豪華な声優陣の迫真の演技に引き込まれた「ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2012」3月10日昼の部の模様をレポート

オープニングではキャスト陣が全員登場。ドラマ「修羅の覚醒～朱雀の章～＜前編＞」が始まる。物語は死んだ人間が生き返ったりなど異変が起こり始めた異世界の江戸を舞台にしたイベントオリジナルストーリー。祟の言葉に不吉な予感を感じながらもゆきと八葉たちはこの江戸の異変を元に戻そうと奮闘していく。

斎賀みつきさん、高橋美佳子さん、寺島拓篤さん

次のライブでは四反田マイケルさんがアーネスト・サトウのキャラクターソング「The sun of silence ～沈黙の太陽～」を、斎賀みつきさんが八雲都のキャラクターソング「時空のゆりかご」を、そして立花慎之介さんと竹本英史さんが小松帯刀＆福地桜智のキャラクターソング「八千代ノ華」をデュエットで披露し、会場は大盛りあがりとなった。

四反田マイケルさん	斎賀みつきさん

立花慎之介さん、竹本英史さん

続くミニドラマコーナーでは、瞬、沖田、リンドウ、土方が朱雀に集められ、神子を守る人物に値するか質問を受けていくというストーリーが展開する「パラレルドラマ 聖なる地にて～其の壱～」を披露。早く帰りたがる八葉たちだったが朱雀の質問になんとか答えていく。しかし沖田がひょんなことから朱雀を怒らせてしまい、八葉たちは長いお説教を受けることに。終始笑いが絶えない物語となっていた。

出演者のお悩みを岡本さんが解決！（？）「沖田総司のお掃除し隊―出張版―」

次はバラエティコーナー「沖田総司のお掃除し隊―出張版―」。沖田総司役の岡本信彦さんがキャストの悩みを解決していくというもの。司会は岡本信彦さんと高橋美佳子さんの二人が担当。

そして最初は下野紘さんからの「ダイエットの悩み」について。普段から気を遣っているという下野さんに、キャスト陣からダイエットのアドバイスをもらうことになった。

斎賀さんは実践しているダイエット方法として「一日のうち一食をプロテインを豆乳などに溶かしたものを飲む」を挙げるが、下野さんは「プロテインを試してみたら胸が大きくなってしまった…」と自身が気にしているという胸の話題をあげ「痩せても胸だけ痩せない」とぼやく下野さんに岡本さんから「下野さんはやせないほうがいい」という結論が。

キャスト陣から「いろんな人の意見を無視している」、高橋さんから「岡本さんの司会についていけない」とツッコミが入り会場からは大きな笑いが湧き上がっていた。

次の悩みは星野貴紀さんの「部屋を埋め尽くしそうな紙を処分したいが廃棄方法が面倒だったり、量が量だけにどう処分したらいいか」というもの。声優ならではの悩みに、竹本さんは「処分せずトランクルームを借りてそこにしまっている」、立花さんは「岐阜の実家に送る」などの方法を挙げたが、最後は岡本さんが出した「年末みんなで集まって焼き芋をしましょう」で解決（？）。

そして最後の悩みは斎賀さんの「花粉症の悩み」。キャスト陣や観客も多く悩まされている問題に、星野さんは「コンビニで買ったサングラスで目をガードしている」と自身の花粉対処法を挙げる。すると、岡本さんが「皆でコンビニに行こう！」「コンビニはとても便利！」と無理やりにまとめに入り、高橋さんから「お騒がせしました」と謝罪が入ることに。終始会場から笑いが絶えることのないコーナーとなっていた。

そして司会が竹本さんと立花さんに交代。ここでは二人で京都に行き、「遙か」にゆかりのある名所を回っていた様子が収録されているDVD「バラエティDVD 遙かなる時空の中で5 八葉爛漫2」にまつわるエピソードが語られた。また、観客へのお土産として、DVD内の「30分以内に京の街を巡り、神子へのプレゼントを買ってくる」というコーナーで立花さんが「小松といえば手鏡だ」と購入してきた手鏡入りのポーチが観客の一名に抽選でプレゼントされた。

次はメッセージ「春、来たりなば…」のコーナー。桐生瞬役の寺島拓篤さん、沖田総司役の岡本信彦さん、朱雀役の高橋直純さんが登場、それぞれのキャラクターごとの甘いメッセージに、観客からは大きな歓声が上がっていた。

物語は佳境に…。ゆきと八葉たちの絆の強さが見えたドラマ「修羅の覚醒～朱雀の章～＜後編＞」

ドラマ「修羅の覚醒～朱雀の章～＜後編＞」。江戸の異変の数々は、昔平将門の命を奪った矢が盗まれたため、封印を解かれた将門の怨霊が怒りと憎しみに囚われ暴走していることが原因だと判明、そして偶然アーネストが手に入れていた矢がその原因の矢だった。

ゆきと八葉たちは平将門の怒りを鎮め、矢に再び封印することを決意。しかし長年矢に封印されていた将門の怒りは自我を忘れるほど大きなものだった。その中で必死に将門へ語りかけ、絆の強さを見せるゆきと八葉たち。

ゆきと八葉たちの心が伝わったことで、無事将門は自我を取り戻し、ゆきによって浄化される。無事異変も元に戻り江戸に平穏が戻ったところで、ゆきたちは再び荒廃した現代に飛ばされ、そこに祟が登場。「お姉ちゃんは皆が大事だから僕を消すんだ」と言い放って去ってゆくが、ゆきは、八葉のみんなも、世界も、祟も守ることを自身に誓う。目の前で繰り広げられる出演者の迫真の演技に観客は終始息をのんで引き込まれていた。

次のライヴでは阿部敦さんと岡本信彦さんがチナミ＆沖田総司のキャラクターソング「朱き翼が如く」をデュエットで、下野紘さんが桐生祟「廃墟に咲く夢」、八戸亮さんがリンドウ「落花流水」を披露した。

阿部敦さん

岡本信彦さん

下野紘さん	八戸亮さん

そしてエンディングではそれぞれのキャラクターからのコメント、その後にもう一度キャストが全員登場した。ここで初めてキャストとして登場した今回のイベントオリジナルキャラクターの平将門役 速水奨さんは「すごく緊張した。けれど是非また来たい」とコメントしたほか、出演キャスト全員がそれぞれ一言ずつイベントの感想を述べた。そして、最後は「時空を越えて」を全員で歌い、イベントは終始大盛り上がりのまま幕を閉じた。

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