本日1月12日、バンダイナムコ未来研究所 ファンシアターにおいて、「コードギアス ニュープロジェクト発表会」が開催された。本稿では、「コードギアス 亡国のアキト」のキャスト発表や新作SNSゲーム、パチスロなど本発表会で明らかになった情報を紹介する。

目次
  1. 劇場版「コードギアス 亡国のアキト」
  2. Mobage「コードギアス 反逆のルルーシュ」
  3. 絵本付OVA「ナナリー イン ワンダーランド」
  4. 舞台版(ライトアクト)「コードギアス 反逆のルルーシュ 騒乱 前夜祭(イヴ)」
  5. ミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ 魔人に捧げるプレリュード」
  6. パチスロ「コードギアス 反逆のルルーシュ」
  7. 雑誌展開「コードギアス 双眸のオズ」

当日のMCを務めたのは、大原さやかさん演じるミレイ・アッシュフォードが報道番組風に紹介。まず最初にTVシリーズ2作品を振り返り、今回の発表への期待を煽った。

劇場版「コードギアス 亡国のアキト」

プロデューサーであるサンライズ 河口佳高氏、本作の監督をつとめる赤根和樹氏が登壇し、本作にまつわるトークを展開した。

本作は、「反逆のルルーシュ」の1期と2期の間の物語として展開。アニメの日本から舞台を移し、ヨーロッパでの戦いを描いているという。また、チャレンジへの意気込みから、オリジナル作品に強い赤根氏を新たに監督として迎えたとのことだ。

それについて赤根氏は、歴史のIFが入っていることがコードギアスの魅力のひとつであると語り、本作ではその要素を活かしてナポレオンがフランス革命をなせなかったあとのヨーロッパを舞台にしているという。

アレクサンダ

そして、日向アキトを入野自由さんが、レイラ・マルカルを坂本真綾さんがそれぞれ演じることが明らかに。赤根氏は、いろいろな生い立ちがある両キャラクターを演じるにあたって、演技に深みのある2人を起用することにしたという。

日向アキト レイラ・マルカル

入野さん、坂本さんはそれぞれ赤根氏と一緒に仕事をしたことがあり、また一緒にやれることへの喜びとともに、「コードギアス」という人気シリーズに携わることに対しての重みを感じると述べていた。

また、今回新たに発表された内容によると、劇中の音楽は橋本一子氏(代表作:「ラーゼフォン」など)が、主題歌は作曲:菅野よう子さん、作詞:岩里祐穂さん、そして、歌を坂本さんが担当するという、赤根氏の代表作「天空のエスカフローネ」の主題歌「約束はいらない」を手がけた組み合わせになるとのことだ。

最後には、本作が2012年初夏に全国10館で劇場上映予定であることが発表されるとともに、その後行われた囲み取材では、河口氏より本作は1本に留まらず、数本単位で展開予定であることも明かされた。

(左から)赤根和樹氏、入野自由さん、坂本真綾さん

「コードギアス 反逆のルルーシュ」、「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」の流れを受け継ぐ待望の完全新作。新たな主人公・アキトが、ヨーロッパ戦線を舞台にブリタニア帝国に戦いを挑む。バンダイより、アキトの乗る新型ナイトメアフレーム「アレクサンダ」の1/35スケールプラモデル化も決定。

商品名:1/35 アレクサンダ アキト機(仮)
内容:アキトの乗る新型ナイトメアフレーム「アレクサンダ」が1/35スケールでプラモデル化決定!
メーカー希望小売価格:未定
発売日:未定
発売元:株式会社バンダイ ホビー事業部

ストーリー

皇暦2017年。王位継承権を剥奪された少年ルルーシュが、仮面の男「ゼロ」となり、母国でもある超大国、神聖ブリタニア帝国に大規模な反抗活動「ブラック・リベリオン」を起こしていた。反ブリタニアの気運が高まる中、ブリタニア帝国は、圧倒的な戦力をもってこれの制圧を行う。

同じ時のヨーロッパ。ここでも圧倒的な武力によって侵攻を行うブリタニア帝国に対し、ヨーロッパ連合国E.U.は防衛線を徐々に下げていた。敗戦の色濃いE.U.軍に特別に編成された特殊部隊「W-0」に所属するパイロット・日向アキト(CV:入野自由)。元ブリタニア貴族の少女・レイラ・マルカル(CV:坂本真綾)を司令官に据えたW-0部隊は、E.U.人のバックアップと日本人の少年少女のみで構成されたナイトメア部隊から成り、生還の確率が低い無謀な作戦に投入される。

スタッフ

原作:サンライズ、大河内一楼、谷口悟朗/キャラクターデザイン原案:CLAMP/キャラクターデザイン:木村貴宏/ナイトメアデザイン:安田 朗/監督:赤根和樹/音楽:橋本一子
主題歌:菅野よう子(作曲)、岩里祐穂(作詞)、坂本真綾(歌)

