「ゲームセンターCX 有野の挑戦 in さいたまスーパーアリーナ 20周年大感謝祭」をレポート!15,000人のファンと挑んだレトロゲーム7番勝負を振り返るシークレットタイトルは “ファミコン屈指の問題児”なアイツ

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0コメント あみだ

10月23日に開催された、「ゲームセンターCX 有野の挑戦 in さいたまスーパーアリーナ 20周年大感謝祭」のレポートをお届けしていく。

「ゲームセンターCX」は、よゐこの有野晋哉さんが、有野課長としてレトロゲームに挑戦していくゲームバラエティ番組。2003年からスタートした同番組は今年でなんと20周年を迎えた。今回の20周年大感謝祭では、“ゲーム実況の祖”とも言われる有野課長が、シークレットタイトル1本を含む、因縁浅からぬ7本のタイトルと勝負を繰り広げた。

FODでノーカット版が配信!名勝負の一部始終を配信でチェック

と、レポートに入る前に、一つお知らせが。今回のイベントの一部始終を収めたノーカット版が、11月4日からFOD会員以外でも視聴できるTVODで配信されることが決定した。激闘の一部始終を見ることができるので、ネタバレ防止という事で、この後お届けするレポートでは勝敗については記載しない形を取らせていただく。気になる人はぜひ、FODで課長の雄姿を見てほしい。

FOD作品ページ
https://fod.fujitv.co.jp/title/00e3/

トップバッターは課長……ではなくあの人!7番勝負をレポート

さて、ここからは有野課長VSレトロゲーム7本の勝負の行方をレポートしていこう。勝負のトップバッターを飾ったのは有野課長……ではなく、初代ADの東島さん。前哨戦ということで、「スターフォース」のラリオス連射ボーナスに挑戦する。

登壇から挑戦終了時まで一言も発さないというかなりの緊張っぷりで、会場からも「がんばれ東島ー」などの声援が飛ぶ。番組当時から変わらぬ姿に、会場をそこはかとない安心感が包んでいた。

東島さんの挑戦後、祭囃子風のBGMにあわせて本日の主役・有野課長が登場。“20th”と書かれたトロッコに乗って派手な登場を決めた。記念のボールを客席に投げながら、15,000人が集うさいたまスーパーアリーナを一周する。途中、「2階席~!」と言いながら投げたボールは、1階席の中ほどに墜落していた。パフォーマンスを経て、ステージにたどり着いた課長は、いよいよ7番勝負をスタートする。

1試合目・有野課長VS「パンチアウト」

通常放送、2013年の武道館、2018年の幕張メッセで挑み、いずれも難敵ポピンスキーに敗れ去った因縁のタイトル「パンチアウト」。ゲームオーバー時に“戻し作業”で出会うピストン本田も、ファンにはおなじみとなりつつあるだろう。

ポピンスキーに借りを返すべく、リングに上がる課長。が、さすがに一発突破はできず、焦ったスウェーにポピンスキーにストレートが炸裂しあえなくGAME OVERに。ぽピンスキーに負けたということは、次に待っているのはピストン本田戦。なのだが、前回の長泉寺は余裕だったはずのピストン本田にまさかの接戦を繰り広げていた。

客席からもスウェーやテンカウントに合わせて掛け声が上がっており、会場の空気だけは実際のボクシングの試合さながらであった。もっとも、「あ~……」という落胆の声も上がっていたのだが。

2試合目・有野課長VS「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」

言わずと知れた名作アクション「ロックマン」シリーズの第2作。この参戦タイトルを見て、往年のファンは「あれ、最終的に課長クリアしていなかったっけ?」と思うだろう。しかし、実はある“負の遺産”がこのタイトルに残っていたのだった。

「ロックマン2」は、通常放送回では失敗したものの、その後のファミコン30周年記念生放送終了後にクリアしていた。

だが、通常放送回でも印象的だった、クイックマンステージの巨大即死レーザー。実はこのステージギミックは課長ではなく、歴代最強との呼び声もあるレジェンドAD、二代目の笹野さんがクリアしてしまっていたのだ。

「ロックマン2」の見せ場であるギミックをクリアしておらず、このままでは完全攻略したとは言えない。そこで、20周年の節目に “やり残し”に挑むわけだ。本挑戦では、Nintendo Switchの機能を使ってレーザー地帯のみに挑戦していく。当事者の一人、笹野さんも現場に駆け付け課長をサポートした。

ココさえクリアすればよいのに、取らなくていい体力アイテムを取りに行ってやられる貧乏性な課長など、見どころ満載の挑戦となっているので、ぜひ配信でチェックしてみてほしい。

3試合目・有野課長VS「東京バス案内 今日からキミも運転手」

3試合目は、都営バスの運転手となりリアルな都内を駆け抜ける「東京バス案内 今日からキミも運転手」。通常放送では全9ステージ中5ステージをクリアし挑戦失敗となっていた。

