【TGS 2012】主人公は“普通の変態”！？実機プレイも披露された「『時と永遠～トキトワ～』スペシャルステージ～ポロリ暴露もあるよ～」の模様をお届け！

0 2012年9月23日 21:06

担当：TOKEN

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バンダイナムコゲームスは、9月23日、千葉・幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2012」において、「『時と永遠～トキトワ～』スペシャルステージ～ポロリ暴露もあるよ～」を実施した。

イベントでは、いよいよ10月11日に発売されるPS3用ソフト「時と永遠～トキトワ～」に出演する主人公役・代永翼さん、レージョ役・ゆかなさん、マキモナ役・遠藤綾さんが登壇してのトークが展開したほか、テーマソングを歌うMay J.さんによるミニライブも行われた。

（左2人目から）広野啓氏、御影良衛氏

まずは、本作のプロデューサーであるバンダイナムコゲームス広野啓氏、開発を手がけるイメージエポックの代表取締役社長御影良衛氏が登壇し、スナッチ役・若本規夫さんのナレーションが印象的な最新PVが上映された後、ゲーム内容を紹介した。

世界初のHDアニメーションRPGとして制作された本作は、制作期間に3年を費やし、開発の終盤はアニメ業界がどれだけ大変かわかるくらいの状況だったという。そのアニメカット数は20000カットと劇場版を超えるぐらいのボリュームで、サテライトが手がけたということだ。また、アニメーションを表現するために、イメージエポックが新たなシェーディングを作ったことも紹介していた。

（左2人目から）代永翼さん、ゆかなさん、遠藤綾さん

続いて代永さん、ゆかなさん、遠藤さんが登場してのトークコーナーに。主人公なのにゲーム開始後、すぐ死んでしまうことについて代永さんは、前回御影氏の手がける作品に出演した時は、登場して1分で死んでしまう役だったことを紹介。御影氏から次作では主人公でいくという話の通り、今作では主人公役ということで喜びつつ台本を読んだら1、2ページ目で殺される役だったとのこと。

しかし、ここで今まで明かされなかった最新情報として、死んだあとに主人公の魂だけがトキのペットの竜である「ドレイク」に宿ることが明らかに。しばらくすると喋れるようになるとのことだが、それまでは喋れないのをいいことに、主人公にとっての“イイコト”をやりつくすという。

そんな主人公を演じるうちに、なぜか代永さんが音響監督から変態紳士と呼ばれることになった話には会場から笑いが起きていた。

ゆかなさん演じるレージョは、トキの親友のお嬢様ということだが、PVではトキを刺す衝撃的なシーンが描かれており、これについてはトキのことは大好きであるものの、辛いことがあったり、問題があったりして弱い心を覗かせてしまう場面だという。

また、レージョ、ウェディ、エンダはトキとのお茶会のシーンにも登場するキャラクターとなり、ここでは4人のガールズトークをドレイクの視点から垣間見ることができることも紹介された。

遠藤さん演じるマキモナについては、どこか妖艶な絵のイメージとは裏腹に、お調子者なキャラクターだったそうで、演じる際にもどこまで壊れていいのか悩んだそうだが、「こっちのほうが面白いので」という指示を受けたりして、役を作り上げていったことが語られた。

ここで、当日会場に来られなかったトキ役・花澤香菜さんのビデオメッセージを紹介。花澤さんは、トキと似ている部分について、ファミレスなどですぐにメニューを決められることから決断力があるとややこじつけ気味な共通点を語った。また、主人公が徐々に変態紳士ではなく、普通の変態みたいにキャラが崩れていくのが面白かったことや、トキ・トワと主人公のラブラブなシーンを見てほしいというメッセージを寄せていた。

トキに関する印象について代永さんは、一国の王女様ではあるものの決断力があり、意志が強く、守られるだけのお姫様ではなく、主人公が助けられることもあるという。また、ゆかなさん演じるレージョが物語中に「なんですの、このハエトリグサ」を雑草の名前で呼び続ける話もここで披露された。

続いて、トワ役・喜多村英梨さんからのビデオメッセージも紹介。花澤さん同様に代永さんをいじりつつ、ゲームについてはバトルシーンがおすすめだと語り、トワがバトルをする際には、履いている短いスカートが「ごちそうさまでーす」な感じになるとのこと。トキとトワ、それぞれに魅力があるキャラクターであり、ストーリーなのでどちらか選べない感じになってほしいと語っていた。

と、ここで司会者から代永さんにトキとトワ、どちらが好きかというムチャぶりがあったが、まさにツンデレなトワも可愛くて好きだが、優しくされたいという理由でトキを選んでいた。

さらに、イベントでは実機でのプレイも披露。まずはゲーム冒頭のお茶会のシーンや結婚式で主人公が死ぬまでの部分を紹介。敵に刺されて死ぬ間際になってもモテることを考えている主人公に対して、出演者からは「最期までしたたかでいやらしい」と手厳しい意見が挙がっていた。

続いて、マキモナとの戦闘シーンも披露。本来はゲーム終盤での戦闘になるということで、強力そうな攻撃の応酬が繰り広げられたが、ここで、パートナーのドレイクは自動AIとなっており、戦闘でレベルがあがっていくこと、また時間魔法の使い方として時間を止めて、通常は時間のかかる詠唱をここで繰り出して大ダメージを狙えることなどが紹介された。

実機プレイの後は、テーマソング「Rewind」を歌うMay.Jさんが登場。自身が作詞を行ったという本楽曲については、過去に戻って何度もやり直すゲーム内容を踏まえた上で、もし時間が戻せたとしたら大切な人と一緒にいた時間に戻したいという後悔の気持ちを歌ったものであると語り、ステージ上で本楽曲を初披露した。

なお、「Rewind」を収録したシングルCDはゲームの発売前日となる10月10日に発売されるが、通常の2形態（CD＋DVD、CD）に加え、VOFAN氏描き下ろしスリーブジャケットや追加クエストのダウンロードコードを付属した「トキトワ Edition」も発売される。追加クエストの内容については、ちょっとした“ムフフ”な映像が見れるということだ。

また、本作のパッケージ内容についても紹介。「LIMITED EDITION」には、VOFAN氏描き下ろし＆アニメ設定イラストを収録したアートワークブックレットやゲームのクリア後、無事結婚式を迎えられてのストーリーが描かれるボイスドラマが収録される。

そのほか、現在ジャンプSQにて連載中のコミカライズ情報、“嫁を選ぶ”ということに合わせたスマートフォン向けアプリ「嫁コレ」とのキャンペーン情報を紹介していた。

その後、出演者からのメッセージが寄せられ、イベントは終了となったが、広野氏と御影氏は最後にどうしてもPVの最後に映っていたシーンの数々について触れたかったよう。ここで、なんとこれらのシーンを入れるためだけに当初はCERO「B」（12歳以上対象）で考えていたところを「C」（15歳以上対象）にしたことを暴露し、最後まで作品への強い思いが感じられるイベントとなっていた。