2025年5月24日・25日、さいたまスーパーアリーナにて開催された「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 春公演」。5月24日のDAY1出走後に行われた、石原夏織さん(アーモンドアイ役)と羊宮妃那さん(デアリングタクト役)へのインタビューをお届けする。

(写真右から)石原夏織さん(アーモンドアイ役)、羊宮妃那さん(デアリングタクト役)
(写真右から)石原夏織さん(アーモンドアイ役)、羊宮妃那さん(デアリングタクト役)
アーモンドアイ
アーモンドアイ
デアリングタクト
デアリングタクト

――ナンバリングイベントに初出走した感想をお願いします。

石原:すごく楽しかったです。トレーナーさんたちのエネルギーが本当にすごくて、想像を超える力強さに圧倒されました。長い歴史のある「ウマ娘」のナンバリングイベントに初めて出走させていただいたのですが、とても優しく、あたたかく迎えてもらえたのが本当に嬉しかったです。

羊宮:時間を切り詰めて練習をしてきて、大丈夫かな?どうしよう?と不安で涙がこみ上げる日もありましたので、とりあえずは怪我なく無事に終えることができ、皆さんの笑顔を見られてホッとしております。ありがとうございます。

――DAY1では「Ms. VICTORIA」を2人で披露しました。その感想やレッスンでのエピソードがあれば教えて下さい。

石原:難しい曲だと思っていましたし、オリジナルは複数人(14人)で歌っていて音圧もありますから、2人で挑むことにすごくプレッシャーを感じていました。でも、(羊宮)妃那ちゃんが横に立って、振り付けを合わせて踊ったりユニゾンしたりするのがすごく心強くて。2人でいい緊張感を持って挑めたのは、本当に幸せな時間だったなと思います。

羊宮:心強かったのは私の方です。(石原さんは)ずっと心強かったですが、やっぱり本番でお顔を合わせたときに、言葉では言い表せない感情がいっぱい込み上げてきました。

リハーサルでひとつ思い出があって。最終確認のリハーサルの際に、「そよぐ風 嬉しそうに〜」のところも(ラスサビの前に背を向けるのではなく)サビまで向かい続けて歌おうと変更になったんです。それで、もともとはしっかりあった振りが軽くで大丈夫となりました。でも、実際にやってみたら、軽くってどこまで手を上げたらいいのかわからくて(笑)。2人で目を合わせながら、すごく中途半端になっちゃったのが面白かったです。

石原:そこは絶対合わせようね、ってなったんだよね(笑)。

羊宮:そうなんです。本番ではちゃんと上まで手を上げようとなりました。それもいい思い出です。

石原夏織さんと羊宮妃那さんが初出走の感想やお互いの印象を語る!「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 春公演」DAY1出走後インタビューの画像

――そのほか、イベントに向けて特に練習したなと印象に残っているのはどの曲でしょうか?

羊宮:レッスンの動画は撮って残しているのですが、一番多かったのは「STARTING FORCE」です。ダンスって足でリズムを刻むことが多いじゃないですか。でも、この曲のサビは仁王立ちで振りが上半身だけなので、音に乗っていないように見えてしまい、すごく難しかったです。ゲームでのウマ娘たちの「STARTING FORCE」を見ながら、どうやったらしなやかに、下半身も踊っているように見えるか、仁王立ちなのも振りなんだと見せられるか……そういったことをすごく考えて何回も練習しました。

石原:私は「Shake The World!!」ですね。この曲はコーラスも多く、途中までは主線を踊りつつ、途中からコーラスの振りになるとか複雑に組み込まれた振り付けなんです。私は、振りを覚えるのが難しいと思うタイプではないんですけど、この曲は頭を使わないと覚えられないなと思って、お仕事で飛行機に乗るときとかもずっとこの楽曲を聴いて頭の中で踊っていました。バレないようにやっていましたが、すごく怪しい女だっただろうなと思います(笑)。

――ダンスの出来栄えはご自身的にいかがですか?

石原:楽しい曲がすごく多く、「Shake The World!!」の前奏は楽しくて普通に間違えました(笑)。私的には70点です。

羊宮:難しいなと思ったのは、「ヒールで踊ること」と「ハンドマイクを持って踊ること」、あと「ずっと踊っているわけではないこと」です。振りがあるところもあるし、立ち止まらなきゃいけないところもありますから。マイクはちゃんと固定位置で持ちつつ、右手や足はダンスをするのもすごく難しくて。とにかく(マイクを持った)左手は固定、そのほかは自由に動けるようにすることを意識して、時間を使い積み重ねて練習してきたので、今日がどんな出来栄えであっても私は後悔しないです。点数は、このインタビュー記事を読んでくださっている皆さんに委ねたいと思います。

石原夏織さんと羊宮妃那さんが初出走の感想やお互いの印象を語る!「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 春公演」DAY1出走後インタビューの画像

――今回のステージで、「ウマ娘」ならではだなと感じたところはありますか?

石原:いっぱいありますね。すごく面白いと思ったのは、「うまぴょい伝説」の最後のサビで、ステージが(LEDで)芝生になってそこを私たちが全速力で走るところです。360度のステージだからでもありますし、そもそも芝生の上を走る演出はなかなかないので、それを皆さんの前で実際にできてすごく楽しかったです。全速力で頑張りました。

羊宮:私はシャケの曲(SHAKEROCK)が(笑)。この日のためにバンド練習を数ヶ月前からしていたとお聞きして、バンド練習って本当に大変なのですごいなって思います。楽屋のモニターで見ていたのですが、皆さんすごくキラキラ輝きながら演奏されていて、このライブに出走して見せていただけて良かったなって思います。

石原:シャケを振り回している女性声優ってなかなかいないよね?(笑)

羊宮:なかなかいないですし、ダンサーさんもシャケを被っていてすごかったです(笑)。アーカイブは2週間あるそうなので、ぜひ何回も見ていただきたいです。

――リハーサルや本番で、先輩の「ウマ娘」キャストから何か言葉はかけられましたか?

石原:最終ゲネのときに、緊張すると話したら「大丈夫だよ。楽しめばいいんだから」と(天海)由梨奈ちゃんが言ってくれました。それで気持ちが朗らかになったといいますか、経験してきたみんなが言ってくれるってことは、本当に楽しいライブなんだろうなと思えたので、今日もその言葉を思い出して挑みました。

羊宮:本番が終わったあとに、本当にたくさんの方から「Ms. VICTORIA」今日が一番良かったよと言っていただきました。それが嬉しかったです。

――先ほど「心強かった」と話していましたが、これまでメイン役同士での共演はなかったと思いますので、レッスンや本番を経て感じたお互いの印象について教えて下さい。

石原:私はほぼほぼソロレッスンだったので、誰とも顔見知りにならずにゲネを迎えたんです。ゲネに行く時は「楽しみだけど、大丈夫かな?」「友達できるかな……?」って小学1年生みたいな気持ちだったのですが、妃那ちゃんはちょっと馴れ馴れしく声をかけてみたらすごく優しく答えてくれて、とても嬉しかったです。2人で初めて合わせた時も、うまくいきそうな気がすると感じました。

羊宮:嬉しいです。私が石原さんを知ったのは、まだ声優を目指そうと思っていなかった頃かもしれないです。ゆいかおりさんで石原さんのことを知って、一緒に踊ったり、アニメをいっぱい見たりしていました。(アラジン役を担当した)「マギ」での石原さんの演技がすごく好きで、先ほどそれをお伝えしたんです。

石原:さっき聞きました(笑)。

羊宮:絶対にお仕事としてステージに立つんだ、絶対にタクトちゃんとアーモンドアイちゃんとして一緒に立つんだという意気込みでしたから、本当に今の今までずっと黙っていたんです。好きだった気持ちで話しかけているのか、ちゃんとライブでのお話をできているのか自信が持てなくて……もしかしたら逆にあまり話しかけないようにしちゃったかもしれないです。

石原さんの印象は、ずっと美しくて可愛らしくいるお姿が癒やされオーラ満々で。その印象は直接お会いしても変わらず、むしろ気さくで、こんなにキャリアが違うのに私にもずっと笑顔で話しかけてくださるお優しい方だなって思いました。

石原:ありがとうございます。

――今回も熱い応援をくれたトレーナーさんについては、どのように感じましたか?

石原:(イベント中のMCで話したように)やっぱり「Ms. VICTORIA」のときに崩れ落ちた人は熱かったです。本当に一瞬だったんですけど、始まった瞬間に崩れ落ちていく瞬間を見て、人ってあんな綺麗に崩れ落ちるのか!って(笑)。この曲が大好きだと伝わってきましたし、私たちが歌うこともあって余計喜んでくれたのかなと感じました。

羊宮:愛するってこういうことなんだろうなって(トレーナーさんを見て)すごく感じました。これって当たり前じゃないですよね。(会場までの)交通費も時間も、並ぶことも、ずっと立って見ることも、好きで愛していないとその熱量で居続けるなんて無理じゃないですか。だからこそ、それをデアリングタクトちゃんとして感じ取らせていただけたことはとても光栄ですし、私たち自身も熱量を絶やさないように精一杯、一生懸命向き合っていけたらなと改めて思いました。

――ちなみに、キャストとして選ばれる前には、「ウマ娘 プリティーダービー」という作品にどのような印象をお持ちでしたか?

石原:ゲームをプレイしたことはありました。私自身、競馬にめちゃめちゃ詳しかったわけではないですが、マネージャーさんがとても競馬好きなので、その子の背景などを聞いていたんです。それがすごく忠実に表現されていて、今までゲームを触ったことのない方や競馬ファンの皆さんにもすごく愛されている作品だなと思っていました。そんな素敵な作品に携わることができて本当に嬉しいです。

羊宮:私も競馬には詳しくないのですが、声優になる前に買った声優雑誌に「ウマ娘」さんが載っていて、作品自体はそこで知りました。カラオケでも、お友達と「ウマ娘」さんの曲を歌って踊っていたので(笑)、今でも夢見たいです。本当にすごいことだと思っています。

――アーモンドアイとデアリングタクトが育成ウマ娘として実装されるのを期待している方も多いと思いますので、そういった方たちにメッセージをお願いします。

石原:実装されるのを楽しみにしているとの声をたくさんいただき、私自身もそうなったらいいなと思っています。ゲームや楽曲、イベントなどさまざまな方向から、よりキャラクターの魅力を知ってもらい、より深く愛してもらえるようになったら嬉しいです。

羊宮:数年前にキャスト発表され、皆さんが愛している大好きなお馬さんをモチーフにしたキャラクターが私で大丈夫かなって不安な気持ちもありました。でも、皆さんが優しく迎え入れてくださって、すごく嬉しかったんです。その期待を裏切らないように一生懸命頑張りますので、実装されるのを楽しみにお待ちいただけたらなと思います。(ゲーム内に)アーモンドアイちゃんとの誕生日プレゼントに関するトークがありますので、よかったらチェックしてみてください。

※一度見たトークは、ウマ娘名鑑の「トークギャラリー」から見返すことが可能

石原夏織さんと羊宮妃那さんが初出走の感想やお互いの印象を語る!「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 春公演」DAY1出走後インタビューの画像

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー