MAGES.より2012年8月30日発売予定のPSP用ソフト「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。その限定版に付属するドラマCDの収録現場にお邪魔し、出演する入野自由さん、茅野愛衣さん、早見沙織さん、近藤孝行さんにお話を伺った。

本作は、2011年4月~6月にノイタミナにて放送されたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(以下、「あの花」)を題材としたアドベンチャーゲーム。アニメのエピソードはもちろん、アニメでは語られなかったオリジナルエピソードも収録し、アニメ本編を観た人にも楽しめる内容になっているという。

本作の限定版「超平和バスターズ ひみつのカンヅメ」では、特製のブリキ缶ケースにオリジナルドラマCDやその複製台本、めんまとあなるの等身大ポスターを特典として同梱される。

今回、そのオリジナルドラマCDの収録現場にて、じんたん(宿海仁太)役の入野自由さん、めんま(本間芽衣子)役の茅野愛衣さん、つるこ(鶴見知利子)役の早見沙織さん、ぽっぽ(久川鉄道)役の近藤孝行さんにゲームやドラマCDの感想や「あの花」への思いを伺った。

近藤孝行さん、入野自由さん、茅野愛衣さん、早見沙織さん

――ドラマCD収録の感想をお聞かせください。

近藤さん:本当に達成感でいっぱいです!みんなと掛け合いをするというのが久しぶりだったので、すごく楽しかったですし、そんなに経ってはいないですが懐かしかったです。本当に心から楽しくて、エナジーがフローしました(笑)。

入野さん:ドラマCD収録は掛け合いがあって、同じく懐かしいなという感じがしました。ゲームは「こういう『あの花』もあるんだ」と思うほどにいろんなルートがあって、自分では想像しなかったことが起きてビックリしました。

茅野さん:今回のドラマCDの収録より先にゲームの音声を録らせていただいたんですが、その時はみなさんと掛け合いで録っていたわけではないので、アニメを観て収録に臨んで、ゲームのセリフを見つつ「こういう感じでじんたんだったら言うんだろうな」とかそれぞれのキャラクターのことを想像しながらやっていました。

ドラマCDで久しぶりに集まるということで、テレビアニメでみんなとアフレコしていた頃からするとかなりの日数が経っていたので「あ~どうなんだろう」とドキドキしていたのですが、みんなの声を聴いたら「あの花ってこんな感じだったな」とすごく懐かしく思いました。

早見さん:ゲームの時はひとりでの収録だったので、アニメの収録を思い出しながら懐かしいなという気持ちでやっていました。あの花は、掛け合いで作ってきた作品だったので、掛け合いの生っぽさやそこで生まれるリアルさが「あ~気持ちがいいな~」という収録でした。

ゲームでは本編ではなかったような裏話的なエピソードや、「“つるこ”があの人と仲が良かったんだ」みたいな隠れたお話があったので面白かったのですが、今回のドラマCDも本編とは違う裏話がたっぷり入っているので、そういう意味では本編を見てくださった方も全部楽しめる内容になっていると思いました。

――ゲーム化されると聞いた時の印象はいかがでしたか?

早見さん:「あの花」という作品が愛されているんだなと思いました。アニメが終わってからも自分の中で「あの花」という作品が大きいなというのと、他の現場のキャストさんとも「あの花」のお話をすることがあったりして、全然時間が経ったような感覚がない作品だったので、また展開してくれてすごく嬉しいです。

茅野さん:またみんなに会えるんだなという嬉しさもあり、ただゲームということでどうなるのか全然想像できず、「ひと夏の思い出みたいになるのかな」というイメージを漠然ともっていました。

また、アニメ本編では、最終的にめんまがみんなの元からいなくなってしまったので、ゲームで「めんま出てくるのかな」と思ったりもしましたが、実際にゲームの台本を読んでみるとアニメに忠実やシーンやサイドストーリーが入っていて、なるほどと納得しつつやらせていただきました。

入野さん:「あの花」がゲームになったらどうなるのか、全然想像がつかなかったです。 “もしもこうだったら”というところがいろいろと描かれていて、「こういう描き方もあるんだな」と思いました。

近藤さん:テレビシリーズでは、最終回に至るまでの流れやスタジオの空気感、もろもろが合わさって出来上がったお芝居だったと思うので、それをゲームで再現できるのかなという不安はよぎりましたが、また「超平和バスターズ」として参加できることを率直にすごく楽しみだと思いましたし、それに伴い「あの花フェス」のDVDを観たりして、自分の中で「あの花」熱を高めて仕事に臨むことができたかなという感じです。

