プロトタイプは、8月13日、秋葉原UDXギャラリーにて開催された「プロトタイプ・ファン感謝デー2011」において、PSVita版「リトルバスターズ!Coverted Edition」を発売すると発表した。本作はPS2版、PSP版に続き、コンシューマ機としては3回目の発売となる。
今回発表された内容は、同イベント内で実施された「ちょっとだけ発表会」にて明らかになったもの。同発表会で登壇したプロトタイプ・代表取締役の多部田 俊雄氏によると、事前の声ではPS3版での発売ではないかと話も多かったとのことだが、今回、新ハードであるPSVitaでの開発を決定したという。
すでにプレイアブル可能な状態まで開発は進んでいるとのことで、当日の会場ではモニターでデモ映像が上映されていた。
また、そのほかにもすでにお伝えしたとおり、今年PC版が発売されたばかりの「グリザイアの果実 -LE FRUIT DE LA GRISAIA-」や、現在ビジュアルアーツの公式携帯サイト「ビジュアルアーツ★Motto」のAndroid版となる「ビジュアルアーツ★MottoSP」も発表された。
グリザイアの果実 -LE FRUIT DE LA GRISAIA-
ビジュアルアーツ★MottoSP
以下、各コンテンツの詳細について紹介していこう。
PSVita版「リトルバスターズ!Converted Edition」
機種:PlayStation Vita
発売予定日:未定
希望小売価格:未定
ジャンル:恋愛アドベンチャー
年齢区分:審査予定
原画:樋上いたる、Na-Ga
シナリオ:麻枝 准、都乃河勇人、城桐央、樫田レオ
音楽:折戸伸冶、戸越まごめ、麻枝 准、Manack、PMMK
PSVita用ソフト「リトルバスターズ!Converted Edition」の原作は、「Kanon」「AIR」「CLANNAD」など、数多くの名作を生み出したクリエイターチーム「Key」の第4弾作品として、2007年7月に発売されたPC用恋愛アドベンチャーゲーム(全年齢)。
本作は、恋愛アドベンチャーゲームでありながら友情をメインテーマとし、“友達とは、そして独り立ちとはなにか”を深く掘り下げて描いており、涙を誘うストーリーとなっている。また、アドベンチャー以外にもバトルや野球のバッティング練習などのミニゲームが盛り込まれており、遊び要素も満載の作品となっているぞ。
PSVita版のみどころ
原作PC版では主要キャラクターのみ音声が入る仕様で、PSP版において杉田智和さん、中井和哉さん、石田彰さんなどの主役級の声優陣の起用により、初めてフルボイス(主人公除く)となったが、今回発売されるPSVita版ではさらなるパワーアップが行われ、ラインナップ最高峰のクオリティになるという。
ラインナップ最高画質
PC版の解像度は800×600ピクセルの48万画素だったが、PSVita版では960×544ピクセルの52万画素となり、ラインナップ内での最高画質に。また、原作PC版のイベントグラフィックは4:3の比率で描かれていたが、PSVitaの画面比率は16:9のため、全て表示することができず上下が欠けてしまうという問題に対応、PSP版同様、イベントグラフィック表示中に左スティックで自由にスクロールが可能となり、元のCGを欠けなく見ることができるぞ。
高画質のスクリーンショットを一挙紹介!
タッチパネル対応
「リトルバスターズ!」はゲーム中に現れる選択肢を選んで物語が分岐していくオーソドックスなアドベンチャーゲームだが、その随所に「野球練習」「学食での配膳ゲーム」「射撃ゲーム」などのミニゲームが散りばめられている。PSVita版「リトルバスターズ!Converted Edition」では、これらの操作全てが、タッチスクリーンのみの操作に対応している(PSP版同様のボタンにより操作も可能)。
選択肢
ストーリーの途中で現れる選択肢をタッチすることで選択でき、物語を進められる。
野球練習
投手の投げて来るボールを打ち続ける。バッターをドラッグすることで打撃ポジションを動かし、投球に合わせてタッピングすることでバッドを振る。
鈴投げ
教室へと急いでいるヒロイン「棗鈴」を、二人で投げ上げるゲーム。自動で上下する左右のバーを左右均等に、しかもなるだけパワーの貯まった位置で鈴をタッチすると、鈴が飛んでいく。パワーのバランスが悪かったり少なかったりすると…!?
