千葉・幕張メッセにて9月21日~24日にかけて開催の「東京ゲームショウ2023」。Day2の鉄拳ブースで行われたトークライブの模様をお届けする。
本トークライブには、鉄拳8開発チームの3人が登壇。「初心者がオンラインバトルで戦えるようになるまで」を熱く語ってくれた。
- 原田勝弘氏(「鉄拳」プロジェクト エグゼクティブプロデューサー)
- マイケル・ムレイ氏(「鉄拳8」プロデューサー)
- 池田幸平氏(「鉄拳8」ゲームディレクター)
本稿では2時間にわたって行われたトークライブを凝縮し、注目ポイントを紹介していく。今回の発表のお一部は、先日行われたプレゼンイベントでも紹介されているので、以下の記事もあわせて参照してほしい。
操作に慣れるにはどうすれば? 3種のストーリーモードを遊ぼう
まず、「操作に慣れるにはどうすればいいですか?」という初心者目線の質問に3人が答えていく。これに対する回答は「ストーリーモードがおすすめ」とのことだった。
本作「鉄拳8」には以下3種のストーリーモードが搭載されている。
- 親子3代にわたって繰り広げられていた三島家とデビルの血を巡る物語が楽しめるゲーム本編のストーリーモード
- 各キャラクターの一幕を描いた各キャラのストーリーモード
- プレイヤーサイドの上達を描いたアーケードクエスト
三島家の物語は三島平八がついに死亡(したと思われる)、三島一八と風間仁の世界を巻き込んだ戦争が描かれる。ライブ内で放送されたプレイ映像ではQTEが移っており、前作からさらに進化を遂げているようだ。
本作から追加された新システム・スペシャルスタイルを使えば、コマンドやコンボを覚えなくても上級者のような動きができるので、使いたいキャラクターが見つかるまでストーリーを遊んでみるといいだろう。
詳細情報が今回明らかになったアーケードクエストは、とあるゲームセンターで主人公が相棒のマックスと少しずつうまくなっていく様子が描かれる。プレイヤーの成長をマックスたち登場人物が時に教え導き、時にほめながら見守ってくれる。90年代のアーケード文化を再現したストーリーを体験しながら楽しく上達ができるというわけだ。
スーパーゴーストバトルは“1人でも強くなる”近道
続いて、本作のスーパーゴーストバトルについても紹介。スーパーゴーストバトルとは、簡単に言うとプレイヤーの動きを学習したAIと戦えるというモード。本トークイベントでは、現在は開発スタッフで、有名プレイヤーでもあるミシマスターさんのゴーストと本人が戦う様子が放送された。
三島使い特有の風神ステップを高速で繰り返す“ステステ”と呼ばれるテクニックや、奈落払いを横移動しゃがみでかわしてダブルアッパーなど、超上級者のテクニックをお互いに繰り出す勝負が繰り広げられていた。パッと見ただけではどちらがゴーストかわからないほどである。
ゴーストバトルは池田氏の言葉を借りるなら「誰にも迷惑のかからない」対戦。連続で上級者に対戦を申しこむ“連コイン”は相手に迷惑がかかる場合があるが、ゴーストバトルならその心配はいらない。好きなだけ好きな人と対戦できる。
先述したアーケードクエストでは、特定の条件を満たすとマイケル氏、原田氏、池田氏ほか開発スタッフのゴーストと対戦できるとのことなので、発売後にぜひ開発スタッフに挑んでみよう。
ランクマッチはどうしたら上達するのか?驚くほど進化を遂げたリプレイ&トレーニング
続いての初心者目線の質問は「どうやったらランクマッチで勝てるようになるのか。」というもの。原田氏も「質問が壮大すぎるよ(笑)」と言っている通り、すべてのゲームで壁となる問題だ。だが、鉄拳開発スタッフの3人が全力でこの問題に答えてくれた。
ここで紹介されたのが、「鉄拳7」から実装されていたマイリプレイシステム。これは簡単に言うと、対戦のリプレイを見ながら要所のアドバイスをもらえるシステムだ。例えば、確定反撃を教えてもらえたり連携への対処法を教えてもらえたりする。これが、「鉄拳8」では驚くほど進化を遂げていた。
まず、コンボ。対戦中にコンボ指導技を当てた際に、シームレスに練習ができるようになっていた。最大コンボを都度練習できるので、リプレイ鑑賞→練習→リプレイ鑑賞……と効率的に練習ができる。
そして、本作から登場する最大の新機能として、「リプレイの操作」が可能になった。リプレイ中の特定の場面から、自分または相手の操作を乗っ取ってプレイできる。「この場面どうすればよかったのか」「自分の反撃はこうすると避けられるのか」などの確認が非常にやりやすく、レコード機能でいちいち録画、再生する必要がなくなった。
細かいところながら、「相手の行動にこうすれば勝てる」という格闘ゲームの上達の基礎となる知識習得が非常にしやすく、会場でもどよめきが起こるほどの革新的なシステムだ。原田氏も「すごいシステムだよね。どこの会社が作ってんだろうね。」と大絶賛のシステムである。
トレーニングモードでは、以下の機能が追加された。
- 技表から主力技の確認ができるように
- フレーム情報が確認できるように(前作ではDLCだった)
- 指導技ごとにコンボトライアルが可能
- 確定反撃の練習ができるように
- ガード後の行動を設定して、連携組ができるように
- 状況記憶機能が追加
状況記憶機能は、鉄拳の特殊な軸ズレや壁との角度など設定しずらい部分を何度でも練習できる機能。マニアックな部分ではあるが、こういう細かい部分ができてくるのも上達の一つだ。
クローズドβテストは10月20日から!原田氏と池田氏の対戦も
最後に、クローズドβテストの情報をお届け。クローズドβテストは2023年10月20日から23日まで開催、募集は9月21日より開始されている。前回のCBTから調整の入ったバージョンとなっているということで、原田氏と池田氏による対戦を通じた実機プレイが行われた。
スペシャルスタイルを使用しつつ、フェン、レイブンのほか新キャラクターのアズセナのプレイが公開。ストリートスタイルも可愛らしいアレンジコスチュームや上段を自動回避する特殊な構えなどが確認できた。
最終的に原田氏が勝利。スペシャルスタイルは前回のCBTから進化を遂げ、方向入力で異なるタイプの技が繰り出せるようになった。例えば前なら突進系、後ろならワンツー、という具合になっている。
CBTでは実際にアズセナのほか、大規模なゲームセンター風のオンラインロビー=ファイティングラウンジを体験できるので、ぜひ今のうちに応募しておこう。
おまけ:TGSでも展示中の新製品情報
原田氏らが降壇後、発表が行われた新グッズの情報をご紹介。こちらはTGS鉄拳ブースで試作品の展示があったので、写真とあわせてチェックしてみてほしい。
仁&キングのアクションフィギュア
可動域を重視したアクションフィギュア。原作の技の再現がしやすいよう、エフェクトパーツが付属する。
シャオユウのねんどろいどフィギュアが発売決定
「鉄拳」シリーズの女性キャラクターの代名詞でもあるシャオユウのねんどろいどフィギュアが発売決定。ブースでは原型モデルの展示が行われていた。ツインテールが可愛らしい。
仁のS.H.Figuartsが登場
魂ネイションズのS.H.Figuartsに仁が登場。展示されていたLEDフィギュアとあわせて要チェックだ。
HORIのアーケードコントローラー・鉄拳モデルが1月発売
HORIのアーケードコントローラー、ファイティングスティックαの鉄拳も出るが1月に発売。メンテナンス性が高く、アケコン初心者の人でも簡単にお手入れができる。
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