユニット曲メドレー、さらには新曲「グッドサイン」の初披露もあるなど、ただの振り返りにとどまらないステージで、プロデューサー(「アイドルマスター」ファンの呼称)と一緒に盛り上がった。
なお、本公演の配信チケットは2023年8月7日12:00まで販売しており、DAY1/DAY2とも2023年7月31日18:00~8月7日23:59(予定)の期間にアーカイブ視聴することが可能となっている。
アーカイブ配信情報ページ
https://idolmaster-official.jp/live_event/million10th/stream/act2.php
DAY1出演者(敬称略)
山崎はるか(春日未来役)
阿部里果(真壁瑞希役)
雨宮 天(北沢志保役)
小笠原早紀(野々原 茜役)
角元明日香(島原エレナ役)
木戸衣吹(矢吹可奈役)
駒形友梨(高山紗代子役)
末柄里恵(豊川風花役)
田村奈央(木下ひなた役)
野村香菜子(二階堂千鶴役)
浜崎奈々(福田のり子役)
平山笑美(北上麗花役)
藤井ゆきよ(所 恵美役)
南 早紀(白石 紬役)
渡部恵子(周防桃子役)
前回のAct-1は4thライブまで、言い換えれば「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」(以下、「ミリシタ」)リリース前までを振り返っていただけに、開演前の注意事項アナウンスは765プロで事務などをしている音無小鳥さんが務めていた。それが今回は、「ミリシタ」に登場する765プロライブ劇場の事務員・青羽美咲さんが務めたことで、「ミリシタ」からメンバーが増えたミリオンスターズもそうだが、こちらも役者の揃った感が満載だ。

そして、ステージに登場したミリオンスターズの15人がオープニングナンバーとして披露したのは、「ミリシタ」のテーマソング「Brand New Theater!」。Act-2は5thライブ以降、すなわち「ミリシタ」リリースからを振り返る公演であり、まさに新たな時代を切り拓いた楽曲だ。会場にはプロデューサーたちの大きな歓声が響き、それを受けて嬉しさいっぱいの表情を浮かべたメンバーのきらめきが広がっていった。
彼女たちが着ている衣装は、5thライブから9thライブの衣装を組み合わせたもの。例えば、6thライブツアー追加公演で登場した衣装「ルミエール・パピヨン」の特徴的な肩の飾りもしっかりとあり、どの部分がどの衣装なのか配信などでぜひ確認してもらいたい。

曲後にはメンバーから挨拶。名古屋は周年ライブ初出演の地で思い出深い人、逆に名古屋でのライブは初めての人など、やはり名古屋に関する話題が随所であがる。その一方で、3rdライブツアー名古屋公演から今なおいじられ続けている「ウナギ」が食べられなかったエピソードから、今回はついに食べられたという報告など、食べ物に関する話で盛り上がるのも彼女たちらしいところ。

そんな和やかなトークもありつつ、ライブ本編がスタート。今回、本編は4つのブロックに分かれており、1ブロック~3ブロックはCDシリーズ「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE」や「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE2」を中心としたソロ曲と、オリジナルメンバーによるユニット曲で構成。最終ブロックは新たなアレンジ、オリジナルではない新鮮な組み合わせ、リミックスによるユニット曲メドレーと、ガラリと色を変えた構成となっていた。
1ブロック目のトップバッターは山崎さん。歌うは「未来系ドリーマー」だ。「Brand New Theater!」から「未来系ドリーマー」の流れは5thライブDAY1と全く同じであり、感慨深かったプロデューサーもいたことだろう。テンションのあがるイントロが流れ、山崎さんは元気で疾走感たっぷりに駆け出していく。間奏でウェーブをする場面や、曲のラストにみんなで合唱するなど、どんどん巻き込んでいくところにも山崎さんの魅力が溢れていた。

「未来!最高だったよ!」とバトンを受けた藤井さんは、「Hearty!!」を披露。軽快なクラップに合わせて素敵な歌声を響かせる。さらに完成度を増したパフォーマンスは、ダンサーとのポーズもバッチリだ。

これらの楽曲と同様に、今回のソロ曲は5thライブで披露して以来のものが数多くあり、角元さんの「シャクネツのパレード」もそのひとつ。サンバの情熱をみせたステージでは、元気な声をもっと聞かせて欲しいと角元さんがリクエストすると、プロデューサーたちのコールが一段とパワーアップしていた。