本イベントでは、課長を最も苦しめた青梅コースの夜ステージに挑む。最終地点のヘアピンカーブが非常に難所である本ステージ、しかも1チャレンジに時間がかかるため、他タイトルと異なり1発勝負となる。15,000人を乗せたバスは、一抹の不安を抱えながら出発した。

特に敵を倒すわけでもなく、激しいカーアクションが繰り広げられるわけでもなく、ただ法定速度で走るバスを見守るという本挑戦。だが、一度でも接触事故を起こしたら即GAME OVERという謎の緊張感があり、筆者も観戦していて一番心臓に悪いタイトルであった。

当時のADでもあった19代目AD・猪谷さん、そして放送にも登場した交通局自動車部の直井さんがサポートにあたるも、開始5分弱で乗り上げをおこしゲームオーバー。想定よりはるかに早いゲームオーバーに、天の声でおなじみプロデューサーの菅剛史さんの指示で再度挑戦することに。

「安全運転!」「スピード注意!」など、講習所のようなアドバイスが客席からも上がり、観客全員でゴールを目指していく。平和に走るバスを見守るだけで、悲鳴と歓声と不安が巻き起こる不思議な挑戦であった。

4試合目・有野課長VSシークレットタイトル

4試合目は、明かされていなかったシークレットタイトルとの対戦。一体なんのタイトルと戦うのか、それを明らかにするPVが放送された。

スタッフが仮装し、「KACHO FAMILY」なる既視感のあるドラマ仕立てでキーワードが明かされていく。歴代スタッフをイジり倒しつつ、最近コラボしたあの大物クリエイターや相方の濱口さんも登場、そうして明かされたワードは……「ドラゴンズレア」であった。

ファミコン当時にしては美麗なグラフィックながら、癖が強すぎる操作性と理不尽ともいえる難度により、ファミコン屈指の問題児としてレトロゲームファンの間では有名な作品である。

挑戦失敗していたラスボス戦に再挑戦する課長。ラスボス戦の概要としては、ドラゴンが上下に打ち分けるブレスにあわせて、ジャンプするかしゃがむかを切り替えるだけ。なのだが、ちびドラゴンへの対処やそもそも高速なブレスを見極めるのは難しく、課長も大苦戦。「しゃがめ!」「ジャンプッ」など会場全体で声掛けをしながらラスボスに挑んだ。

5試合目・有野課長VS「魂斗羅スピリッツ」

5試合目は「魂斗羅スピリッツ」。弾幕の中を駆け抜けるスピード感のあるアクションで人気を博すシリーズだ。放送での挑戦内で、課長はラスト1機でラスボスを撃破すること自体には成功したのだが、撃破後につかまっていたヘリから手を放すというまさかの失態で結果的に挑戦失敗となっていたタイトルである(ヘリにつかまってさえいればクリアだったのだが……)。

ラスボスの3つある形態のうち、第2形態はスロット形式で攻撃が変化する。ということで、目押しを得意とするディレクターの楠田健太さんが登壇。有野課長に代わり、目押しを担当する。

しかし、登壇時に広いスーパーアリーナを駆け抜けたせいか、完全に息が上がった状態で目押しに挑戦。緊張もあってか、目押しを盛大にミスした。その後、楠田さんの目押しに一喜一憂しながら、課長の挑戦を見守る。特に後半がハチャメチャな展開が繰り広げられ、見どころ満載の挑戦となった。

6試合目・有野課長VS「キャプテン翼」

6試合目はイベント恒例となりつつある「キャプテン翼」。森崎ファンには申し訳ないが、ゲームセンターCXでは“止めないキーパー”として名物になりつつある。

対戦相手は日向小次郎率いる東邦学園。ここで入場時に配られていた冷えピタを観客全員で装着し、一丸となって勝利を目指す。

このタイトルでは、サッカーで全国大会への出場経験を持つ10代目ADの高橋さんと、11代目ADの伊藤さんが課長をサポート。小次郎のタイガーシュートさえ防げばなんとかなる、という作戦で試合に挑んだ。

しかし、小次郎ではなくノーネームの7番選手が思いもよらぬ大健闘。キーパー森崎と熾烈な攻防戦を繰り広げる。ドット絵のなんとも言えない表情もあって、森崎が画面に映るたびに会場がどよめいていた。

一方、課長が操作する翼はこの日絶不調で、なかなかシュートを決めきれない。勝敗の行方は、エース以外のメンバーに託されるのであった。

7試合目・有野課長VS「スーパーマリオブラザーズ3」

関係者が“地獄だった”と語る、伊東ゲーム合宿で挑戦した「スーパーマリオブラザーズ3」。武道館で「スーパーマリオブラザーズ」、幕張メッセで「スーパーマリオブラザーズ2」に挑戦している有野課長。今回は「スーパーマリオブラザーズ3」に挑戦する。しかし、本作のエンディング画面は見ているはずだが……。

今回挑戦するのは「スーパーマリオブラザーズ3」を象徴する難所、“高速飛行船”。実は、この高速飛行船もAD笹野さんがクリアしてしまっていた地点であり、完全攻略をめざして最大の難所へと挑む。