キャスト

日向アキト:入野自由/レイラ・マルカル:坂本真綾

Mobage「コードギアス 反逆のルルーシュ」

続いて登壇したのは、バンダイナムコゲームス 桑原顕氏。「ガンダムロワイヤル」「ガンダムカードコレクション」を手がけた桑原氏より発表されたのは、同氏がプロデューサーを務めるMobage版「コードギアス 反逆のルルーシュ」だ。

本作は、黒の騎士団の一員となり、騎士団ミッション、そして学園ミッションの2つのミッションが楽しめるという。そして、数百種類にわたるキャラクターやナイトメアフレームがカードとして登場するとのことだ。

騎士団ミッション

学園ミッション

カード

なお、本日より下記URLおよびQRコードにて事前登録が開始されている。事前登録をすると、もれなくゲーム内アイテム 特典カードが手に入るキャンペーンを実施しているとのことなので、ぜひこの機会に登録してみてはいかがだろうか。

事前登録サイトURL
http://mbga.jp/game/cpn/geass/top.html

本作は、フィーチャーフォンおよびスマートフォンで今春サービス予定となっている。

絵本付OVA「ナナリー イン ワンダーランド」

オリジナルストーリーで展開するコードギアス版「アリス・イン・ワンダーランド」。オリジナル映像を収録するとともに、映像と同じ内容の約40ページの絵本付仕様で2012年に発売するとのこと。なお、販売形態は絵本付きBlu-ray、絵本付きDVDの2種類が予定されている。

ストーリー

とある晴れた日の午後、ルルーシュはナナリーとともに穏やかな時間を過ごしていた。ふとナナリーがルルーシュにお願いした。「昔よく、お兄様がアリエス宮のお庭で聞かせてくれたみたいな楽しいお話がききたい」と。愛する妹の望みを叶えるため、ルルーシュは「コードギアス」の登場人物に、ギアスをかける…そうして彼らは不思議の国のアリスのキャラクターになって、新たな不思議の国の物語を紡ぐ。

舞台版(ライトアクト)「コードギアス 反逆のルルーシュ 騒乱 前夜祭(イヴ)」

バンダイナムコライブクリエイティブ プロデューサー 尾崎雅之氏、映劇 プロデューサー 豊陽子氏が登壇。すでに発表されている舞台版「コードギアス 反逆のルルーシュ 騒乱 前夜祭(イヴ)」について、トークを展開した。

舞台化の狙いについて尾崎氏は、ライブコンテンツを扱う会社としてバンダイナムコライブクリエイティブを立ち上げ、2年前にサンライズの河口プロデューサーから相談を受けたことでプロジェクトを立ち上げたという。

アニメーションの舞台化は難しく、2つのポイントをクリアしないといけないと述べた。ひとつはスタッフの理解・協力であり、もうひとつはファンの期待を裏切らないクオリティを維持するということであるという。

そして、監督の谷口悟朗氏、シリーズ構成の大河内一楼氏、そして今回信頼できるパートナーである映劇とタッグを組んで今回の舞台化を実現させたと語った。

また、ルルーシュ・ランペルージ役の丹野延一さん、枢木スザク役の塩澤英真さんも登壇。制服姿を披露するとともに本作への意気込みを述べていた。

2012年4月7日~16日の期間、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで全13公演が予定されている本公演の特別先行予約は本日より開始されるとのことなので、詳しくは本日公開された公式サイトをチェックしよう。

舞台版「コードギアス 反逆のルルーシュ 騒乱 前夜祭」公式サイト
http://www.geass-stage.net/

(左から)丹野延一さん、塩澤英真さん

「コードギアス 反逆のルルーシュ」で、ルルーシュやスザクが通う“アッシュフォード学園”を舞台に、生徒会、黒の騎士団、ブリタニア遊撃隊が三つ巴の戦を繰り広げるオリジナルストーリー。

ストーリー

絶対遵守の力“ギアス”を持つルルーシュ・ランペルージは、二つの顔を持っている。ひとつはアッシュフォード学園の生徒ルルーシュ。もうひとつは日本解放レジスタンス・黒の騎士団を率いる仮面の男“ゼロ”。学園に、ルルーシュの幼なじみでブリタニア軍に所属する日本人・枢木スザクが編入してきた。しかし、日本人に偏見のあるブリタニア人学生たちはスザクの追放を要求する。深まる溝を埋めようと、生徒会長のミレイは「黒の騎士団vsブリタニア軍」を生徒会イベントで再現することを決定、連夜のイベント準備は始まった。一方、“ゼロ”からの連絡が途絶えた黒の騎士団は、ブリタニア遊撃隊の急襲に逃亡を余儀なくされた。カレンの手引きで正体を秘したまま学園に匿われるが、やがて彼らを追ってブリタニア遊撃隊も学園へ潜入する。狙うは正体も居場所もわからない騎士団のトップ、ゼロの首。――ルルーシュは正体を隠したまま、すべての采配を振ることができるのか!?

スタッフ

主催:舞台版コードギアス製作委員会(サンライズ、バンダイビジュアル、バンダイナムコライブクリエイティブ、博報堂DYメディアパートナーズ、ショウゲート)/企画:サンライズ、バンダイナムコライブクリエイティブ/運営:ショウゲート
制作:映劇/脚本・演出:大和田悟史

キャスト

ルルーシュ・ランペルージ:丹野延一/枢木スザク:塩澤英真 他

ミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ 魔人に捧げるプレリュード」

舞台版に続き、ミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ 魔人に捧げるプレリュード」の開催が発表された。オール男性キャストで送られる本公演では、TVアニメ1期と2期の間の話で、「コードギアス 反逆のルルーシュR2」の冒頭につながるようなストーリーを展開していくとのことだ。

M・G・H プロデューサーの栫ヒロ氏は、当初TVアニメを見た際には宝塚でやったらいいのではと思ったそうだが、男性だけでやったほうがよりファンタジーな舞台になるとの考えから今回の形式をとることにしたそうで、アニメ作品の本格的なミュージカルは初めてになるのではないかと述べていた。

本公演は、2012年6月28日~7月8日の期間、天王州銀河劇場にて全16公演が予定されており、2月10日より最速先行予約受付をするという。

(左から)咲山類さん、和田泰右さん、中塚皓平さん、高木心平さん
東山義久さん、森新吾さん、小寺利光さん、TAKAさん

スタッフ

主催:ミュージカルコードギアス製作委員会/企画:サンライズ、バンダイナムコライブクリエイティブ/製作:バンダイナムコライブクリエイティブ、ニッポン放送、M・G・H/脚本・演出:荻田浩一/音楽:松本俊行/衣装:朝月真次郎/プロデューサー:栫 ヒロ、鈴木孝明、村田篤史/エグゼクティブプロデューサー:河口佳高、尾崎雅之

キャスト

ルルーシュ・ランペルージ:高木心平/ロロ・ランペルージ:颯太/枢木スザク:中塚皓平/C.C.(シーツー):紅葉美緒/紅月カレン:和田泰右/扇 要:咲山 類/玉城真一郎:小野健斗/ゼロ:長澤風海/ユーフェミア・リ・ブリタニア:三上 俊/コーネリア・リ・ブリタニア:TAKA/ギルバート・G・P・ギルフォード:小寺利光/ディートハルト・リート:森 新吾/ブリタニア皇帝(シャルル・ジ・ブリタニア):東山義久

パチスロ「コードギアス 反逆のルルーシュ」

サミーよりパチスロ「コードギアス 反逆のルルーシュ」を2012年内に展開することが発表された。

サンライズが全面監修&全作画担当し、パチスロ史上最大の演出数&カット数で「コードギアス 反逆のルルーシュ」(全25話)の中から感動の名シーンをパチスロで完全再現。OP&EDの全曲と新曲を収録し、新シリーズ「コードギアス 亡国のアキト」と連動したプレミアム映像も収録しているとのことだ。

雑誌展開「コードギアス 双眸のオズ」

サンライズが新たに送り出すナイトメアフレームを、バンダイの魂ネイションズブランドでフィギュア商品化。さらに、それら新ナイトメアフレームが活躍する新ストーリーを、「ホビージャパン」と「ニュータイプエース」の2誌で連載。

「ホビージャパン」では、テロリストの少年・オルフェウス・ジヴォンが恋人の仇を追う物語をフォトストーリーで展開。「ニュータイプエース」では、対テロリスト部隊“グリンダ騎士団”に所属するオルドリン・ジヴォンの物語をコミックで展開。「コードギアス 反逆のルルーシュ」と「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」の間の空白の1年間を舞台に二人の主人公の視点で描かれる。

スタッフ

企画:サンライズ/構成:森田 繁/キャラクターデザイン:木村貴宏/ナイトメアデザイン:中田栄治 他/メカデザイン:寺岡賢司/協力:バンダイ コレクターズ事業部、ホビージャパン 月刊ホビージャパン編集部、角川書店 ニュータイプエース編集部

最後に、河口氏ならびにバンダイビジュアル プロデューサーの湯川淳氏が登壇し、「コードギアス 反逆のルルーシュ」劇場版の企画を始動させる意思を示した。こちらについてはまだ確定の情報ではないようなので、続報に期待しよう。

なお、本日22:30よりバンダイナムコTVにて本発表会の模様が配信されるので、興味のある方はそちらをチェックしてみてはいかがだろうか。

配信番組:バンダイナムコTV「コードギアス ニュープロジェクト発表会」
番組内容:2012年1月12日に行われた、コードギアス発表会の模様を、同日22時30分より録画配信いたします。「亡国のアキト」のキャスト発表や新たな商品展開など、様々な情報をお届けします。
配信サイト:http://www.bandainamcolive.tv/geass

「コードギアス」公式ポータルサイト
http://www.geass.jp/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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