そして、木戸さんは「グローインミュージック!」を歌い上げる。この曲は9thライブでも披露しているが、歌声の伸びはさらに素晴らしくなっていて、真っ直ぐ前を見て歌う姿はとても楽しそう。Dメロからラスサビにかけてより声に力をこめる木戸さんは、最後の満面の笑みも印象的だった。

会場に鳴り響く「のーりーこ!」コールからの「WE ARE ONE!!」は、熱さ全開の1曲。気合全開の浜崎さんは曲中でプロデューサーたちを煽り、この夏一番のコールを求める。そのボルテージたっぷりのコールを正面から受け止めたかと思えば、お返しとばかりに熱い一撃を決める浜崎さん。角元さんもそうだったが、声出しがOKになったことで、プロデューサーたちの声が大きな力になっているようだった。

このブロックラストは、小笠原さんと平山さんのユニット「TRICK&TREAT」による「Black★Party」。「ミリシタ」リリース後は、「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION」シリーズや「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER WAVE」シリーズのユニット曲も人気が高く、「Black★Party」は独特な雰囲気たっぷりの1曲だ。しかも、2人はユニット衣装を着ての披露であり、センターにはあかねちゃん人形も登場。一気に自分たちの世界を創出すると、恐ろしくも不思議なパーティーへとみんなを誘っていた。

各ブロックの間はMCパートとして、5thライブから9thライブを振り返りつつ今回披露した楽曲について語っていく。ここでは、山崎さん、藤井さん、駒形さん、木戸さん、浜崎さんが、ユニットの色をそのまま出したライブが楽しかったことや、楽曲初披露の思い出、さらには冒頭の挨拶でも話題にあがったウナギのことも触れ、トークでも楽しませてくれた。

2つ目のブロックは、しっとり聴かせる楽曲ゾーン。いずれもダンサーをつけずに、本人たちだけでパフォーマンスしていく。まずは、野村さんが優しくエレガントに「ムーンゴールド」を披露。Act-1と同様に、ステージ上手と下手にある円形の小ステージの幕があがって登場すると、気持ちをこめた歌声でみんなを魅了していく。光の中で階段を歩く姿も優雅で目を奪われるシーンだった。

すると今度は、冒頭の「は~っ」と息を吐くところも印象的な「スノウレター」を、田村さんが温かく歌い上げる。手で丸を作ったり、頬に指をあてたりする仕草、ぎゅっと笑う表情も可愛く、広がる歌声はとても伸びやか。りんごの色と同じ赤いペンライトに染まった会場で、曲の後半には心情を表すように声の強さも増していた。

末柄さんの「祈りの羽根」は、まさに羽根で撫でるように優しく癒してくれる時間。会場の壁や天井には羽根が浮かび、降り注ぐ光も温かい。Dメロでのスポットライトから光が拡散していく演出は気持ちがパッと広がるようで、響かせた歌声が頑張るみんなを包み込んでいた。

続いて、優しいメロディが流れ、平山さんが「ふたり繋ぐ星座」でゆったりと美しい声を響かせる。抑揚をつけ高らかに歌い上げるその声は、星空に広がっていく奥行きも感じさせ、聴いていてうっとりしてしまう。

さらに、「TRICK&TREAT」と同様にユニット衣装で登場した「EScape」の3人(雨宮さん、阿部さん、南さん)が「Melty Fantasia」を披露。個々の歌声は力強さも表現力も以前披露した時よりはるかに増しており、南さんのファルセットで響かせる高音も本当に美しい。アンドロイドのような動きや、ラストで動きが止まるところも印象的で、このブロックを締めくくる素敵なパフォーマンスを見せてくれた。ライブ後半のMCで明かしていたが、ステージには3人で掛け声をしてからあがったのだとか。

しっとりブロック後のMCでは、角元さん、田村さん、野村さん、末柄さん、平山さんが過去のライブの思い出や今回のステージを振り返る。末柄さんは先ほど披露した「祈りの羽根」に「ミリシタ」での振り付けを少し取り入れたと語っていたが、全体的に「ミリシタ」の後はダンスの難易度があがっているらしく、そういう話からも改めてみんなのすごさがわかる。