配膳ゲーム
学食の配膳を手伝うゲーム。見本通りに料理を選びトレイへドラッグ&ドロップして学生へ渡していく。間違った料理をのせてしまうと…。
ダンジョン探索
沙耶ルートで登場する地下迷宮。進みたい方向をタッチすると向きを変え、タッピングするとその方向へ進んでいく。
射撃
ダンジョン内で登場する謎の敵。画面内を動く敵をタッピングすることで撃つ。
壁紙機能搭載
ゲーム中に見たあらゆるイベントグラフィックをPSVitaのデスクトップグラフィックとして記録できる。
ゲームシステム
本作の基本システムはオーソドックスなアドベンチャーゲームで、ストーリーの途中に現れる選択肢を選んでいくことにより、以後の展開が変化していく。
また、ストーリー前半部は野球に関わる展開も多いためミニゲームとして「野球練習」が遊べるほか、学生食堂を手伝う「配膳ゲーム」、ヒロインのひとり「棗鈴」を投げるゲームなど、ミニゲームが多数収録されている。
なお、ミニゲームでの勝ち負けで直後の展開は変わるが、物語の大きな流れに影響はない。また、一部のミニゲームを除きON・OFFの設定が可能なので、アドベンチャーのみでゲームを進める事も可能だ。
ストーリー
両親を失い、絶望の淵にいた少年・直枝理樹。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは「正義の味方・リトルバスターズ」を名乗る少年達のリーダー・棗恭介だった。彼ら4人と過ごすお祭り騒ぎのような日々。理樹はいつの間にか心の痛みも寂しさも忘れていた。
それから数年後。
理樹達の友情は変わらず続いていたが、進学や就職・・・将来のことを考えなければならない歳になっていた。理樹は再びみんなで“今でしか出来ない何かをしたい”と願い始める。そんな彼の願いに応えるかのように応えるかのように、ある日突然、恭介は宣言する。
「野球チームを作る。チーム名は…リトルバスターズだ」
かけがえのない青春の真っ只中、理樹とリトルバスターズの物語が幕を開ける!
登場キャラクター
直枝 理樹 CV:田宮 トモエ
「異様に賑やかな青春を送る普通の少年」
主人公。少し気弱で友達思いな少年。周囲の騒がしい連中が起こす騒動に巻き込まれてばかりいる。本人はそれがとても楽しい。周りの馬鹿な行動に対するツッコミも重要な役どころ。
神北 小毬 CV:やなせ なつみ
「ほんわりきゅーとなメルヘン少女」
絵本と童話とお菓子が大好きな少女。うっかり&おっちょこちょいで自爆しては半べそをかく事がよくある。「ステキなもの」や「幸せになれる事」を常に探して生きている。能天気でぽやーっとした性格。
棗 鈴 CV:田宮 トモエ
「なかなか人に懐かない気高き子猫」
幼馴染の一人。恭介の妹。兄の庇護の元、育ってきたので、人との付き合いが苦手。口下手で口より先に行動してしまう事が多い。ツッコミにハイキックを使う。
三枝 葉留佳 CV:すずきけいこ
「お気楽 極楽 騒がし少女」
主人公とは別のクラスの生徒だが、何故かいつも主人公のクラスにいる。いつも周りを騒がせて楽しんでいるが、墓穴を掘っていることも多々。基本的にあんまり難しく考えないで行動する子。
能美 クドリャフカ CV:金子 明美
「えきぞちっく(自称)なマスコット」
帰国子女だが、日本びいきの祖父の影響でものすごく日本的。それを気にして無理やり英語で喋ろうとしている。実は年下。周囲からマスコット的存在として愛され(弄られ)ている。 愛称は「クド」。
来ヶ谷 唯湖 CV:田中 涼子
「ちょっぴりお茶目な姉御肌」
「姉御」という呼称が良く似合う主人公の同級生。周りからは、その尊大な物腰と、先読みの鋭すぎな部分から頼りにされている。可愛い女の子が大好き。
西園 美魚 CV:荒井 悠美
「日傘を差した物静かな天然素材」
休み時間には一人で本を読んでいる大人しい印象の女の子。真面目で一生懸命な性格だが、思い込むと変な方向へ突っ走ってしまう事が多い。外出時には、いつも日傘を差している。