同作で最も難しいステージともいわれる高速飛行船への挑戦をサポートするべく、東島さん、笹野さん、そして3代目ADの浦川さんが後ろから見守る。

さらに、2代目課長補佐である声優の神谷浩史さんからのビデオレターも。攻略のポイントを適切に解説しつつ、「有野さんはジャンプを万能だと思っている節がある」と課長にくぎを刺していた。

いよいよ最後の試合ということで、観客全員で死力を振り絞った声援を送る。筆者も仕事を忘れ思わず熱狂して見入ってしまった課長の大健闘は、笑いと涙なしでは見られない。

7番勝負を終えた後、エンディングでは、6代目AD鶴岡さんと7代目AD中山さんによるデュエットで「ラストコンティニュー」、アンコールで「戦え!課長ファイタ―」をスタッフ全員で歌唱し、あっという間の4時間の挑戦が終了した。

イベント後、課長へインタビュー!20周年感謝祭を振り返る

本イベントの終了後、有野課長と菅さんにインタビューをする機会を得たので、その様子をお届けしていく。

――まずは、今回のイベントの振り返りをお願いします。

有野:めちゃくちゃ楽しかったです。コロナ禍でイベントは難しいかもしれないと思っていたのですが、やっちゃえ! ということで今回無事開催できました。課長コールは気持ち良かったですね。

――15,000人が訪れた今回の会場、雰囲気はいかがでしたか?

有野:幕張よりも近かった印象ですね。幕張よりも近かったんじゃないかな。顔も全員見えていたし、武道館くらいの近さだった感じです。ここの子、「緊張して!」ってよく言うなとか思いながらやってました。

――今回、スタッフも多く出演されていましたが、どのような気持ちでご覧になっていましたか?

有野:「魂斗羅スピリッツ」では楠田がちゃんと目押ししてくれないと次に進めないのに、ミスするからニヤニヤが止まりませんでしたね(笑)。これじゃ! スタッフの良いところ! って思っていました。場に飲まれる感じがいいですよね。

――合間のVTRでは濱口さん達が出演されていましたが、そちらはご存じだったんですか?

有野:全然知らなかったです(笑)。マネージャーからも聞いてないですね。誰だろうなーと思ってたら、あ、相方か! という感じですね。

――今回、7本中2本が、笹野さんがクリア“しちゃった”ことによる挑戦でしたが、その点についてはいかがでしょうか?

有野:なんでしょうね。レジェンドADと呼ばれる人たちが出てくると盛り上がる感じが嫌ですね(笑)! なんでや、辞めた人やのに! って思いますが、やっぱり盛り上がるんですよね。東島が出ると皆がリラックスする感じとか。

菅:でもさっき息子さんに会ったら、お父さんもうハゲてたよね! って言ってました(笑)。この番組も20年やっているので、最初のころのルールが結構曖昧でして。ここまでは笹野がやっておきました、というのもOKにしていました。

有野:年々腕が鈍るはずなのに番組的には厳しくなっていくという。50超えてるのにって思いましたね。

――過去にはアメリカロケ回などもあったと思いますが、行ってみたい国などありますでしょうか?

有野:海外ロケはまた行きたいですね。行きたい国はオーストラリア行きたいですね。コアラ抱っこしたいです。コアラのゲーム出てないかなぁ(笑)。

菅:前からハワイ行きたいとかオーストラリア行きたいという話が出ていますが、それは個人で行けばいいじゃん! っていう(笑)。我々としてはゲームに携わるところに行きたいですね。ニューヨーク等には行きたいという話は出ていますが、色々な状況もあって難しいですね。

――最初、主任からスタートし、今回15,000人のファンを熱狂させた今、昇進などはあり得るのでしょうか?

有野:わからないです。次の収録が楽しみですね(笑)。収録の時にガスコインの廊下を見ると思います。

菅:うちの会社、社長室はないのですが課長室はあるんですよ。もう、部屋があったらいいじゃんと思うんですよね(笑)。

有野:まだ昇進は狙っております。

――今後、さいたまスーパーアリーナより大きな舞台となるとドームになるかと思いますが、ドームでのイベントは考えられていますでしょうか?

有野:あー、無理無理! もう精一杯ですよ。むしろ次は少し小さいところでやって、チケット完売したぞーって言いたいですね。

菅:僕から有野さんに東京ドームとか言わないでください。言ったら首絞めますよ、くらいのつもりでした(笑)。できるキャパとできないキャパがありますので(笑)。

有野:やるのであれば課長1人は無理ですよね。サロメちゃんとか相方とか呼ばないと無理だと思います(笑)。

菅:5年後とかになると有野さんが56歳になるので、多分アクション系の激しいのは無理。ということで、都バス系になると思います(笑)。

有野:ゆっくりしたパズルとか。

菅:ゆっくりしたパズルでさいたまスーパーアリーナ埋められたら大したものですよ。

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