――「あの花」という作品に対する想いをお聞かせください。

入野さん:僕はこの作品が大好きで、とても大切で、アニメを観てくださった方にもそうであると思っているのですが、これからもよりずっと大切にしてほしいなと思っています。

茅野さん:これだけはみんな同じ気持ちだと思っているのですが、一言で言ってしまうと「大好き」という言葉がぴったりかなと思っている作品です。

私自身は初めてメインでやらせていただいたのがこの作品だったので、なおさら思い出深いというか、「超平和バスターズ」のみなさんに会うと最初の頃の気持ちをすごく思い出して、懐かしいなと思いつつ、頑張らなくちゃとも思うので、すごくいろんな影響を受けた作品なので、本当に大好きな作品です。

近藤さん:作品の世界観やテイストに伴って、キャストのみんなも個人的にすごく大好きになるような作品でしたし、こういう作品というのも稀なのかなと思います。いっぱい思い出みたいなものも詰まっていますし、これからも大事にしていきたい作品であることは間違いないです。

早見さん:めんまがアニメ本編で「超平和バスターズはずっとなかよし」と言っているのですが、その言葉を看板で掲げたいくらいです。どんどん回を追うごとに絆が深くなっていったような気もしますし、今日こうして「超平和バスターズ」で集まるのは久しぶりなのですが、同窓会みたいな感じで、久しぶりでもその時の空気が甦るというか、意外にすんなり馴染めて「いいな~」と落ち着きました。

――ゲームやドラマCDで印象に残ったセリフがあれば教えて下さい。

入野さん:基本的にはアニメの内容に準拠しているので、アニメで言っていたセリフの数々はどれも印象に残っています。シーンだと「聡志君(めんまの弟)と仲良くなった」という場面があったので、面白かったです。

茅野さん:お姉ちゃんの知らないところで弟と…。

早見さん:ホントすみません!(一同笑)

茅野さん:「あの花」って結構美味しそうな食べ物が出てきて、アニメの中でもお母さんがカレーを大好物だからとお供えしているシーンもあったので、(ドラマCDはでリクエストした“ママのカレー”が)そのカレーのことなのかなといろいろ想像してました。食べ物のシーンって結構思い出したりするので、ドラマCDをやっていても食べてみたいなと思っていました。

近藤さん:ぽっぽってちょっとキャッチーなことを言うのですが、ゲームではめんまがリピートしてくれるシーンが多くて、それがとっても嬉しかったという印象があります。

早見さん:私はつるこの料理の知識の深さにビックリしました。スパイスを家から持ってきたと言うことで、本当に料理が好きなんだなと思いました。“おちゃめ”という言葉から“チャツネ”につながるってすごいと思いました。

――みなさんの家のカレーやバースデーケーキにまつわる思い出話があればお聞かせください。

茅野さん:よくカレーに余った肉じゃがを入れると美味しいって聞きますね。

――茅野さんのお家では入れていたのですか?

茅野さん:入れてなかったですね(笑)。トマトとか入れたことはありますが、普通でいいかなという感じです(笑)。

早見さん:私、昨日(5月29日)が誕生日だったんです。それで誕生日ケーキをいただいたのですが、それがこんなに嬉しいことなんだなと。今回のドラマCDみたいにプレートのところに“めんま”と書くのもそういうのも楽しいと思いますし、いいなと思います。

茅野さん:まさにアフレコ中、超平和バスターズのみんなで集まって、私の誕生日をお祝いしてもらったんです。そのとき、入野さんがプレートに“めんま”と書かれたおいしいケーキを買ってきてくださったんですが、お店のひとにどうやって注文したんだろうと(笑)。

入野さん:「“めんま”って書いてください」とお願いしました。

近藤さん:かっこいい~。

茅野さん:それをテーブルに出してみなさんでお祝いして下さったんです。でもお店の店員さんにずっと“めんまさん”と呼ばれてて(笑)。ケーキの思い出と言うと、一番に出てくるぐらいすごく幸せでした。

入野さん:早見さんが岡田麿里さん(脚本)の誕生日の時にケーキを作ってきたのも思い出深いです。

早見さん:誕生日の前の週に、麿里さんと「お弁当を作ってほしい」というお話をしたんですが、朝起きたらお弁当作る時間がなくて、急いでパウンドケーキを作りました。

茅野さん:おいしかったです~!

――ファンの皆様へメッセージをお願いします。

近藤さん:想像以上のクオリティのゲームができあがっていると思います。テレビシリーズをすごく大切にしてくださった方もご納得いただける内容になっていますし、テレビシリーズの世界観をさらに広げるゲームになっていると思います。限定版についているドラマCDも面白いので、「あの花」好きな人はぜひ買ってください!

早見さん:本編の感動する内容も思い出せますし、その中に自分がいたみたいな感覚で一緒にプレイできるゲームだなと思いました。より一層、超平和バスターズへの愛情が募る作品だなと思うので、何度も何度も繰り返し楽しんで、超平和バスターズへの愛を深めていただけたらなと思います。

茅野さん:限定版(「超平和バスターズ ひみつのカンヅメ」)がすごく盛りだくさんなことになっているので、私自身もすごく楽しみな気持ちになっています。子供の頃に、箱の中に秘密のものや宝物などを入れていた記憶があって、そういう懐かしいものを開ける時みたいなドキドキ感があるんじゃないかなと思いますので、みなさんにも楽しんでもらえたら嬉しいです。

入野さん:このゲームにはいろんなルートがあって、「もしかしたらこうだったかもしれない」というお話がいっぱい入っていますので、「アニメで描かれなかった部分がこうだった」というよりも、「そうだったかもしれない」というふうに楽しんで、遊んでみてください。

――ありがとうございました。

コメントを投稿する

画像一覧

全ての画像を表示(2枚)

(C)ANOHANA PROJECT (C)5pb.

※画面は開発中のものです。

関連ニュース

関連ニュースをもっと見る

あわせて読みたい

この記事のゲーム情報

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

おもいで探索アドベンチャー
機種
PSP
プラットフォーム
パッケージ
OS
会社
5pb.
ジャンル
アドベンチャー
公式サイト
公式サイト
  • セール情報
  • 「黎の軌跡(くろのきせき)」特設サイト
  • Figgy

人気記事ランキング

定期配信

  • ゲーム発売日・配信日カレンダー
2024-04-15
PERISH
2024-04-16
Grounded
2024-04-16
Harold Halibut
2024-04-16
デイヴ・ザ・ダイバー
2024-04-16
晴空物語 もふもふランド
2024-04-17
HIT : The World
2024-04-17
Sagres
2024-04-18
ARK: Survival Ascended
2024-04-18
EGGコンソール ハイドライドII PC-8801
2024-04-18
Picross -LogiartGrimoire-
2024-04-18
SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション
2024-04-18
UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも
2024-04-18
いっき団結
2024-04-18
みんなと街コロ
2024-04-18
ココロシャッフル - Spirit Swap -
2024-04-18
バニーガーデン
2024-04-18
フェイファーム ようこそ精霊の島アゾリアへ
2024-04-18
同級生リメイクCSver
2024-04-18
食魂徒 ~百花妖乱~
2024-04-19
SOUL COVENANT
2024-04-19
ウムランギジェネレーション
2024-04-19
ビックリマン・ワンダーコレクション
2024-04-19
ロロパズミクス
2024-04-23
百英雄伝
2024-04-24
ザァオ:ケンゼラの物語
2024-04-25
BEHOLGAR
2024-04-25
Library of Ruina
2024-04-25
SAND LAND
2024-04-25
けもの道☆ガーリッシュスクエア
2024-04-25
わんことあそぼ! めざせドッグトレーナー!
2024-04-25
サガ エメラルド ビヨンド
2024-04-25
ママにゲーム隠された コレクション
2024-04-25
メガトン級ムサシW
2024-04-25
ヴァガンテ
2024-04-25
重装機兵レイノス2 サターントリビュート
2024-04-25
鬼滅の刃 目指せ!最強隊士!
2024-04-26
Manor Lords
2024-04-26
Miko in Maguma
2024-04-26
Stellar Blade
2024-04-26
トリガーハート エグゼリカ
2024-04-26
剣と魔法と学園モノ。2G Remaster Edition
2024-04-26
剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition
2024-04-26
妄想凶ザナトリウム
2024-04-26
最恐 -青鬼-
2024-04-28
エルシャダイ・アセンション オブ ザ メタトロン
2024-04-30
フロントミッション セカンド:リメイク
2024-05-02
SOWON:おもちゃのワンダーランド
2024-05-02
とうほう夜雀食堂
2024-05-02
フォーエバーブルー ルミナス