声優の三宅麻理恵さんが気になるゲームを実際にプレイして紹介する「マリエッティのゲーム探訪」。第36回はValveより発売中のSteamタイトルを遊べる携帯ゲーム機「Steam Deck」を紹介します。

2023年もいよいよ後半に入り、来年へ向けての準備や年内にやっておきたい事柄が頭に浮かんできて、少しずつ焦りを感じる時期に入ってきましたね。

今年のまとめに入るには早いですが、個人的には今年は期待の大作やインディーズゲーム、ロープライスゲーム全てで万人に勧めたいゲームに出会えて充実したゲーム豊作年な気がします。

そしてストリーマー人口も増え、それに伴って視聴者数も増えてゲーム配信がより身近になり、自分でも遊べるものは手を取ったりする方も増えてきてゲームに対する距離感も本当に近くなったなぁ。この探訪をはじめた時期と比べてもしみじみそう感じます。

だからこそ!!!今回は!!!ゲーム好きな方にも、まだあまり遊んでないけど遊んでみたい方にも勧めたい!!!

「Steam Deck」を探訪いたします。

「Steam Deck」…。それは、PCで遊べるSteamを携帯機にして持ち運んで遊べるという夢のような機体です。対応するドックを購入すると、テレビなどのモニターに出力してお茶の間で遊ぶことも可能になります。テレビで遊ぶ時のNintendo Switchのような感じですね。

Steamのゲームは何度か探訪いたしましたが、まずPCがなくては遊べないというハードルがあり、そのためだけにPCを買うのはなぁ…と二の足を踏んでいた、ゲーム以外でPCを使う予定がない方に特におすすめします。

私の場合はノベルゲームやカジュアルなゲームを出先やベッドで寝る前に遊びたい。この2点に尽きます。Steamは頻繁に様々なゲームがセールでお安くなるので、様々なプラットフォームで発売されているゲームもSteam版が一番お買い得な場合も少なくありません。

日本での「Steam Deck」の発売は2022年の末。当時は公式サイトのみでの発売でしたが、最近は家電量販店のPCコーナーでの販売も見かけるようになりました。

販売モデルは三種類。64GBでeMMCタイプ・256GBでNVMe SSDタイプ・512GBでNVMe SSDタイプ。私は間をとって256GBでNVMe SSDタイプのモデルにしました。どのタイプにもキャリングケースが付きます。

公式通販で2023年1月某日に注文したのですが、一週間程で手元に届き、ドックがそれから数日遅れでの到着でした。時期によるとは思いますが、1か月程待つと思っていたので嬉しい誤算。どっしりとした大きさで、グリップは掴みやすくゲーム画面も細かな文字も見れる大きさでした。

玉ねぎとの大きさ比較画像。4個分くらい!
背面にもボタンがあるので沢山ボタンを使うゲームではコンフィグ画面で設定できます。
別売りのドック。挿すだけですぐにモニターやテレビに出力できました。
パーティゲームやローカル対戦のゲームは大きな画面でみんなでワイワイやりたかったので念願叶いました!
全タイプについているキャリングケース。これ、硬めで数千円しそうなしっかりしたケースでした。
頑丈でお気に入り。
本体にピッタリ。旅行でスーツケースに入れて持っていきたくなります。衝撃にも耐えられそうだ…。

機器類購入後に行う初期設定、億劫に感じて届いたものの時間を空けてしまいがちですよね。ですが、「Steam Deck」、とても簡単でした。元々Steamアカウントを持っている人こそ設定が楽です!!

最初の起動で言語の選択を行い、自分のスチームアカウントとパスワードを入力(アカウントを持っていなければ新しく作る事も勿論出来ます)すると、すぐに見慣れたライブラリ画面が。そうです、もう設定完了です。あまりに簡単な設定に驚きました。「Steam Deck」ライフの始まりです。やったー!!!!!

ライブラリから購入していた遊びたいゲームを「Steam Deck」にダウンロードしたら、すぐ遊べますし、ストアで新規購入ももちろん出来ます。PCで遊ぶSteamゲーム、Steam Deckでのんびり遊ぶSteamゲームとまたゲームの遊び方の幅が広がりますね。

さて、そんな私が「Steam Deck」で初めて購入したのが「Luna's Fishing Garden」。ゴロンと横になってまったり遊びたいとずっと我慢していた一作です。ドット絵の可愛い女の子が主人公の釣りゲームです。魚を釣って精霊と交易し動物を加えて自分好みの庭園を作ってゆきます。

ゲーム開始時に操作方法や釣りモードを選択できます。
釣りゲームでプレイスタイルを選べるのって新鮮でした。今回はリラックス派で遊びました。
キツネの精霊ルナに導かれ、魚を釣りながら進行していきます。
時間制限や日数制限のようなものがないので、自分のペースでゆっくりゆったり遊べるのが魅力。
まさに寝る前の癒しの時間です。
釣り場はストーリー進行により増えていきますが、釣り場で釣れる魚の数が見られるので、
全種類の魚を釣りきってから進行していきたくなるのはコレクターの性。
得た報酬で果物の木を植えたり、動物を呼び込んだりどんな庭園にするのか悩んでしまいますね。

コントローラーで操作できますが、カーソルを出現させての操作をできるのは「Steam Deck」ならではかと思います。電源を一度押すとスリープになり、もう一度押すと起動で立ち上がり時間も数秒で待つという感覚はありませんでした。

エンディングまで問題なく遊べ、まさにSteamを携帯機にした「Steam Deck」、先日は本体セールも開催されたりと少しずつ目にする機会が増えてきました。

今年の秋の夜長に「Steam Deck」で夜更かしゲームはいかがでしょうか。いつか持ち寄って遊ぶのが密かな私の野望です。

三宅麻理恵さんプロフィール

生年月日:1985年6月7日
出身:大阪府
趣味:読書・落語・ゲーム
主な出演作品:「輪るピングドラム」萩野目苹果 役、「銀の匙」御影アキ 役、「緋色の欠片」春日珠紀 役、「アイドルマスターシンデレラガールズ」安部菜々 役

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