千葉・幕張メッセにて9月21日~24日にかけて開催の「東京ゲームショウ2023」。レベルファイブブースに出展された「イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード」の試遊レポートをお届けする。
今回の試遊では、クロニクルモードの1試合をプレイできた。プレイヤーが、円堂守や松風天馬、稲森明日人が所属するチームを操作し、吹雪士郎や灰崎凌兵、三国太一が所属するチームと対戦した。まさに、ドリームチーム同士の対決だった。
キャラクターの移動は左スティックで行い、攻撃や守備をするときによって操作方法が変わる従来のサッカーゲームのような操作感だった。パスやダッシュはもちろん、「イナズマイレブン」シリーズの特徴でもある必殺技も繰り出すことができた。
しかし、過去作の「イナズマイレブン」シリーズのように必殺技をバンバン出せるわけではなく、テンションゲージを溜める必要があった。テンションゲージとは時間経過で溜まっていくゲージで、新要素の「フォーカス」で相手選手に勝つことでより多く溜まるようになっている。
「フォーカス」は、ボールを持った味方選手と相手チームの選手が近づくと発生する、今までの「イナズマイレブン」シリーズのような1対1のシステムだ。ゆっくりと時間が進んで行き、この制限時間内に攻撃側の場合はドリブルで突破するか味方にパスを出すか、必殺技を使うかを選ぶ。防御側も同様の時間内で相手選手に抜かれないように動く。この「フォーカス」というシステムが必殺技を使うカギとなってくる。
このシステムによって、テンションゲージの溜まり具合が変化する。つまりは、必殺技が発動できるか決まってくるので、相手の守備をいかに突破するのか、相手の攻撃をどう止めるのかという駆け引きが非常に熱かった。
さらに、新要素「ゾーン」も忘れてはならない。「ゾーン」はゴール前で発動できるシステムで、攻撃側と防御側で操作がかなり異なる。
攻撃側では、「フォーカス」と同様、制限時間内にシュートを打つか、味方にパスを出すか、必殺技を使うかを選択する。シュートを打つ場合はゴールのどこに打つかをカーソルで決め、キーパーが取りにくいコースを選択することで得点できる確率が高くなる。また、カーソルをゴールではなく、味方の方に動かすことでセンタリングをあげることも可能だ。そして、得点するカギになるのがキーパーゲージだ。
キーパーゲージはHPのようなもので、どんなに強力なキーパーでもシュートを止め続けるとゲージが減っていき、いずれ得点できるようになる。能力に差があっても、諦めずにシュートを打ち続ければ決まるというのは非常に魅力的だと感じた。
防御側では、左スティックでディフェンダー、右スティックでキーパーを同時に操作する。この操作がかなり複雑で、片方の操作に時間をかけてしまい、もう片方の操作が間に合わなくなってゴールを決められるなんてことも起きてしまった。
そこで筆者は、ディフェンダーの操作は最低限にし、キーパーの操作に集中することでゴールを守れるようになった。今回はこういった方法で守ることが多かったが、ディフェンダーを操作して壁をつくることで守れることもあるため、ディフェンスの奥深さを痛感した。
1試合があっという間に感じるほど熱中してしまった。新要素も多いが、今までの「イナズマイレブン」シリーズらしさも詰まった作品となっていた。試遊版ではクロニクルモードをプレイしたが、ほかにもストーリーモードやオンライン対戦のモードも用意されている。
本作が気になっている方は、9月23日・24日の一般公開日に来場し、その手で是非プレイしてみてほしい。
(C)LEVEL-5 Inc.
※画面は開発中のものです。
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