笹瀬川 佐々美 CV:田宮 トモエ
「唯我独尊の女王猫」
ソフトボール部のホープでいつも取り巻きを連れて行動している気位の高い女の子。何故か鈴をライバル視している。早口言葉のような名前は発音時に良く噛まれる事が多い。
二木 佳奈多 CV:すずきけいこ
「素っ気無し 愛想無し 配慮無しの風紀委員」
学園の風紀委員長を勤める女生徒。融通の利かない無愛想な性格で、冷めたセリフを次々と言い放つ。「風紀を乱す」生徒を執拗に敵対視している。
朱鷺戸 沙耶 CV:櫻井 浩美
「ボケまくりの完全無敵少女」
表の顔は容姿端麗なクラスの人気者。裏の顔は、この学校に隠されている「秘宝」を狙い、夜な夜な校舎を徘徊し、それを守る闇の執行部と戦うナゾの少女。
棗 恭介 CV:緑川 光
「あらゆる日常をミッションにするリーダー」
唯一の他学年。みんなのリーダー的存在。どこかミステリアスな雰囲気を漂わせる姿に女生徒の隠れファンも多いが、少年漫画を好む気さくでお茶目な面もある。
井ノ原 真人 CV:神奈 延年
「憎めない筋肉馬鹿一直線」
筋肉馬鹿。己を鍛え上げる事に命を懸けており、現在はバトルこそ生きがい。謙吾とはライバル同士で犬猿の仲。その喧嘩は恭介以外に止める事は出来ない程である。
宮沢 謙吾 CV:織田 優成
「最強の男児にして真人のライバル」
剣の道に人生を捧げる真人とは違うベクトルのバカ。クールを装っているが、キレやすく直情的。他のメンバーにはない、どこかシニカルな思考の持ち主。
「ビジュアルアーツ★MottoSP」
ビジュアルアーツの公式携帯サイト「ビジュアルアーツ★Motto」のスマートフォン版が登場。Android専用サイト「ビジュアルアーツ★MottoSP」が近日オープン!
「AIR」や「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」をはじめとした家庭用ゲーム機版に勝るとも劣らないゲームアプリ、「planetarian~星を見る人~」「CLANNAD 光見守る坂道で」の人気小説を高性能専用リーダーで読めるノベルアプリ、また無料の待受画像など、充実のコンテンツを続々配信予定!
サービス開始日
2011年9月中旬オープン予定
「ビジュアルアーツ★MottoSP」へのアクセス
ゲームアプリ
AIR
配信開始日:今秋配信予定
配信価格:未定
ジャンル:恋愛アドベンチャー
原画:樋上いたる
シナリオ:麻枝 准、涼元悠一
音楽:折戸伸冶、戸越まごめ
「AIR」は、2000年9月にPC版が発売され、DC版からPSP版までさまざまな機種で発売され大ヒットとなった「Key」制作の恋愛アドベンチャーゲーム。「親子の愛」をテーマに描いた感動の物語が、この秋スマートフォンに登場!
ストーリー
「国崎往人」は旅の青年。手を触れずとも人形を動かせる不思議な力を使った大道芸で金を稼ぎながら当て所もない旅を続けていた。
ある日思いがけずに路銀が尽きて、立ち寄った田舎の港町。いつもの様に芸を始めれば、容易く稼げるはずだった。
しかし、思うように人が集まらない。路銀どころかその日の食べ物にも困り始める。そんな時…。
彼は防波堤の上で空に向かって手を広げる少女と出会う。そしてこの出会いこそ、彼の一族が千年の時を越えて果たすべき、遠い日の約束だった…。
planetarian~ちいさなほしのゆめ~
配信開始日:今秋配信予定
配信価格:未定
ジャンル:SFデジタルノベル
原画・メカニックデザイン:駒都えーじ
シナリオ:涼元悠一
音楽:戸越まごめ
「Kanon」「AIR」「CLANNAD」など、数々の大ヒット作を手掛けたクリエイターチーム「Key」の送る初の本格的SF作品「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」が、Androidアプリとなって登場!Android版はフルボイス対応!感動の物語をスマートフォンで楽しもう!
