日本ファルコムが2024年9月26日に発売を予定しているPS5/PS4用ソフト「英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-」。同作に登場するキャラクターを一挙紹介!
目次
ゼムリア大陸を舞台に、さまざまな英雄たちの活躍を描くストーリーRPG「軌跡シリーズ」。Gamerでは、「軌跡シリーズ」のこれまでのタイトルを網羅した、軌跡シリーズ特設サイトを展開。
そして、シリーズ最新作となる「英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-」についても特集ページをオープン。「軌跡シリーズ」20周年記念タイトルにして、これまで受け継がれてきたゼムリア大陸での物語が激変を迎えるタイトルを、インタビューやプレイレポートをはじめとした、多彩な企画で掘り下げていく。
ゲームの発売を間近に控えて、本作に登場することが明らかになっているキャラクターを勢力別に紹介。舞台を共和国に移してからの主人公となるヴァンたちアークライド解決事務所の一行だけでなく、これまでのシリーズタイトルで活躍したキャラクターも多数登場するので、予習としてぜひチェックしてほしい。
アークライド解決事務所
ヴァン・アークライド
年齢:25歳/CV:小野大輔
「自分から逃げるか、向き合うか――決められるのも結局はてめえ自身だからな。」
表社会と裏社会の狭間で迷う者たちを助ける《裏解決屋(スプリガン)》を生業としている青年。天涯孤独の身であるためか、ドライで現実的な性格に思われるが、自分なりの流儀で判断するタイプ。(ただし好物のスイーツで判断がブレる危険性あり)
魔王の依代として生まれながらに《魔核》を宿していたが、自身と分離した魔王との直接対決の末、《魔核》を世界の狭間に封じ込めることに成功した。
アニエス・クローデル
年齢:17歳/CV:伊藤美来
「だからヴァンさん……大切な人を想うのに、後悔なんてしないでください。」
清楚可憐な雰囲気の中に強い意志を覗かせる名門校《アラミス高等学校》の2年生。曾祖父の遺産である導力器《ゲネシス》の捜索をヴァンに依頼したことがきっかけで、《アークライド解決事務所》のバイトとして働くようになった。
共和国各地に散らばっていた8つのゲネシスを集めるという当初の目的は達成したが、仄かに想いを寄せるヴァンのもとで現在も事務所のバイトを続けている。
フェリ・アルフェイド
年齢:14歳/CV:小倉唯
「う、宇宙……!? そんな所に人が行けるんですか!?」
誇りと伝統を重んじる高位猟兵団《クルガ戦士団》で幼い頃から本格的な戦闘訓練を積んできた少女猟兵。本名はフェリーダ。
ライバルの猟兵団に纏わる一連の事件をきっかけにヴァンの解決事務所で働くようになり、中東系寺院の日曜学校にも通うようになった。
1209年初頭に共和国首都で起きた怪事件では“侵触”によりヴァンたちと敵対するよう仕向けられてしまうもそれを乗り越えることに成功。クルガで成人とされる14歳になり、一層の成長を見せている。
アーロン・ウェイ
年齢:20歳/CV:内田雄馬
「過去にも現在にも縛られるつもりはねぇ――俺は俺の道を行くまでだ。」
共和国の東方人街で浮名を流す遊び人であり、血気盛んな青年たちのリーダー。三大拳法の一つ《月華流》の剣術と拳法を修めているほか、東方歌劇で“女形”の剣舞を演じるなどその破天荒ながら周りを惹きつけて止まない存在感から《麒麟児》《羅州の小覇王》とも称される。
かつて東方人街を支配した魔人《大君》の生まれ変わりとして魂を支配されそうになるも己を取り戻すことに成功。彼を利用しようとしたシンジケート《黒月》と自分自身を見直すため、裏解決屋に身を寄せている。
リゼット・トワイニング
年齢:21歳/CV:石川由依
「――それがわたくしのSC、それ以上に所員としての誇りですから。」
落ち着いた物腰とクールなルックスが目を引く《マルドゥック総合警備保障》のSC(サービスコンシェルジュ)。楚々とした外見とは裏腹に、常識外の戦闘能力を秘めており、手合わせでは猟兵のフェリや天才的なアーロン相手でも対等以上に立ち回ることができてしまう程。
ゲネシスに纏わる一連の事件をきっかけにアークライド解決事務所に出向。SCのスキルを活かし、所員の一人としてヴァンたち事務所メンバーを幅広くサポートしている。
実は過去に起こったとある事件で肉体の大半を失っており、現在はその身体をマルドゥック社の擬体で補っているという。
カトル・サリシオン
年齢:16歳/CV:田村睦心
「ヤン兄もエレ姉も動けるだろうし……今は僕なりの裏解決屋の流儀を貫くだけさ。」
共和国の《バーゼル理科大学》修士課程にあり、総合技術メーカー《ヴェルヌ社》のプロジェクトにも関わる年若き研究者。特異な環境で生まれ育ったが、幼少期にハミルトン博士に引き取られ、以降彼女を実の祖母(グランマ)のように慕い研究者としての道を進むようになった。
アークライド解決事務所には、共和国で起こったテクノクライシスをきっかけに合流。技術面で事務所の業務をサポートしつつ、師であるハミルトン博士に倣い、「技術を世の役に立てる」ことを体現しようと日々励んでいる。
ジュディス・ランスター
年齢:23歳/CV:日笠陽子
「闇を暴き悪を討つ――《幻夜の猫》の凄みってのを魅せてあげるわ!!」
持ち前のセンスと弛まぬ努力で培われた演技力で観客を魅了している《導力映画》界のトップ女優。悪に対して真っ向から立ち向かう強い正義感を持っているがどこか抜けており、思わぬ失敗をしてしまうこともしばしば。後輩の若手女優ニナとは、互いを刺激し合うライバルとして、また、良き友人としての信頼関係を築いている。
女優として輝かしい日々を送る一方、裏の世界では《怪盗グリムキャッツ》として不正を働く企業や政治家を懲らしめるために行動するなど祖母・母から受け継いだ“義賊”としての役割を人知れずこなしている。
ベルガルド・ゼーマン
年齢:69歳/CV:大塚明夫
「よもやおぬしがここまで成長しようとは…師父(しふ)冥利に尽きるとはこの事だ。」
かつて七耀教会で巡回神父を務めていた、筋骨逞しい老人。東方三大拳法《崑崙(コンロン)流》の達人として大陸各地に数多くの弟子を持ち、ヴァンにとっては大切な師匠であり恩人。特異な経歴を持つヴァンの身を心配しつつも厳しく指導し、人生の師として様々な面で導いてきた。
共和国で起こった事件の解決後、とある理由で大陸東部に赴いていたが、再びヴァン達に合流し、力を貸していくことに。
ピクニック隊
ルーファス・アルバレア
年齢:32歳/CV:平川大輔
「私はやれる――何の躊躇いもなく。何せ私は“人でなし”だからね。」
元・クロスベル初代総督にしてエレボニア帝国の大貴族アルバレア公爵家出身の男性。世界大戦の後、戦犯として収監されていたが、2年半前の《クロスベル再事変》でルーファスの名を騙る偽物が現れたたため、仮面の騎士《C》として活動。スウィンやナーディア、ラピスとの出会いをきっかけに自身の生き方を見つめなおす機会を得た。
事変後、過去を棄てたルーファスはかつての敵国である共和国のCIDにマークされながらも、ラピスたちと共にゼムリアの行く末を見据えて水面下で活動を続けていた。
ラピス・ローゼンベルク
年齢:??歳/CV:和氣あず未
「優雅で可愛いでしょう? ルーファスが一緒に選んでくれたんだよ!」
機械知性《エリュシオン》の管理用疑似人格(AI)がローゼンベルク製の導力人形に宿った存在。食い意地が張っていたり、ネーミングの可愛らしさに拘るなど人間のような感受性を持っているが、一方で管理用AIとして圧倒的な演算能力も持つ。
共和国で起こった猟奇事件では、AIを別人格に書き換えられ利用されてしまうもアークライド解決事務所や遊撃士協会、スウィンたちの活躍により本来の人格を取り戻すことに成功。その後、ルーファスと共にオレド自治州へ向かいマイスター・ヨルグの職人芸とマルドゥック社の技術による新型ボディにAIを移すこととなった。
スウィン・アーベル
年齢:17歳/CV:梶原岳人
「アンタと同じく“大切なもの”――いや、“大切な人”と向き合えたおかげだ。」
暗殺組織《庭園(ガーデン)》から脱走した元暗殺者の少年で、合体&マーキング機構が組み込まれた特殊な双剣を使いこなす。一見ドライで合理主義的に見える振る舞いをするが、決して冷徹な人間ではなく、実際には真っすぐな性格をした常識人。
《庭園》を抜けた後はナーディアと共に“絶対に人の命を奪わない”という不殺の誓いを立て、旅先で出会ったルーファス、ラピスと共に新たな人生を歩むこととなった。
本作ではルーファスを通してとある任務に就くことになるが、外法狩りとして《庭園》の暗殺者たちを標的にしていたケビン神父が彼の前に姿を現すことになり……。
ナーディア・レイン
年齢:15歳/CV:石見舞菜香
「これがリーダーの通常運転だからね~。あの《破戒》のヒトに似てるんじゃない?」
スウィンのパートナーとして行動を共にする元暗殺者の少女で、特殊針や暗器が仕込まれたぬいぐるみ「クマ男爵」を武器として使用する。
ぐーたらな生活スタイルやスウィンに甘える姿が目立つが、実際は冷徹な感覚と思考を併せ持つリアリスト。パートナーであるスウィンの身を誰よりも案じ、卓越した計算能力による情報分析と他者を疑う役目を引き受けることで人知れず彼を支えている。
元暗殺者としての嗅覚が働くためか、ケビン神父の言動には常に疑いの視線を投げかけている。
ヴァンの幼馴染
エレイン・オークレール
年齢:25歳/CV:斎藤千和
「結社の思い通りにさせるわけにはいかない――その思惑がなんであれね。」
《剣の乙女(ソードメイデン)》の異名で知られる、達人級の剣術と美貌を兼ね備えたA級遊撃士。製菓メーカー《クインシー社》を営む名家出身だが、高校卒業後に親族の反対を押し切って遊撃士の道へと進んだ。
幼馴染であり、学生時代の恋人でもあるヴァンとは共和国で起こった数々の事件を乗り越えていく中で、互いの立場を理解しながらも一歩ずつ歩み寄る関係を築いていけるようになった。
そんな中――共和国の《スターテイカー計画》と重なるようにゼムリア各地で反移民系組織が動き出していることを察知したエレインは、遊撃士として調査に乗り出すことに。
ルネ・キンケイド
年齢:26歳/CV:福山潤
「国家機密だ。そのくらい察しろ――アークライド解決事務所所長。」
CID(中央情報省)に所属する補佐官にしてエージェント。膨大な案件を処理しながら現地でのオペレーションを確実にこなし、権力者に対しても毅然とした態度で職務をこなすことからグラムハート大統領も一目置いている。
幼馴染であるヴァンやエレインとは互いの立場を利用しながら協力する一方、兄貴分として二人の関係を温かく見守っていた。
しかし――《スターテイカー計画》が実行段階へと移っていく過程でCIDのリソースが計画に集中するようになり、彼自身も立場上これまでのような関係性を保つことが難しくなっている。
星杯騎士団
ケビン・グラハム
年齢:28歳/CV:興津和幸
「判ってはるんでしょう?――アンタは間違いなく世界(ゼムリア)の敵で、悪人や。」
七耀教会の巡回神父にして、《千の護り手》の異名を持つ《星杯騎士団》の守護騎士・第五位。気さくな人柄で、一見すると軟派な青年だが、実際には確固たる使命感を持ち、任務では冷酷な判断を下すことも。
かつては《外法狩り》を名乗り、教会によって“外法”認定された罪人を秘密裏に処罰していたが、とある事件を通して自身の過去と向き合い、従騎士リースとともに“何かを護る”ために力を使う道を選んだ。
本作では教会から何らかの任務を請けているらしく、過去を棄てた男・ルーファスとの接触を図っているようだが……。
セリス・オルテシア
CV:ファイルーズあい
「姉弟子たちを差し置いて先生と街巡りとか、通すべきスジはどうした、アア?」
《星杯騎士団》を束ねる12人の《守護騎士》のひとりで、《赫灼(かくしゃく)》の異名を持つ第四位。一見、小柄でかわいらしい印象を抱かせるが、基本的に口が悪く、ムカつく相手にはガンを飛ばし、好敵手には獰猛な笑みを浮かべるヤンキー気質。
ベルガルドの“裏弟子”であるヴァンに対しては複雑な距離感を見せつつも、ある程度はヴァンの流儀を認めている様子。
同じ《守護騎士》でありながら別行動をとるケビンとは立場を異にし、自身のスタンスを貫いていくことになる。
リオン・バルタザール
CV:斉藤壮馬
「ケビンさん――貴方に動き回られると、こちらも困るんですよ。」
《星杯騎士団》を束ねる12人の《守護騎士》のひとりで、《氷焱(ひょうえん)》の異名を持つ第十一位。爽やかで人当たりが良い好青年だが、戦闘では冷酷非情となるレイピア型の法剣の使い手。
セリス同様、ヴァンとは“兄弟子”に当たる関係でもあるが、ヴァンに対してはセリス以上に懐疑的な接し方をしている。
《守護騎士》という立場にありながら自分たちとは異なる動きを見せるケビンに対して、セリスとともに行動を起こしていくことに。
《トールズVII組》と仲間たち
リィン・シュバルツァー
年齢:23歳/CV:内山昂輝
「お相手仕ります――八葉の先に在るものを、己が眼で確かめんが為にも!」
エレボニア帝国・トールズ士官学院で教官を務める青年。
かつて帝国を巡る巨大な運命に翻弄されながらも、多くの仲間や協力者と共に乗り越えた。東方剣術の集大成《八葉一刀流》の奥義皆伝に至っており、現在は《灰の剣聖》を名乗っている。
今作ではかつての敵国、カルバード共和国から“とある理由”で招聘され、《トールズVII組》の仲間たちと合流してかの地に赴くことに。時を同じくして、長らく会えていなかった老師ユン・カーファイからの便りも受け取るが……。
アルティナ・オライオン
年齢:17歳/CV:水瀬いのり
「リィンさん――“観の眼”が告げているのならその地へ向かうべきかと。」
トールズ士官学院・戦略研究室所属──更には卒業後に縁のあったエプスタイン財団の帝国支部にも準所属している娘。
戦闘時には、相棒の戦術殻クラウ=ソラスが変形した次世代兵装《シールドキャリバー》を使用。特異な生まれの身の上だったが、現在では普通の人間として成長を続けており、元教官にして、現在では同僚ともいえるリィンと共にカルバードの土を踏むことに。
──更に今作では、財団の要請で“ある案件”の担当・連絡役を受け持つこととなる。
クロウ・アームブラスト
年齢:25歳/CV:櫻井孝宏
「その気合いに免じてチップ半分(ハーフベット)くらいはさせてもらうぜ。」
大陸中北部、自由都市圏のタスレム市で、国際的な揉め事やトラブルなどの案件を陰ながら交渉・仲介・解決してサポートする自由請負人(フリーコントラクター)の青年。
帝国とクロスベルの異変を乗り越えた後、故郷ジュライでの騒動を仲間の力も借りて解決──その後、帝国でもジュライでもない、カルバード北東に隣接する自由都市圏に活動の場を移した。
エトワス社の大型バイクを足として使う他、民間軍事会社《マルドゥック社》とも契約を結び、得物である双刃剣(ダブルセイバー)は折りたたみ可能な新方式のものにアップデートしている。