次のブロックでは雰囲気が変わり、各アイドルの個性をいかんなく発揮したステージに。まずは小笠原さんが、個性の権化ともいえる野々原茜の魅力たっぷりに「AIKANE?」を披露。曲調のダイナミックな変化も楽しく、「うざかわいいー!」などのコールも全開だ。曲中の「あいうえお作文」はスペシャルバージョンとなっており、楽しさと可愛さに溢れた時間となった。

続いて、渡部さんの「リーチ・アップ・ステップ!」へ。桃子らしいちょっと背伸びした感もありつつ、笑顔を浮かべた表情からは気持ちが伝わってくるよう。嬉しそうに手を振る姿もみせて、彼女の思いと魅力でみんなを引き込んでいた。

独特の世界観をみせてくれたのは、阿部さんの「ゆえに…なんです」。ふんわりしたちょっとアンニュイ感もある楽曲の雰囲気に、芯のある力強い歌声がマッチする。最新のソロ曲ゆえに、アイドルとしての成長、阿部さん自身のレベルアップがあればこその楽曲だと感じさせてくれた。

そして、南さんは階段に腰掛け、周年ライブとしては初披露となる「さかしまの言葉」を温かく歌い上げる。突き抜けるような南さんの魅力はもちろんのこと、それだけでない伸びやかさ、情感のこもった歌声も心に響く。そうかと思えば、むき出しの心そのままの鋭さは強烈で、伴奏を最小限にして歌うところやフッと浮かべた微笑みも感動的だった。

曲調が一変し、まさに空を届くほどのパワフルなステージを見せたのは駒形さんの「REACH THE SKY」だ。シャクリを入れた熱い歌声で魂をぶつけていくと、プロデューサーたちも大興奮。その歓声を受けた駒形さんは嬉しそうな表情を浮かべ、さらに声を突き上げていた。

ソロ曲のトリを飾ったのは雨宮さん。ダンサー6人を従えた「CAT CROSSING」で圧巻のパフォーマンスを披露。歌声でも表情でもみんなを飲み込んでいく強さを見せていたが、本人がMCで語ったのは、志保の「余裕のなさ」を常に意識していること。キッと前を向く表情も圧倒的な歌声も、決して余裕があるわけではなく必死な姿を体現しているのだろう。だからこそ、目も耳も離せないステージとなった。

雨宮さん、小笠原さん、阿部さん、渡部さん、南さんによるMCでは、お互いの楽曲を褒め合うシーンがあり、楽しいトークや懐かしいエピソードだけではない、本当に素敵な仲間だと思わせてくれる一場面だった。そして、ライブは最終ブロックへ。

ここまでに全員がソロ曲を歌い終えており、次は何がくるのか期待が膨らんだ最終ブロックは、構成をガラリと代えてユニット曲をメドレーで畳み掛けていく。まずは、「Angelic Parade♪」(角元さん、小笠原さん、田村さん、末柄さん、平山さん)、「Princess Be Ambitious!!」(山崎さん、駒形さん、木戸さん、浜崎さん)、「FairyTaleじゃいられない」(藤井さん、雨宮さん、野村さん、阿部さん、渡部さん、南さん)と、各タイプのテーマソングを歌い上げるメンバーたち。



さらに、「Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~」を前後にはさみ、「ChoruChup@rkleメドレー」としてチュッパチュパなアレンジを施したユニット曲を次々と披露していった。ライブ前半のユニット曲がオリジナルメンバーだったのに対して、ここでのユニット曲の大きな特徴はいずれも「オリジナルメンバーがいないこと」だ。
「Episode. Tiara」を藤井さん、小笠原さん、駒形さん、田村さんがちょっぴり穏やかな雰囲気も添えて歌えば、色っぽくしなやかな動きも見せた野村さん、末柄さん、阿部さん、南さんは「Cherry Colored Love」を披露。「ReTale」を歌う角元さん、浜崎さん、平山さんはオリジナルメンバーとはまた違った色合いの歌唱力で新たな魅力を引き出し、インパクトのある楽曲「ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム」を歌唱した山崎さん、雨宮さん、木戸さん、渡部さんはとても楽しそうだった。
メドレーラストに再び「Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~」。声出しOKが待ち望まれた楽曲のひとつであろうことは、プロデューサーたちの声を聴けば明らか。みんなが全力で声を出して、アイドルたちを輝かせていた。






そして、本編の締めくくりとして、7thライブでのステージも思い出深い「Glow map」を出演者全員で披露。山崎さんの「行ってきます!」の掛け声は、10周年から11年目、それ以降のミリオンスターズの歩みに向けた言葉でもあるようで、素敵な瞬間だった。


アンコールでは、衣装「リ・プロローグ・X」に着替えたメンバーが再登場すると、「ミリオンライブ!」10周年記念楽曲「Crossing! (Long Intro Ver.)」、さらに驚きだったのが「ミリシタ」6周年記念楽曲「グッドサイン」を初披露したことだ。ゲーム内のイベントで何度も聴いたこの楽曲を、生で早く聴きたいと願うプロデューサーは多かったと思うが、ライブのテーマがテーマだけに驚きと嬉しさと興奮が大爆発する。大歓声に包まれた会場で歌い踊るメンバーは、「6」を模したサムズアップの振り付けも可愛く、みんないい笑顔を浮かべていた。



歌い終えたメンバーひとりずつから挨拶があり、この日の感想や、ご飯を4杯食べたという報告まで思い思いに語る。最後に挨拶した南さんは、初めてみんなと合流したときの記憶が蘇ったそうで、当時はこんなに仲良くなれることが想像できなかったと率直な胸の内を明かす。少し言葉を選ぶ彼女だったが、周りのメンバーから背中を押されて「本当に仲間です!」と言い切った姿、そして、そんなの当たり前だとの気持ちが浮かんだみんなの表情はとても印象的だった。

仲間であり、仲良しのミリオンスターズによるラストナンバーは、もちろん「Thank You!」だ。スクリーンにこの日のダイジェスト映像が流れる中、いつものようにステージで自由に動き回るメンバー。先ほどの挨拶からの流れもあって、山崎さんが真っ先に南さんに向かって走っていき、頭を撫でる素振りを見せていたのは微笑ましい光景だった。
南さんとDAY2に登場する香里有佐さん(桜守歌織役)は、確かに「ミリシタ」から加入した2人だ。しかし、今は「あれ? 最初からいなかったっけ?」とみんなが思うほど当たり前になっていて、メンバーの絆が「ミリオンライブ!」の大きな魅力のひとつであると感じさせてくれたステージで、DAY1は終幕。思いはDAY2へと引き継がれた。


「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!」DAY1セットリスト
1. Brand New Theater!/ミリオンスターズ
2. 未来系ドリーマー/山崎はるか
3. Hearty!!/藤井ゆきよ
4. シャクネツのパレード/角元明日香
5. グローインミュージック!/木戸衣吹
6. WE ARE ONE!!/浜崎奈々
7. Black★Party/小笠原早紀、平山笑美
8. ムーンゴールド/野村香菜子
9. スノウレター/田村奈央
10. 祈りの羽根/末柄里恵
11. ふたり繋ぐ星座/平山笑美
12. Melty Fantasia/雨宮天、阿部里果、南 早紀
13. AIKANE?/小笠原早紀
14. リーチ・アップ・ステップ!/渡部恵子
15. ゆえに…なんです/阿部里果
16. さかしまの言葉/南 早紀
17. REACH THE SKY/駒形友梨
18. CAT CROSSING/雨宮 天
19. Angelic Parade♪/角元明日香、小笠原早紀、田村奈央、末柄里恵、平山笑美
20. Princess Be Ambitious!!/山崎はるか、駒形友梨、木戸衣吹、浜崎奈々
21. FairyTaleじゃいられない/藤井ゆきよ、雨宮 天、野村香菜子、阿部里果、渡部恵子、南 早紀
22. Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~/ミリオンスターズ
23. Episode. Tiara/藤井ゆきよ、小笠原早紀、駒形友梨、田村奈央
24. Cherry Colored Love/野村香菜子、末柄里恵、阿部里果、南 早紀
25. ReTale/角元明日香、浜崎奈々、平山笑美
26. ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム/山崎はるか、雨宮 天、木戸衣吹、渡部恵子
27. Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~/ミリオンスターズ
28. Glow map/ミリオンスターズ
<ENCORE>
29. Crossing!(Long Intro Ver.)/ミリオンスターズ
30. グッドサイン/ミリオンスターズ
31. Thank You!/ミリオンスターズ
THE IDOLM@STERTM& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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