バンダイナムコエンターテインメントは、2025年10月4日・5日に「315 Production presents F@NTASTIC BATTLE FES ~Who goes first~」幕張公演を幕張イベントホールで開催した。ここでは10月4日のDAY1・昼公演の模様をレポートする。

315プロダクションのユニット合同ライブ「F@NTASTIC COMBINATION LIVE」を経たアイドルたち。次に彼らが挑むのは「バトル」をテーマとした新たなステージだ。それぞれのユニットが自分たちの個性を全面に打ち出し、持てる力を惜しみなく発揮した本気のパフォーマンスでぶつかり合うバトルフェスとして開催するという。
本公演は配信も実施されていて、アーカイブ視聴期間は11月3日(月)23時59分(販売は11月3日(月)18時)までを予定。チケットは各公演ごとの「視聴チケット」、4公演がセットになった「ファンタスティック配信パック」、315プロダクションエピソードも楽しめる「配信ストーリーセット」、全部がセットになった「ファンタスティック配信ストーリーパック」を提供し、いずれかのチケットを購入すると「定点カメラ映像」も別途有料で追加できる。
アーカイブ同時視聴上映会も10月11日(土)、12日(日)、11月1日(土)、2日(日)に開催される予定だ。残念ながらリアルタイムに視聴できなかったファンは、このタイミングで盛り上がろう。
開演前にはDRAMATIC STARS、FRAME、彩、High×Joker、神速一魂、THE 虎牙道、F-LAGS、Legendersのリーダーたちが諸注意アナウンスを担当。8人いてもツッコミ役が不足していたため天道輝のダジャレが“マジレス”の嵐に晒される、いつもの展開もあった。
冒頭に“仲間だけどライバル”といったコメントがあったように「担当アイドルこそ最高!!」と考えるファンたちも少なくないだろう。オーバーチュアからも、そんなファンたちも含めた互いのライバル心を盛大に煽るような演出でスタートする。とはいえ、あくまでも競い合うのは個性とパフォーマンス。ユニットらしさで勝負するアイドルもいれば、意外な角度から攻めるアイドルもいた中、むしろ負けたのはそんなアイドルたちの魅力にノックアウトされっぱなしだったファンなのかもしれない。
まずはDRAMATIC STARSが「ARRIVE TO STAR」、FRAMEが「MISSION is ピースフル!」、彩が「和風堂々!~WAnderful NIPPON!~」、High×Jokerが「The Radical JOKER」、神速一魂が「喜怒哀楽万国共通-Burn it up!-」、THE 虎牙道が「PROOF OF ONESELF」、F-LAGSが「Hope's Journey」、Legendersが「FOCUS ON YOUR LIFE」と、ユニットらしさの詰まった楽曲からスタート。肩を組んでわちゃわちゃとした雰囲気を出したり、セリフにアレンジを加えたりとファンの目を引くことも欠かさない。




続いて、本公演に向けて企画された「最強ユニット曲」のターンへ。これはファンに「このユニットといえばこの曲!この曲がこのユニットの魅力を一番表現できる!」といえる曲を募集したアンケートの結果を参考に決定されたもの。まさにユニットのカラーを体現した曲が選ばれたケースもあれば「このユニットが歌うからこそ凄まじい破壊力がある!」という意外性やその場にいるファンの情緒をかき乱すことを狙って選ばれたように感じるものまで、バラエティ豊かな楽曲の数々が登場した。
本公演ではDRAMATIC STARSは「MOON NIGHTのせいにして」「STAR over STAR」、FRAMEは「リビングアイズヒーロー」「スリーブレス」、彩は「愛笑華!」「装 -So Beautiful-」、High×Jokerは「JOYFUL HEART MAKER」「SEASON IN THE FIVE」、神速一魂は「バーニン・クールで輝いて」「Stillness≒Movement」、THE 虎牙道は「RAY OF LIGHT」「情熱...FIGHTER」、F-LAGSは「FANTASTIC DISCOTHEQUE」「BRIGHT SUNNY DAY」、Legendersは「Make New Legend」「Symphonic Brave」を届ける。各公演で披露された曲は少しずつ異なっていたため、予想通りのものもあれば「まさかのこれ?!」という選曲に驚いたファンも多かったのでは。




曲の合間には、各ユニットのMCパートも。それぞれアンケートへのお礼を伝えたり、これまでに行われた「315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE」での思い出を振り返ったり、ファンとのコール&レスポンスを楽しんだりしていた。この他、天道輝がすかさずボケ倒し、桜庭薫が即座にツッコミを入れ、柏木翼が解説する流れは、冒頭の放置具合を見ていると「よかったね……!」という気持ちにさせられる一幕も。「バトル」という響きから、体力や腕力を求められるのではと驚いたアイドルが少なくなかったことも明かされた。
そしてここからは、完全に予想外のバトルが開幕。ダンスバトル(天道輝、信玄誠司、猫柳キリオ、秋山隼人、若里春名、紅井朱雀、牙崎漣、兜大吾、葛之葉雨彦)、ボーカルバトル(桜庭薫、握野英雄、華村翔真、冬美旬、伊瀬谷四季、紅井朱雀、円城寺道流、秋月涼、北村想楽)、ビジュアルバトル(柏木翼、木村龍、清澄九郎、榊夏来、黒野玄武、大河タケル、九十九一希、古論クリス)と題し、各ユニットごとの代表者が得意分野でぶつかることになった。
ダンスバトルでは個性的なパフォーマンスを叩きつけながら、息の合ったダンスも披露。ボーカルバトルではソロ曲を歌いつつ9th STAGEテーマソング「Gather Round!」も歌唱する。ビジュアルバトルでは「愛の告白」をテーマに演技力を競うことになり、アイドルたちは照れながらとっておきの言葉を次々と投げかける。感情のこもった優しい告白から「愛してる」というストレートな表現まで次々に飛び出し、悲鳴を通り越して断末魔のような声を上げるファンも多く見られた。ちなみにここは出番だけではなく、自分の出番を待っているアイドルの佇まいも注目してほしいポイントだ。









最後は「CROWN US KING!」、そしてアンコールの「SUPREME STARS !!!」で約3時間におよぶライブは終了。背景とモニターを限界まで活用した奥行きのあるステージや画面分割、バンド形式での登場、さまざまな小道具の活用など「315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE ~BRAINPOWER!!~」からの進化が確かに感じられた本イベント。11月には大阪公演も予定されているので、こちらも何が飛び出すのか楽しみに待っていよう。


「315 Production presents F@NTASTIC BATTLE FES ~Who goes first~」DAY1 昼公演セットリスト
01.ARRIVE TO STAR/DRAMATIC STARS
02.MISSION is ピースフル!/FRAME
03.和風堂々!~WAnderful NIPPON!~/彩
04.The Radical JOKER/High×Joker
05.喜怒哀楽万国共通-Burn it up!-/神速一魂
06.PROOF OF ONESELF/THE 虎牙道
07.Hope's Journey/F-LAGS
08.FOCUS ON YOUR LIFE/Legenders
09.MOON NIGHTのせいにして/DRAMATIC STARS
10.STAR over STAR/DRAMATIC STARS
11.リビングアイズヒーロー/FRAME
12.スリーブレス/FRAME
13.愛笑華!/彩
14.装 -So Beautiful-/彩
15.JOYFUL HEART MAKER/High×Joker
16.SEASON IN THE FIVE/High×Joker
17.バーニン・クールで輝いて/神速一魂
18.Stillness≒Movement/神速一魂
19.RAY OF LIGHT/THE 虎牙道
20.情熱...FIGHTER/THE 虎牙道
21.FANTASTIC DISCOTHEQUE/F-LAGS
22.BRIGHT SUNNY DAY/F-LAGS
23.Make New Legend/Legenders
24.Symphonic Brave/Legenders
25.ダンスバトル(天道輝、信玄誠司、猫柳キリオ、秋山隼人、若里春名、紅井朱雀、牙崎漣、兜大吾、葛之葉雨彦)
26.ボーカルバトル(
桜庭薫、握野英雄、華村翔真、冬美旬、伊瀬谷四季、紅井朱雀、円城寺道流、秋月涼、北村想楽)
27.ビジュアルバトル(柏木翼、木村龍、清澄九郎、榊夏来、黒野玄武、大河タケル、九十九一希、古論クリス)
28.CROWN US KING!
29.SUPREME STARS !!
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