今作では《VII組》の仲間にして相棒のリィンと、MK本社があるオレド自治州で落ち合うことに。
フィー・クラウゼル
年齢:21歳/CV:金元寿子
「ん。わたしも“リィンたちと一緒”の感覚をいい感じに取り戻せたと思う。」
《妖精》の渾名を持つ帝国遊撃士協会のB級遊撃士で、現在はカルバード共和国に再出向中。昨年のマフィア《アルマータ》の一連の騒動ではジン、エレインたちに協力。共通の知り合いがいるフェリとの縁もあり、裏解決屋事務所とも良い関係を結んできた。
今作では、共和国から非公式に招聘されたリィンたちをフォローするべく現地合流。ヴァンたちとのコネを活かした“ある提案”を持ちかけるが……。
トワ・ハーシェル
年齢:24歳/CV:野中藍
「力を合わせて何かを成していく――それが“トールズらしさ”でもあると思うから。」
エレボニア帝国・トールズ士官学院から臨時教師としてアラミス高等学校に赴任した女性。小柄で学生と見間違うような容姿だが極めて聡明でオペレーション能力が高く、学生時代から生徒会長として多くの事務処理や交渉、果ては飛行艦の指揮までこなしてきた。
教師として働く傍ら国際的なNGO(非政府組織)にも所属して手腕をいかんなく発揮しており、紛争地や貧困などの問題にも真摯に向き合い続けている。
今作では、後輩のリィンや同級生だったクロウたちをサポートするために合流──高名な天文学者だった祖父がかつて訪れたという施設を訪問することになる。
結社《身喰らう蛇》
《幻想使い》シメオン
CV:鳥海浩輔
「やあ、よくここまで辿り着いたね、“魔王の城”を解放せんとする勇者たちよ。」
結社《身喰らう蛇》に所属する執行者 No.VIIで《幻想使い(イマジネーター)》の異名を持つ。
“想片”により自らの思い描いた存在を具現化できる異能を持ち、伝説級の幻獣すら実体化してしまうことも。その能力の危険性から、七耀教会や遊撃士協会からは要警戒対象とされている。
紳士的な口調ながらどこか捉えどころがない男で、ところどころ芝居がかった振る舞いをする。尚、結社がシステムを乗っ取った仮想空間《黑の庭城(グリムガルテン)》の中世ゴシック風様式は彼の趣味によるものだとか。
《言霊使い》ウルリカ
CV:長谷川育美
「それじゃあ今日はこの辺でおっつー! 高評価、チャンネル登録もヨロたん★」
《言霊使い》の異名を持つ、結社《身喰らう蛇》の執行者 No.XVIII。《言霊》により他者の行動や認識に干渉したり、戦闘能力そのものに影響を与えるといった異能を操る。
いわゆる典型的な“ギャル”の容姿と振る舞いをしているが意外と常識的な面があり、場合によっては結社メンバーを窘めることも。
素性を隠し、動画配信者としても活動しているが、「視聴者や他の配信者に失礼だ」という理由で《言霊》の異能を封印し、純粋な彼女の魅力で人気を獲得している。
《洸弾》のイクス
CV:堀江瞬
「ヒントをやるよ――代償はアークライド、テメエの命だけどな!!」
《紅黎い魔装鬼》事件をきっかけに結社《身喰らう蛇》に正式所属することになった執行者 No.XX-a。魔弾を操る異能を持ち、あり得ない角度からの狙撃などトリッキーな遠距離戦法を得意としている。
空の女神(エイドス)を否定する《D∴G教団》のもとで生まれ、教団壊滅後は双子の妹ヨルダと共に暗殺組織《庭園》に身を置いてきた。
嗜虐的で、常に狂気を覗かせているイクスは《自分自身で在り方を決めることができる》という結社の方針に馴染めないらしく、徐々に妹とすれ違うようになってしまい……。
《影喰》のヨルダ
CV:古賀葵
「私はこういうやり方以外、何かを決着させる方法は知らないから。」
双子の兄、イクスと共に正式に結社入りすることとなった執行者 No.XX-b。“影”で出来た異形の手を召喚して自在に操る異能を持ち、空間を隔てた先にも干渉させることができる。
イクス同様、《D∴G教団》《庭園》と裏の世界で生まれ育ったヨルダだが意外と普通の少女っぽい反応を見せることも。
行動の自由が与えられている結社での活動にはどことなく居心地の良さを感じているが、その感覚を共有できないイクスに不安を抱くようになっていき……。
《盟主》グランドマスター
「それもまた必然だったのです――黎(あおぐろ)き狭間に彷徨う者よ。」
結社《身喰らう蛇》の最高指導者である謎多き女性。“存在の次元が違う”と感じさせるほどの超常的なオーラを持ち、さらに過去から未来の全てを見通して計画を進めているともとれるような言葉を発する。
ゼムリア世界の“外”の理にも通じている存在のようで、一部の使徒や執行者たちには“外の理”によって創られた武具を与えている。
結社独自のネットワークで用いられている《アストラルコード》も、彼女がもたらした“外”の理を記述できるシステム言語だという。
マルドゥック総合警備保障
カシム・アルファイド
CV:梅原裕一郎
「良い機会だ、フェリーダ。改めて戦士としての成長ぶりを見せてもらうぞ。」
高位猟兵団《クルガ戦士団》一の戦士と謳われたフェリの実兄で、《灼飆(カムシン)》の異名を持つ。
大陸最強クラスの戦闘力と指揮能力を備えており、現在は《マルドゥック総合警備保障》の警備主任を務めている。2年前にはマルドゥック社と契約を結んだヴァンの教官として、撃剣と零式勁術(ゼロ・ストライク)を指南した。
本作では、グラムハート大統領との契約に従いマルドゥック社の警備主任という立場から《スターテイカー計画》遂行に携わっていくことに。
ミラベル・アールトン
CV:桜木つぐみ
「スーパーSCミラベルさんを舐めるんやないで~!」
マルドゥック社に所属する上級SC(サービスコンシェルジュ)。独特の口調で話す快活で鉄火肌な女性で、大雑把なところもあるがSCとしての能力は極めて優秀。
マルドゥック社が開発した世界初の仮想現実シミュレーター《お伽の城庭(メルヒェンガルテン)》にも深く関わっていた。
《アークライド解決事務所》に出向しているリゼットの同僚にして公私にわたる友人でもある彼女は、どうやらリゼットの過去についても何らかの情報を把握しているようだが……。
《斑鳩》
シズナ・レム・ミスルギ
CV:内田真礼
「さあ――暁鴉(あけがらす)も目覚めたようだ。今宵は行ける所まで行ってみようじゃないか?」
大陸東部最強の猟兵団《斑鳩》の副長にして、《白銀の剣聖》の異名を持つ《黒神一刀流》の達人。《暁鴉(あけがらす)》と呼ばれる、東方に伝わる呪われた妖刀ともいえる漆黒の太刀を得物にしている。
1年以上前から《斑鳩》を率いて共和国の東部にある《イシュガル山脈》に潜伏し、大統領府との契約に基づく極秘活動をしており、その“下見”の際に弟弟子であるリィンに遭遇していた。
本作では、大統領府との契約に従って動く中で《灰の剣聖》リィンと再会。再び共和国の地で刃を交えることに……。
クロガネ
CV:森嶋秀太
「《阿修羅眼》に捉えられぬものなし――各々方、覚悟されよ!」
東方に伝わる「忍び」のひとりで、最強の猟兵団《斑鳩(いかるが)》の副長シズナを「姫」と呼ぶ、覆面の偉丈夫。数え切れないほどの戦場を駆け抜けた者にしか備わらない、真なる強者の風格がある。
太刀と忍びの使い手が集う《斑鳩》だが、クロガネの超人的な肉体と体術&磨き抜かれた暗器術《朧月流》は結社《身喰らう蛇》の執行者にも匹敵する程。
《斑鳩》では次期頭領と目されている人物であり、《臘月流》をメインに使うも《黒神一刀流》の型も一通り修めている。
その他の重要キャラクター
ラトーヤ・ハミルトン博士
CV:井上喜久子
「私はあくまでそれを見守り、“結果”に備えているだけに過ぎません。」
総合技術メーカー《ヴェルヌ社》の元最高顧問にしてバーゼル理科大学の名誉教授。《導力革命》の父、C・エプスタイン博士の《三高弟》の1人で、「辺境にこそ導力器が必要」という信念のもと、共和国で多大な功績を挙げてきた。
高名な学者でありながらどんな相手にも分け隔てなく接する人格者で、サルバッドの水源確保や中東の緑化、大陸東部の不毛化への対策など、人々のための活動を惜しみなく行ってきた。
その慈悲深さから聖母のような印象を抱く人も。一方、共和国で発生した《紅黎い魔装鬼》事件では、何らかの目的で間接的に事件に関与していたものと思われるが……。
ユン・カーファイ
CV:千葉繁
「とくと見届けるがよい。世界(ゼムリア)の宿命を決する刹那を。」
極東の太刀を扱う剣術流派《八葉一刀流》の開祖にして、《理》の境地に至った《剣仙》と称される剣士。その境地により得た《天元眼》により、この世の森羅万象を見通すことが出来るといわれている。
《八葉一刀流》を開いて以来、大陸西部を渡り歩きその先々で可能性を見出した弟子に指南を施し、《剣聖》と称される剣士たちを育ててきた。リィンもその一人。
呪われし太刀である《暁鴉》を持つシズナ、そして《黒神一刀流》とも深いかかわりがあるようだが…。
ロイ・グラムハート大統領
CV:小山力也
「カルバードの、いや全世界の皆さん。共に星を――ゼムリアの未来を掴みましょう!!」
アニエスの父親にして、カルバード共和国第23代大統領。ダンディでワイルドビジュアルと、フランクだが頼もしい語り口から世代を問わず圧倒的な支持を受けている。
かつては共和国軍の軍人として活躍していたが、退役後に政治家へと転身。前大統領ロックスミスの当選を機に《愛国同盟》を結成し、己の道を進んでいくこととなった。
本作では、彼が水面下で進めていた国家プロジェクト《スターテイカー計画》の全貌をゼムリア各国に向けて発表。共和国軍やCID(中央情報省)、マルドゥック社といった企業まで動かし計画実現に向けて突き進んでいくことになる。
エミリア・ハーリング少佐
CV:小見川千明
「さあ――行くわよエクスキャリバー。閉ざされた未来を切り拓くために!」
共和国が突如として発表した《スターテイカー計画》において人類初の有人宇宙飛行のために選抜された“宇宙飛行士”。元々は空軍の所属で、過去の大戦で多大な戦果を残したことから“撃墜女王”と呼ばれたガンシップのエースパイロットだった。
大戦後、表向きは軍を退役しつつ、裏では宇宙飛行士の訓練の一環としてバイクによる最速での運び屋業を営んでいた。気さくで茶目っ気もある性格ながら、軍人と運び屋の双方に誇りを持っており、今回の宇宙計画にも確かな信念をもって臨んでいる。
宇宙計画に当たっては、共和国が開発した新型アサルトフレーム(人型機動兵器)《エクスキャリバー》に搭乗。目的を果たすために、あらゆる事態に備えた戦闘訓練を行っている。
ニナ・フェンリィ
CV:上田麗奈
「私が見落としていたところに“目を向ける”機会をくれて――本当にありがとうございました。」
東方系ハーフの人気アイドルにして、天賦の才能を持つ若手映画女優。先輩女優であるジュディスのことは後輩として、友人として、ライバルとして尊敬している。七耀暦1208年に開催された《サルバッド映画祭》では最優秀女優賞を獲得し、ついにジュディスと肩を並べる存在となった。
その正体は、七耀教会で《終わりの聖女》と呼ばれる人物その人。隠密僧兵らは、彼女に従う形でゼムリア各地で活動している。
グラムハート大統領による《スターテイカー計画》と呼応するかのように、彼女自身の判断で守護騎士第五位・ケビンに何らかの命を下したようだが……。
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