NVIDIAは、本日5月16日、クラウドゲーム用プラットフォーム「NVIDIA GeForce GRID」に関する情報を発表した。
「NVIDIA GeForce GRID」を活用すれば、GaaS(Gaming-as-a-Service)プロバイダー各社は、次世代ゲームをPCmテレビ、タブレットや携帯端末に配信することが可能になるとのこと。また、本プラットフォーム上においては、ゲームプレイ中の遅延(通信ラグ)が解消されるそうだ。
NVIDIA GeForce GRIDについて
GeForce GRIDプラットフォームの登場により、GaaSプロバイダー各社は、エネルギー消費関連を中心に運用コストを削減しつつ、すばらしいビジュアルを低レイテンシで提供できるようになりました。ゲーマーのみなさんには、iOSあるいはAndroidに対応したテレビ、スマートフォン、タブレットなど、どのような機器でも最新の高度なゲームを楽しんでいただくことができます。
NVIDIAでクラウド・ゲームを担当するジェネラルマネージャー、フィル・アイスラー(Phil Eisler)は、次のように述べています。「ゲーマーのみなさんには、今後、携帯電話でもタブレットでも、TVでも、もちろんPCでも、いつでもどこでも世界トップクラスのゲームをシームレスに楽しんでいただけるようになります。GeForce GRIDの登場は、ゲームの提供方法とプレイ方法の一変を意味するのです。」
GeForce GRIDは、現在開催中のGPU Technology Conference(GTC)で発表されました。GTCにおける一連の発表は、GTCオンライン・プレスルームで読むことができます。
この新しいプラットフォームは、専用のウルトラローレイテンシなストリーミング技術を採用したNVIDIA GeForce GRID GPUとクラウド対応グラフィックス・ソフトウェアが支えています。この組み合わせによってクラウド・ゲームの体験と経済性が根本的に変化するから、GaaSプロバイダー各社は、映画ストリーミング・サービスと同等のコストでスケーラブルなデータセンターを運用できるようになるのです。
NVIDIA GeForce GRID GPU
効率の高いNVIDIA Kepler™アーキテクチャーを採用したNVIDIA GeForce GRID GPUは、最大で8本のゲーム・ストリームを同時にエンコーディングし、消費電力を最小限に抑えることができます。だからこそ、費用対効率が高い形で提供サービスをスケールアップし、何百万人ものゲーマーを同時にサポートできるのです。
プロセッサーにはKeplerアーキテクチャーをベースとしたGPUが2個搭載され、GPUごとにエンコーダーも用意されているため、CUDAテクノロジー採用のコア、3,072個で3Dシェーダーにおいて4.7テラフロップスものパフォーマンスを発揮することができます。この結果、とても複雑なゲームをクラウドでレンダリングし、エンコードするまでの処理をCPUではなくGPUで行えるようになり、サーバで同時並行に走るゲーム・ストリームを増やせるのです。ゲーム・ストリームあたりのサーバ消費電力は従来の半分程度まで低下します。これは、データセンターにとってとても重要なポイントです。
高速ストリーミング・テクノロジー
高速ストリーミング・テクノロジーでは、ゲーム・フレームをシングル・パスでキャプチャし、エンコードすることが可能で、サーバのレイテンシをわずか10ミリ秒(まばたきの1/10以下)まで減らせます。GeForce GRIDプラットフォームでは、高速フレーム・キャプチャ、同時レンダリング、シングルパス・エンコーディングによって超高速なゲーム・ストリーミングを実現します。
GeForce GRID GPUにはレイテンシを削減するテクノロジーが採用されており、この技術がネットワークにおける距離の問題を補正してくれるため、ゲーミング・スーパーコンピューターが目の前にあるかのような感覚でゲームを楽しめます。実際にはゲーミング・スーパーコンピューターが遠くにあっても、いなずまのようなスピードでゲームができるのです。
GeForce GRIDでバーチャルなゲームコンソールを実現
現在開催中のGTCでは、NVIDIAとGaikaiが協力し、バーチャルなゲームコンソールのデモを提供しています。16キロメートルも離れたところにあるサーバのGeForce GRID GPUにLG Cinema 3D Smart TVをつなぎ、Gaikaiアプリケーションを走らせるという形です。テレビにはEthernetケーブルとワイヤレスUSBゲームパッドがつながれているだけですが、これで、複雑なPCゲームをラグなしでスムーズにプレイすることができます。
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