Sensor Towerは、2024年9月に4周年を迎えたiOS/Android向けアプリ「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の市場レポートを公開した。

目次
  1. セガのモバイルゲーム収益の50%以上を占めるプロセカ、iPadユーザーからの支持も大きい
  2. モバイル音楽ゲームプレイヤーだけでなく、ストーリーを楽しむユーザーにも支持されるプロセカ

「プロセカ」こと「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」は、リリースから4周年を迎え、世界累計収益が8億ドルを突破し、セガのモバイルゲーム収益の50%以上を占めているという。

今回のレポートでは、こうした収益の推移のほか、iPadユーザーのシェア増加など、デバイス別のシェアなども解説されているので、気になる人は詳細もぜひチェックしてほしい。

「プロセカ」の累計収益が8億ドルを突破――セガにおける2020年10月からのモバイルゲーム別収益では50%以上のシェアにの画像

以下、発表情報をもとに掲載しています

セガのモバイルゲーム収益の50%以上を占めるプロセカ、iPadユーザーからの支持も大きい

2020年9月にリリースされたモバイル音楽ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(SEGA)が4周年を迎えました。タイトルからもわかるとおり、「初音ミク」のIPを活用したモバイル音楽ゲームの同作は、音楽ゲームとしてのゲーム性のみならず、ストーリーも魅力の1つです。

Sensor Towerのデータによると、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」はリリースから2024年8月までに世界累計収益8億ドルを突破しています。同作の世界最大市場は日本で、90%以上のシェアを占めています。

「プロセカ」の累計収益が8億ドルを突破――セガにおける2020年10月からのモバイルゲーム別収益では50%以上のシェアにの画像

「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」は、同作のパブリッシャーであるSEGAの収益の柱でもあります。Sensor Towerのデータによると、2020年10月から2024年9月の日本における同社のモバイルゲーム別収益で、同作は50%以上のシェアを占めています。

「プロセカ」の累計収益が8億ドルを突破――セガにおける2020年10月からのモバイルゲーム別収益では50%以上のシェアにの画像

この数字は日本のモバイル音楽ゲームでも大きなインパクトとなっています。Sensor Towerのデータによると、過去2年(2022年9月から2024年8月)の日本におけるモバイル音楽ゲームパブリッシャー別収益ランキングで、SEGAはトップとなっています。

日本のモバイル音楽ゲームのトップランナーである「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」は、スマートフォンのみならず、iPadユーザーが多いことも特徴の1つです。Sensor Towerのデータによると、日本における同作のデバイス別ダウンロード数・収益を見ると、ダウンロード数で15%、収益で18%をiPadユーザーが占めています。

「プロセカ」の累計収益が8億ドルを突破――セガにおける2020年10月からのモバイルゲーム別収益では50%以上のシェアにの画像

より高難度で音楽ゲームをプレイしたい、ストーリーをダイナミックに楽しみたいというニーズがiPadユーザーとの相性がいいのだと推察できます。実際、日本のApp Storeにおける収益ランキングでも、iPadのほうがより上位で推移しています。

「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の日本での人気はMAUでも確認できます。Sensor Towerのデータによると、2020年10月から2024年9月までの日本におけるモバイル音楽ゲームのMAUでは、2021年8月を除いてトップとなっています。

また、同作は継続率の点においても高水準に推移しています。Sensor Towerのデータによると、日本で人気のモバイル音楽ゲーム継続率では、「あんさんぶるスターズ!!Music」(Happy Elements)に次ぐポジションと言えます。

「プロセカ」の累計収益が8億ドルを突破――セガにおける2020年10月からのモバイルゲーム別収益では50%以上のシェアにの画像

モバイル音楽ゲームプレイヤーだけでなく、ストーリーを楽しむユーザーにも支持されるプロセカ

Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると、日本の2024年第2四半期における「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」ユーザーは、男性が46%、女性が54%で若干女性ユーザーのシェアが高くなっています。同作のユーザーが一般人口と比較して使用シェアが高いモバイルアプリ/ゲームを見ると、モバイル音楽ゲームが上位に入っています。

「プロセカ」の累計収益が8億ドルを突破――セガにおける2020年10月からのモバイルゲーム別収益では50%以上のシェアにの画像

その一方で、ストーリーを楽しむモバイルアプリも入っています。「すとぷりWith!!」(FLAGGS)と「テラーノベル」(Teller Novel)はいずれもストーリーが魅力のアプリです。「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」においてもストーリーは大きなフィーチャーの1つで、2023年には同作のストーリーを読みやすくするためのアップデートも実施されました。全ユニットのメインストーリーの常時解放や、フレンドにおすすめできるお気に入り機能、読み返しやすくするためのしおり機能など、多岐にわたっています。

Sensor Towerのモバイルアプリインサイトのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

Sensor Tower ブログ
https://sensortower.com/ja/blog/project-sekai-4th-anniversary

出典:Sensor Tower

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