バンダイナムコエンターテインメントは、2025年3月15日・16日に幕張イベントホールで「THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY MEETING ~P@SSION UP!!!~」幕張公演を開催した。ここでは3月16日に行われたDAY2公演の模様をお届けする。

本イベントは10周年という節目に全国を巡る、朗読劇あり、トークあり、ライブありのお祭りであるプロデューサーミーティング(通称プロミ)のひとつ。2024年11月からスタートして愛媛公演、熊本公演、大阪公演と順次行われ、今回の幕張を迎えた。フィナーレを飾るナンバリングライブは、7月に横浜で開催される。
現地での有観客に加えてASOBI STAGEでの配信も実施し、アーカイブ配信期間は全公演共通で3月17日(月)18時~3月24日(月)23時59分(購入は3月24日(月)18時まで)を予定。チケットを友人や同僚にプレゼントできるプレゼント用視聴チケットも販売しているので、詳細は公式サイトやASOBI STAGE券売ページで確認してほしい。なお、今回はミーティングのためライブのようなアンコールは行われていない。
DAY2出演者
神原大地さん(伊集院北斗役)
土岐隼一さん(都築圭役)
堀江瞬さん(ピエール役)
高塚智人さん(渡辺みのり役)
菊池勇成さん(蒼井悠介役)
増元拓也さん(信玄誠司役)
中田祐矢さん(清澄九郎役)
千葉翔也さん(秋山隼人役)
永塚拓馬さん(冬美旬役)
白井悠介さん(若里春名役)
益山武明さん(紅井朱雀役)
天﨑滉平さん(東雲荘一郎役)
小林大紀さん(水嶋咲役)
矢野奨吾さん(岡村直央役)
寺島惇太さん(大河タケル役)
濱野大輝さん(円城寺道流役)
汐谷文康さん(北村想楽役)
伊瀬結陸さん(天峰秀役)
大塚剛央さん(眉見鋭心役)
立木文彦さん(=齋藤孝司役)
河西健吾さん(山村賢役)
前日に続き、本イベントは315プロダクションの齋藤孝司社長、事務員の山村賢と共にパッションの応酬で気合を入れるところからスタート。賢に労われる場面もありつつ、アイドルたちもステージへ。冒頭の挨拶ではアイドルたちが公式アクリルスタンドのポーズを決めて盛り上がり、伊瀬さんの計らいで社長&賢コールも。

そしていよいよ「Beyond The P@SSION」も最終日。これはアイドルとプロデューサーの放つ「パッション!!」の掛け声を計測し、熱いパッションを集めていく企画として愛媛公演から続いていたものだ。前日の記録を振り返りながら、伊瀬さんが110デシベルを目指そうと周囲を鼓舞。315デシベルくらいはありそうな社長のお手本に続き、出演者&プロデューサーたちはしっかり発声練習をしたこともあってか見事111デシベルを叩き出す。ご褒美として、新衣装「パッショネイトコンチェルト」に身を包んだ属性ごとの集合イラストが披露された。


「STORY OF 31.5時間TV(朗読劇)」では31.5時間TVの後半戦が始まり、総合司会は北斗、アシスタントは「チャオ☆」を披露しつつ秀が担当。まずは北斗が大人組の出演したという深夜帯の企画を振り返っていったが、思わず「見たい!」と言いたくなる興味深い内容が繰り広げられていたようだ。

その裏では、さまざまな形でお互いに協力しながら万全の体制で番組に臨むアイドルたちの姿が。「パッション!」の掛け声で心をひとつにしたあとは、前日でも触れられた「俺様最強海の家」をDIYで復活させる31.5時間チャレンジの企画へ。秀がネーミングに色々とツッコミを入れていたので、今後プロデューサーたちはノリで選んだ内容が及ぼす影響についてよくよく考えたほうがいいかもしれない。
現場の中継には猫柳キリオ、鷹城恭二、御手洗翔太が登場。カラフルに生まれ変わった「俺様最強海の家」を紹介していく。キリオが発生したトラブルについて怪談のような雰囲気で語りだすも、実は小動物絡みの可愛らしいオチ……となっていたが、恭二にとってはただ事ではなかったようだ。

一方、31.5時間トライアスロンのロードバイクに挑戦する朱雀とサポートのみのりは、一向に止む気配のない雨に悩まされていた。焦る朱雀に、スタジオで別の企画に参加していた黒野玄武から連絡が入る。玄武の励ましで朱雀は落ち着きを取り戻し、玄武もまた朱雀からの熱い言葉に気合を入れる。そんな2人を様子を見ていたみのりは、神速一魂の絆の強さに感動するのだった。
最高のお弁当をテーマにした「デリシャスお料理対決」では、隼人&咲ペアと、春名&直央ペアが対決。審査員として誠司は味、荘一郎は見た目、道流は栄養バランスを重視するという。
アスランのサポートを受けたという隼人と咲は順調に仕上げ、完成したのはバンドをモチーフにしたお弁当。厳しい意見もあったが、審査員の評価も上々となった。春名と直央が完成させたのは、審査員を驚かせたいと考えた春名の思い付きで作り上げたドッキリドーナツ弁当。審査員の反応は直央が心配したとおりだったが、最終的な勝敗はプロデューサーに託されることとなった。

朱雀とみのりが雨で足止めされている中、社長、賢、プロデューサー、にゃこが応援に駆け付ける。そこで社長がパッションで雨雲を吹き飛ばそうと提案し、プロデューサーは勢いで雨雲を吹き飛ばす「315パッションダンス」を選択。困惑する朱雀たちも社長の説明で納得(?)し、聞こえてきた懐かしの「DRIVE A LIVE(パッションMAX Ver.)」で力がわいてきた朱雀たちがダンスを踊り切るとピタリと雨が止んでしまった。もともと天気予報で晴れる予定だったようだが、やはりパッションに不可能はない。改めてそう思わされる出来事だった。

ピエール、圭、旬は、小さなお友達と仲良くなろうというコーナーに挑戦。会場から響いた、力強い「こんにちはー!」の挨拶にアイドルたちが圧倒される一幕も挟み、ここで犬さん猫さんたちのトリマー体験をしている硲道夫と姫野かのんから中継が入る。小さなお友達と何をして遊ぶかのヒントをもらったピエールたちは、改めて「魔法鬼」で遊ぶことに決定。タッチされたら鬼の魔法にかかるというルールで、まずはアイドルたちがお手本を見せていく。鬼役の旬から圭には「一緒にピアノを弾いてほしい」というお願いが伝えられ、ピエールは「ヤンキーになってください」という可愛らしいお願いに応えていた。
トライアスロンでランニング中のタケルとサポートをする悠介のもとには、社長、賢、プロデューサーが応援に駆け付ける。社長特製ドリンク「真・パッションの目覚め」を受け取ったタケルたちはパッションに目覚め、その勢いのまま全力疾走してゴールを目指していく。
前半戦に登場したチームと対決するコーナーは、北斗、九郎、想楽、鋭心が挑戦。「何かをしている誰か」をジェスチャーで正確に伝えられたチームが勝者となる。前日が非常にカオスな状況になったせいか、お題を選ぶプロデューサーを見つめるアイドルたちの目は真剣そのものに感じられた。
プロデューサーの選択の結果、まず1問目は「『DRIVE A LIVE』を踊っている信玄誠司」となり、想楽がじっくりと時間をかけて伝えたところ、うまく九郎にバトンが繋がる。アクリルスタンドのポーズも活用し、見事に北斗まで正解を伝えきることができた。
2問目は「盆踊りをする桜庭薫」となり、北斗が医者らしい仕草で薫であることを伝えるのは成功。しかし盆踊りがうまく鋭心に伝わっていないようでヒヤリとするが、九郎がしっかり読み取ったことで2問とも正しくパッションを伝えることができた。エンディングではタケルたちも無事にゴールし、31.5時間TVは大成功の中で無事終了する。


「315プロデューサー会議」ではDAY1に続き、パンフレットの企画で実施したアンケートの結果を紹介していく。「アイドルマスター SideM」に詳しくない人へおすすめしたい曲は「MOON NIGHTのせいにして」「Take a StuMp!」「組曲 -to All Ages Concerto-」が挙げられた。出演者からも「『Take a StuMp』を全員揃った状態で歌いたい!」という声が上がり、河西さんは「嗚呼、情熱に星は輝く~315プロダクション社歌~」をオススメしていた。
315プロダクションの中で「父・兄・弟・孫・上司&先輩・部下&後輩・幼馴染にしたい人」と「一番パッションを感じる人」という質問には、数多くのアイドルたちや社長の名前が挙がる。出演者たちは、自分の演じたキャラクターが1位になれるような項目でアンケートをしてほしいと希望を挙げていた。

ライブパートでもDAY1と同様に、新たな衣装「パッショネイトコンチェルト」に身をつつんだアイドルたちが登場。属性/年代ごとに分かれたチームで、プロデューサー参加型企画「パッション爆裂!楽曲シャッフル大作戦」で選ばれた楽曲を届けていく。
メンタルチームが「来来美食(C.FIRST)」、フィジカルチームが「愛笑華!(彩)」と「Baile Apasionado(WORLD TRE@SURE スペイン)」、インテリチームが「Platinum MASK(Beit)」、10代アイドルが「Dance in the school!(S.E.M)」、20代以上のアイドルが「リフレインアトリウム(Legenders)」、10代アイドルが「FANTASTIC DISCOTHEQUE(F-LAGS)」を披露し、最後は「DRIVE A LIVE」で締めくくる。直接目にしたプロデューサーたちも感じただろうが、出演者たちもシャッフルでお互いの楽曲の魅力に気づいたり、オリジナルメンバーの凄さを改めて実感したりする機会になったようだ。それぞれの楽曲ごとの演出にもこだわりが感じられ、後の挨拶でセットに対するエピソードなども語られていた。

















DAY2は10周年記念の新全体曲「SUPREME STARS !!!」の視聴動画公開、アイドルマスターポータル SideMブランドページ内「315 PASSION CONTENTS」内の各種ストーリーの更新や、4月27日に「ニコニコ超会議2025」で特別ステージの生配信、さらに3Dアイドルライブ「315 Production presents F@NTASTIC」の新たな展開も届けられた。7月12日・13日開催の「THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY ST@GE ~P@SSION-ING!!!~」も概要や出演者が発表となったので、今後の続報を楽しみにしておこう。


DAY2 ライブパートセットリスト
01.来来美食/土岐隼一(都築圭役)、堀江瞬(ピエール役)、菊池勇成(蒼井悠介役)、増元拓也(信玄誠司役)、中田祐矢(清澄九郎役)、白井悠介(若里春名役)、汐谷文康(北村想楽役)
02.愛笑華!/千葉翔也(秋山隼人役)、小林大紀(水嶋咲役)、濱野大輝(円城寺道流役)
03.Baile Apasionado/高塚智人(渡辺みのり役)、益山武明(紅井朱雀役)、寺島惇太(大河タケル役)、大塚剛央(眉見鋭心役)
04.Platinum MASK/神原大地(伊集院北斗役)、永塚拓馬(冬美旬役)、天﨑滉平(東雲荘一郎役)、矢野奨吾(岡村直央役)、伊瀬結陸(天峰秀役)
05.Dance in the school!/堀江瞬(ピエール役)、永塚拓馬(冬美旬役)、白井悠介(若里春名役)、益山武明(紅井朱雀役)、寺島惇太(大河タケル役)、伊瀬結陸(天峰秀役)、大塚剛央(眉見鋭心役)
06.リフレインアトリウム/神原大地(伊集院北斗役)、土岐隼一(都築圭役)、高塚智人(渡辺みのり役)、増元拓也(信玄誠司役)、天﨑滉平(東雲荘一郎役)、濱野大輝(円城寺道流役)
07.FANTASTIC DISCOTHEQUE/菊池勇成(蒼井悠介役)、千葉翔也(秋山隼人役)、中田祐矢(清澄九郎役)、小林大紀(水嶋咲役)、矢野奨吾(岡村直央役)汐谷文康(北村想楽役)
08.DRIVE A LIVE/全員
THE IDOLM@STER(TM)& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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