MyDearestより7月12日にMeta Questストアで配信される「8番出口VR」のプレイレビューをお届けします。

目次
  1. VRになって「ゾワッと感」マシマシに
  2. 異変の見つけやすさはどう変わった?
  3. VRの楽しさをカジュアルに味わえる一本

Meta Quest向けに配信される「8番出口VR」は、KOTAKE CREATEが開発した「8番出口」のVR版です。

本作はカジュアルなホラー系ウォーキングシミュレーター。駅の地下道を舞台に、異変がなければ前に進み、異変を発見したら引き返すことを繰り返しながら、地上につながる8番出口を目指します。記憶を頼りにした間違い探しゲームとも言えるでしょうか。

PC向けに配信されたのち、ゲーム実況などでも人気を博した本作ですから、Gamer読者には「言わずもがな」なタイトルですね。現在もさまざまなプラットフォームに展開されていますが、このたび新たにMeta Quest向けに配信されることとなりました。配信に先んじてプレイする機会をいただいたので、一足先に駅の地下道へと行ってきました。

「8番出口VR」プレイレビュー!VRの力で「ゾワッと感」がさらにマシマシにの画像

VRになって「ゾワッと感」マシマシに

アプリを立ち上げると、びっくりするくらい早い起動でゲームがスタート。一人称視点でプレイするのはオリジナル版と変わりません。

操作は右スティックで移動。押し込むことでスピードがアップします。左スティックでは視点を段階的に切り替えることができます。

ちなみに自分の手も見ることができます。手を見る限り、プレイヤーキャラは男性っぽく見えますね。
ちなみに自分の手も見ることができます。手を見る限り、プレイヤーキャラは男性っぽく見えますね。

程なくして異変が起きうる通路へ。左に広告のポスター、右に排気口や従業員用の扉が並ぶ、リアルのどこかで見たような光景です。

もちろん、通路の向こうからはビジネスパーソン風の男性・通称「おじさん」がやってきます。これはVRならではの視点かもしれませんが、背が意外と小さく感じます。

「8番出口VR」プレイレビュー!VRの力で「ゾワッと感」がさらにマシマシにの画像

「コツコツ」というおじさんの革靴が床を蹴る音が地下道に大きく響いており、その響き方もなんだかリアルです。通路を通っていると、時おり「カタン」と物音がするのですが、VRでプレイしていることもあって、けっこうドキッとします。

やはり、VR版とPC・各種コンシューマー版との大きな違いは没入感にあります。オリジナルと同じ一人称視点ながら、実際に自分が地下道にいるかのような感覚を味わえるのは、VRならではのプレイフィールでしょう。

オリジナル版からして実写のような映像表現が好評だっただけに、VRになるとさらにリアルに。私はMeta Quest2でプレイしましたが、より映像が美しいMeta Quest 3でも遊んでみたいですね。
オリジナル版からして実写のような映像表現が好評だっただけに、VRになるとさらにリアルに。私はMeta Quest2でプレイしましたが、より映像が美しいMeta Quest 3でも遊んでみたいですね。

この没入感のある視界に、足音や物音が加わったりしますので、不気味さというか、何とも言えないゾワッとする感じはオリジナル版よりもかなり強くなっているように思います。あるモノに追いかけられた時は、割と本気で命の危険を感じました。VR版で最も強化されたポイントを1つ挙げるならば、ホラーテイストをより強く感じられるようになったことでしょう。やはりVRとホラーの相性は抜群ですね。

異変の見つけやすさはどう変わった?

もう1つ、オリジナル版との違いを挙げると、VRならではの視界です。モニターの中でプレイしながら見る視界と、VRで見るリアルに近い視界とでは、やはり感覚が変わります。

具体的には、(当たり前ではあるのですが)横の視界はモニターの方が広く見えます。例えば、横に並ぶポスターをザッと俯瞰的に見たい場合はモニターの方が見やすいかもしれません。

一方で、縦の視界に関してはやはりVRの方に軍配が上がります。上下に広く見えるため、天井や床の異変には気づきやすいのではないでしょうか。

「8番出口VR」プレイレビュー!VRの力で「ゾワッと感」がさらにマシマシにの画像

加えて、首を振ったり、後ろを振り向いたりするのも、ヘッドマウントディスプレイでプレイするVRの方がやりやすいように思います。本作のようにあちこちを見たいゲームは、VRの得意分野ですね。

ちなみに、VR版ならではの異変もあります。

VRの楽しさをカジュアルに味わえる一本

ひと通りプレイしてみて、オリジナル版を遊んだ人でもまた違った感覚が楽しめるのが、この「8番出口VR」だと感じました。

異変を見つけたいがために、あまりにオブジェクトの細かいところまで目を凝らしてしまうと、VR酔いのような「異変」がそれこそ自分の身体に起こってしまいますが、そこまで凝視しないと見つからない異変はありません。

という前提で遊んでみると、プレイ時間が長すぎることもなく、VRのホラーゲームらしいゾワッと感も簡単に味わうことができます。

今まで「8番出口」に触れてこなかった人がこれを機にプレイするのも良いですし、逆にVRゲームをプレイしたことがない人に、お試しでプレイしてもらうにもうってつけではないでしょうか。カウントがリセットされた際に「異変あったの!?」と言いながらついつい続けてしまう中毒性は、プラットフォームが変わっても変わらない魅力です。Meta Questを持っている人は、ぜひ遊んでみてください。

この光景を目指して、一緒に地下道をさまよいましょう!
この光景を目指して、一緒に地下道をさまよいましょう!

とあるIT企業でWebコンテンツ系のお仕事をしながら、個人で時おりGamerの記事や「ラブライブ!」関連の書籍等で取材・執筆しています。ゲームジャンルではアクションRPGと育成シミュレーションLove。リアルではコーヒーの香りがする本屋さんが好き。

HP:https://bakainu.net/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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