ストーリー
舞台は近未来。全地球規模の人口超過と宇宙開拓の破綻が原因で、30年前に世界大戦が勃発。人口は激減し、厚い雲で覆われた地表では、止むことの無い雨が降り続いていた。
そんな世界にある自律型戦闘マシンが跋扈する危険な都市を、一人の男が訪れた。そして、身を隠すために侵入したビルの中で、ある施設を発見する。プラネタリウム──昔、満天の星々を眺め人々が心を癒やした空間。そこで彼を一人の少女が迎えてくれた。少女の名は「ゆめみ」。30年もの間、訪れる人が誰もなかったプラネタリウムで、客を待ち続けていた解説員ロボットだった。
彼は「ゆめみ」に乞われるまま、動かなくなってしまった投影機を直すために、時を忘れて修理を続ける。降り続く雨のなか、静かに流れていく「ゆめみ」と彼の日々…。
遠い郷愁のような毎日が彼の心を揺り動かす。人工の星空に、彼は何を想うのか?そして「ゆめみ」の運命は──?
ノベルアプリ
planetarian~星を見る人~
第一話「雪圏球(スノーグローブ)」
第二話「エルサレム」
第三話「星の人」
第四話「チルシスとアマント」
配信開始日:今秋配信予定
配信価格:未定
著者:涼元悠一
イラスト:駒都えーじ
「planetarian~星を見る人~」は、本編「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」に関わる4つのサイドストーリー。原作はPCパッケージ版の初回特典となる文庫用に、涼元悠一氏自らの手によって書き下ろされた物語。扉絵や挿絵も、原作同様、駒都えーじ氏によって描き下ろされている。「planetarian」のヒロイン・ゆめみが繋ぐ4つのサイドストーリーを、操作性抜群のブックリーダーでスマートフォンで楽しもう!
ストーリー
第一話「雪圏球(スノーグローブ)」
平和だった時代。コンパニオンロボットとして配属されたゆめみと、プラネタリウム職員たちの、なにげない幸せな日々。
第二話「エルサレム」
世界中が破壊しつくされた大戦後の世界。狙撃手マードックが遭遇した、驚異的な能力をもつ修道女との、奇妙で孤独な戦い。
第三話「星の人」
年老いた一人の男と、純粋無垢な三人の子供たちの出会い。閉ざされた村で、子供たちが老人から見せられた素敵な宝物。
第四話「チルシスとアマント」
二人だけで暮らすチルシスとアマント。町の外へ出るための船を待ち望みながら…。
CLANNAD 光見守る坂道で」(上巻・下巻)
配信開始日:今秋配信予定
配信価格:未定
シナリオ:麻枝 准、魁、涼元悠一、丘野塔也
イラスト:ごとP
PC用恋愛アドベンチャーゲームとして登場して以来、PS2版やPSP版でも大好評を博した「CLANNAD」。そのシナリオを執筆した4人の原作ライターによって「電撃G’sマガジン」に書き下ろされた16話のスピンオフストーリーが「CLANNAD 光見守る坂道で」のノベルアプリが、Androidに登場!感動のストーリーを、人気イラストレーター・ごとP氏の描くビジュアルと、CLANNAD本編に使用された美しい音楽とともに、スマートフォンで楽しもう!
なお、上巻はCLANNAD本編のプロローグにあたる物語を、下巻はエピローグにあたる物語が各8話ずつ収録されている。
なお、同イベントについては、後ほどレポートも掲載予定なのでそちらも楽しみにお待ちいただきたい。
(C)2011 Key/VisualArt’s/PROTOTYPE
(C)2011 Frontwing/PROTOTYPE
(C)2011 VisualArt’s/ Key
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー