セガとColorful Paletteは、2023年9月16日・17日の2日間、TOKYO DOME CITY HALLにて、「プロジェクトセカイ 3rd Anniversary 感謝祭」を開催した。ここでは、16日昼公演の模様をお届けする。
2023年9月30日で3周年を迎えるiOS/Android用リズム&アドベンチャーゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」。それを記念して行われたリアルステージイベントでは、「プロジェクトセカイ」出演キャストによる朗読劇やミニライブなどの内容で盛り上がった。
出演者(敬称略)
MORE MORE JUMP!
小倉 唯(花里 みのり役)
降幡 愛(桃井 愛莉役)
本泉 莉奈(日野森 雫役)
Vivid BAD SQUAD
秋奈(小豆沢 こはね役)
鷲見 友美ジェナ(白石 杏役)
今井 文也(東雲 彰人役)
ワンダーランズ×ショウタイム
廣瀬 大介(天馬 司役)
25時、ナイトコードで。
田辺 留依(朝比奈 まふゆ役)
鈴木 みのり(東雲 絵名役)
佐藤 日向(暁山 瑞希役)
オープニング映像、そして出演キャストによる挨拶から会場のボルテージが高まっていった今回のイベント。昨年とは異なり、会場での声出しが解禁されたイベントということもあり、会場のファンもこの時を待ちかねたといった様子だ。
昨年のイベントをはじめとした、ここ1年のさまざまな出来事を振り返ったり、今回のイベントの見どころを語ったオープニングトーク、そして「感謝祭盛り上がっていくぞー!」の掛け声を経て、最初に行われたのは生朗読劇のパートだ。
今回の朗読劇は、MORE MORE JUMP!、ワンダーランズ×ショウタイム、25時、ナイトコードで。の出演キャストが登場。ランニング中の司が、MORE MORE JUMP!(みのり、愛莉、雫)の面々と出会ったところから始まる。そこに、25時、ナイトコードで。のまふゆ、絵名、瑞希もやってくる。ウォーキングにやってきたという3人だが、元々は奏の発案だったものの、奏自身は事前の準備を頑張りすぎたせいで、急遽参加できなくなったよう。
各々の知り合いが頑張る姿を心配する雫、絵名、瑞希の話を聞いた司が、ここで息抜きとエールを贈りあう場を兼ねたパーティーの実施を提案する。突拍子もないアイデアを発表する司やみのり、瑞希だったが、それを諫める愛莉によって、現実的なラインでの実施を目指す一同。ちょいちょい挟まるまふゆの一言も会場の笑いを誘った。
その後、彼らを見守るミクとMEIKOもパーティーの実施を検討するところで本公演での朗読劇は終了に。今回行われる4公演の朗読劇はリンクしているということで、その後の展開が気になる人はアーカイブ配信でチェックだ。
続く3周年トークショーのパートでは、Vivid BAD SQUAD、ワンダーランズ×ショウタイム、25時、ナイトコードで。の3ユニットの出演者が登場。冒頭でLeo/needから野口瑠璃子さん(星乃 一歌役)と礒部花凜さん(天馬 咲希役)からのビデオメッセージが寄せられ、バンドとしてのエピソードを中心にこれまでの歩みを語っていた。
RAD WEEKENDを目指し続けるVivid BAD SQUADのメンバーは、こはねが大河さんに向けて強く宣言をする場面や、この一年の中で楽曲でもさまざまな感情を見せるようになった点を振り返っていく。また、25時、ナイトコードで。に関しても4人それぞれが抱えているものが解消されるかというところで起こるさまざまな出来事を思い返しつつ、4人ならではの関係性から生まれる絆が語られていく。さらに、25時、ナイトコードで。の世界でいよいよ登場を果たしたKAITOについても、その驚きを語っていた。
ここからは「プロセカ感謝祭質問箱」と題して、ユーザーから寄せられたさまざまな質問に回答していくことに。秋奈さんに向けて新たにものまねできるキャラがいるか、という質問に対して、なんと今井さんがこはねのものまねを披露するという展開になったり、鷲見さんがノリと勢いでいくところが杏と似ていると話したり、今井さんが彰人とは違ってサッカーが得意でないことが明かされたり、まふゆの演じ分けについて、変に意識するわけでなく、電話に出る時みたいに特定のシチュエーションに応じたものであると話したり、佐藤さんが舞台に寄せた台本の読み込みをして演技をしていることに触れたり、鈴木さんが絵を描くことが得意で声優になる前は漫画家を夢見ていたこと、廣瀬さんがアドリブが来た時に緊張するかという問いに何も考えずに対応していることが語られたりと、ここだけのエピソードの数々が届けられた。
ここで「プロセカ」の最新情報として、3rdアニバーサリーソングがじんさん書き下ろしによる楽曲「NEO」に決定したことが発表。9月30日の3周年に併せてゲーム内に収録されるとのことだ。
本人からのコメントが寄せられたり、じんさん自身の紹介も行われたほか、セカイver.の一部もお披露目に。歌唱を担当した秋奈さんと廣瀬さんからは、レコーディングのエピソードが語られた。
また、周年情報を届ける「ワンダショちゃんねる」の最終回が、ワンダーランズ×ショウタイムのキャスト勢ぞろいで、9月27日19時30分より届けられることが発表された。
そのほか、本イベントでは公演ごとにさまざまな情報が公開となった。詳しくは以下の記事で確認してほしい。
そしてイベントの終盤はミニライブのコーナーに。MCの廣瀬さん、鈴木さんが場を温めると、最初に登場したのは衣装に身を包んだMORE MORE JUMP!の3人。まずは初音ミクを加えた4人で、「モア!ジャンプ!モア!」を披露。遥のスペースをしっかりと空けてのフォーメーションダンスとともに、ミニライブのスタートを飾るにふさわしい元気いっぱいのステージとなった。さらに、巡音ルカとともに届けた「Color of Drops」は、楽曲の雰囲気そのままに優しさのある歌唱が印象的だった。
続いては、こちらもユニットをイメージした衣装で登場したVivid BAD SQUADの3人が、鏡音レンとともに「Beat Eater」を歌い上げる。4人の歌い分けが一曲の中で存分に楽しめる楽曲となっていた。そして、鏡音リンに入れ替わって披露された「下剋上」は、トークパートでも少し触れていたサビ部分での感情をむき出しにした歌詞が印象的。途中で差し込まれたラップもカッコいいものに仕上がっていた。
披露した楽曲や衣装に関するトークやミクによるファンサービスを経て、ミニライブもいよいよ後半戦に。MORE MORE JUMP!はキャッチーなメロディーが印象的な「Booo!」、サイバーな雰囲気のMVをバックに歌い上げた「気まぐれメルシィ」を届ける。さらに、Vivid BAD SQUADは疾走感のあるメロディーと歌唱、そしてMVの組み合わせによる「チルドレンレコード」、そして独特なテンポ感に乗せて力強い歌唱を届けた「脳内革命ガール」の2曲を披露した。
そして、アンコールの声に応えるかたちで姿を見せたのは初音ミク。2ndアニバーサリーソングである「Journey」を披露すると、ここでほかのライブ出演者も姿を見せ、なんと先ほど発表になったばかりの3rdアニバーサリーソング「NEO」をフルコーラスで披露。最後まで大盛りあがりの中、イベントは終了となった。
なお、両日別会場のベルサール飯田橋ファーストでは物販&展示エリアが展開されており、こちらにも多くの人が詰めかけていた。
セットリスト
01. モア!ジャンプ!モア!(作詞:作曲:ナユタン星人)/小倉唯・降幡愛・本泉莉奈・初音ミク
02. Color of Drops(作詞・作曲:40mP)/小倉唯・降幡愛・本泉莉奈・巡音ルカ
03. Beat Eater(作詞・作曲:ポリスピカデリー)/秋奈・鷲見友美ジェナ・今井文也・鏡音レン
04. 下剋上(作詞・作曲:Misumi)/秋奈・鷲見友美ジェナ・今井文也・鏡音リン
05. Booo!(作詞・作曲:TOKOTOKO(西沢さんP))/小倉唯・降幡愛・本泉莉奈
06. 気まぐれメルシィ(作詞:八王子P/q*Left、作曲:八王子P)/小倉唯・降幡愛・本泉莉奈
07. チルドレンレコード(作詞・作曲:じん)/秋奈・鷲見友美ジェナ・今井文也
08. 脳内革命ガール(作詞・作曲:MARETU)/秋奈・鷲見友美ジェナ・今井文也
アンコール
09. Journey(作詞・作曲:DECO*27)/初音ミク
10. NEO(作詞・作曲:じん)/小倉唯・降幡愛・本泉莉奈・秋奈・鷲見友美ジェナ・今井文也・初音ミク
イベント特設サイト
https://pjsekai.sega.jp/3rdanniversarythanksfestival/index.html