バンダイナムコゲームスが2012年11月1日に発売を予定しているPS3用ソフト「テイルズ オブ エクシリア2」。前作から大きな進化を遂げたそのゲームシステムを紹介する。

目次
  1. 本作の戦闘システム「XDR-LMBS(クロスダブルレイド リニアモーションバトルシステム)」とは?
  2. ゲームのストーリーをより盛り上げるためのシステムも多数用意!

「テイルズ オブ エクシリア2(以下、TOX2)」は、2011年9月に発売された「テイルズ オブ エクシリア」の続編タイトル。前作で2つに分かれていた世界、リーゼ・マクシアとエレンピオスがひとつとなってから1年後の世界を描いた、“選択が未来を紡ぐRPG”だ。

プレイヤーは主人公・ルドガーとして、就職先への出勤初日に見知らぬ少女・エルを助けたことでとある事件に巻き込まれ、多額の借金と世界の命運を背負っていくこととなる。

今回は、各キャラクター特有の戦闘能力やプレイヤーが主人公・ルドガーの全ての行動を選択肢によって選ぶなど、前作よりもバリエーション豊かなゲームシステムが組み込まれている。ここでは、それらのシステムについて、詳しく紹介していく。

本作の戦闘システム「XDR-LMBS(クロスダブルレイド リニアモーションバトルシステム)」とは?

本作では、前作「テイルズ オブ エクシリア」の戦闘を踏襲しつつ、新たな主人公ルドガーは全く新しいスタイルで戦うこととなる。また、引き続き「共鳴」は使用可能となり、さらに本作では新たな共鳴術技も登場する。

戦闘の基本

「TOX2」の戦闘では、前作同様にACとTPを消費することで攻撃を行う。ACが続く限り、自由に通常攻撃、術、技を繋げることができる。つまり、ACの値分、術技を連続して繋げることも可能だ(もちろん、その分大量のTPを消費する)。また、マップ移動中は、TPを消費して回復系の術なども使用することができる。

AC(アサルトカウンタ)

攻撃をする際にのみ消費される値で、通常攻撃や術技など、どんな攻撃でも消費するのは各「1」。移動や防御行動では消費されない。攻撃後、自動で回復する。

TP(テクニカルポイント)

術や技を使用したときに消費される値で、各術技によって消費量は異なる。自動では回復しないが、アイテムや、戦闘中のいろいろな行動で回復できる。

キャラクター特性

「TOX2」では、パーティキャラクターがそれぞれ特別な戦闘能力を有している。

ルドガーの特性「ウェポンシフト」

ルドガーは、「双剣」「ハンマー」「双銃」の3つの武器を同時に装備し、戦闘中瞬時に切り替えて戦うことができる。L1+R1ボタンを押すことで、次々に武器を持ち変える(L1+R2で逆順切り替えも可能)。それぞれの武器により、使える技は全て異なる。戦況にあわせ、素早く武器を持ち変えることで、どんな状況にも対処が可能だ。

双剣

2本の剣を逆手に構え、敵に接近して戦うスタイル。隙が少ないため扱いやすく、連撃を得意とする。リーチは短いが、斬り込み・身のこなしの素早さから、敵の懐に飛び込み一気に攻めることができる。

ハンマー

柄の長いハンマーを両手で構え、振り回して戦うスタイル。大振りになるためスピード感には若干欠けるが、リーチの長さ、一帯を巻き込む攻撃範囲の広さが特徴だ。

双銃

二丁拳銃を構え、距離をとって戦うスタイル。一発一発のダメージは大きくないが、安全な距離を取って攻撃・サポートを行うことができる。また、移動しながらの射撃も可能となっている。ただし、双銃を構えている間は移動速度が低下する。

アルヴィンの特性「チャージ」

アルヴィンは、右手の大剣と左手の銃を合体させることで、「チャージ技」を使うことができる。技を発動した後、ボタンを押しっぱなしにすると、武器を合体させ、チャージ状態となる。この状態で技を出すと、通常とは異なる「チャージ技」が発動する(発動後、チャージは解除)。

例えば、瞬速の突きを繰り出す武身技「瞬迅剣」をチャージ状態で使用すると、突きの後に砲撃で止めを刺す武身技「瞬迅剣・砲牙」に変化。アルヴィンの技は、全てがチャージ技に変化する。

一回のチャージにつき、チャージ技は一度しか使えないが、スキルにより能力を拡張させることができる。また、チャージしながら攻撃できる武身技もあり、連携にチャージ技を組み込ませることもできる。

レイアの特性「活伸棍術(かっしんこんじゅつ)」

敵の攻撃をバックステップで回避すると、レイアの持つ棍が光って、一定時間長くなる。攻撃の間合いが伸びた状態で戦うことができるようになり、敵に囲まれた際などに有利に戦える。スキルによってこの効果時間を延長させることもできるようになる。

また、レイアは新たな武身技も多く習得し、空中連携がより幅広いバリエーションで楽しめる。

エリーゼの特性「スイッチングティポ」

エリーゼは「R3ボタン」でアピールすることにより、2つの戦闘スタイルを切り替えることができる。

「ティポオン」状態では、ティポがエリーゼの背中にくっついた状態になり、エリーゼの使う精霊術の威力が高くなる。通常攻撃では杖から術の弾が飛んでいくため、離れた場所で術主体で戦うのに適したスタイルだ。

「ティポオフ」状態では、ティポがエリーゼの周りを浮遊した状態になり、エリーゼの使う武身技の威力が高くなる。通常攻撃ではティポが敵に体当たりするなど、敵に近づいて戦う要素も加わったスタイルとなっている。

ローエンの特性「術後調律(じゅつごちょうりつ)」

ローエンは自らが発動させた精霊術に対して、術発動後にさまざまな操作を行うことができる。精霊術を使用した後、術ごとに決まったキー操作をすることで、術に変化を起こす。この際、使用した術に必要なTPの半分を消費する。

水の精霊術「ブルースフィア」は、敵の頭上に巨大な水球を発生させ、落下させて攻撃する術。術発動後に「○ボタン」を押し続けることで、水球をさらに巨大化できる。

術が得意なローエンだが、「TOX2」では新しい武身技も覚え、術以外の素早い立ち回りも可能になった。

ジュードの特性「集中回避」

ジュードは敵の攻撃をバックステップで回避した際に、瞬間的に敵の背後に回りこむことができる。回りこんだ後は、一定時間敵が無防備な状態となり、自由に攻撃を叩き込める。

また、スキルによってこの能力を強化することも可能で、何度でも背後を取ることができるようになったり、フロントステップで集中回避を発動することもできるようになる。特に1対1の状況で有利に戦いやすい能力だ。

ミラの特性「魔技(まぎ)」

ミラは、各属性の精霊術の発動方法を使い分けることができる。術技ボタンを短く押すと、詠唱なしで「魔技」と呼ばれる技を発動し、長く押すと詠唱を行った後に術を発動する。術技ボタンの押し方によって、発動する攻撃が変化するぞ。

火の精霊術「バーンスプレッド」は、自分の周囲の地面を焼き尽くす術。これをボタンを短く押して発動すると、詠唱なしで手元で爆発を起こし、敵を吹き飛ばす「フレアボム」という魔技になる。

バーンスプレッド フレアボム

弱点属性連携

「TOX2」では、「火」「水」「風」「地」「光」「闇」「斬」「打」「射」の9つの属性が存在する。敵の弱点属性で攻撃するとダメージが増加するが、そこから連続して「異なる属性の攻撃」を連携していくことで、さらにダメージがアップする。

弱点属性連携中は、敵の反撃を封じることが可能なので、敵の弱点を把握することで戦闘を有利に進めることができる。敵の弱点属性は、R1ボタンでいつでも確認できる。

逆に、敵が耐性を持つ属性で攻撃してしまうと、ダメージが減少するばかりか、仰け反らずに反撃されてしまう。弱点だけでなく、耐性にも注意を払う必要があるぞ。

共鳴(リンクモード)

「TOX2」では、パーティ内の任意のキャラクターと「共鳴(リンク)」することによって、2人のキャラクターをペアにして戦うことができる。方向キーの各方向に、それぞれ自分以外のキャラクターが当てはめられて、リンクしたいキャラクターの方向にキーを入力するだけで、戦闘中いつでもリンクモードに入ることができる(解除も任意)。

リンクモードに入ると、それまで自分が操作していたキャラクターが「マスター」となり、パートナー(スレーヴ)と光で繋がった状態になる。その間、スレーヴはマスターの動きに合わせて行動を行う(同じ敵を挟み撃ちにする、マスターの背後を狙う敵を攻撃する、連続攻撃を受けているマスターをかばうなど)。

また、誰とリンクするかによって、固有のサポート能力が働いたり、他にもいろいろな効果が現れる。

共鳴時の作戦指示

方向キーをリンクしたいキャラクターの方向に入力することで共鳴モードとなるが、共鳴しているキャラクターの方向に、再度方向キーを入力することで、行動指示を出すことができる。後方支援が得意なキャラクターと共鳴し、自分は前線へ、パートナーは距離をとって術を使う、といった作戦が可能となる(共鳴時の指示は、メニューの「作戦」からも設定可能)。

共鳴術技(リンクアーツ)

リンクモード中に敵に攻撃をヒットさせると、画面上のゲージが溜まっていく。このゲージを溜めることで「共鳴術技(リンクアーツ)」を繰り出すことができる。

共鳴術技とは、リンクで繋がった2人が、協力して1つの術や技を発動する攻撃。共鳴術技は、パートナーの組み合わせ、さらに術・技の組み合わせによって、さまざまな種類が存在する。いつ、どのような状況で、誰とリンクし、どんな攻撃を行うかに多様な戦略性があり、戦いのスタイルが広がるぞ。

コモン共鳴術技

前作では、共鳴術技は特定の術技の組み合わせでしか発動できなかったが、「TOX2」では、誰とでも、どの術技でも必ず共鳴術技を発動させることが可能になった。

起点となる術技に関係なく、ルドガーの武器の状態、キャラクターの組み合わせによって、いくつかのタイプが存在する(突進系、範囲系など)。共鳴術技アイコンは銀色。

ユニーク共鳴術技

特定のキャラクター同士が特定の術技の組み合わせによって発動する共鳴術技で、前作で使用可能だった共鳴術技にあたる。見た目も派手で強力なものが多く、攻撃だけでなく回復や支援を行う共鳴術技も存在する。共鳴術技アイコンは金色。

共鳴術技ゲージ

「共鳴術技ゲージ」は、リンクモード中に敵を攻撃すると、徐々に溜まっていくゲージ。ゲージは5段階となっている。

リンクモード中にのみ、敵に攻撃をすると共鳴術技ゲージが溜まっていく。ゲージが1~5の各段階まで溜まった際に、共鳴術技を出すことができる。

また、プレイヤーが操作していないオートキャラクター同士でも、自動的にリンクを行う(作戦で設定可能)。ゲージはパーティで1本なので、オートキャラクター同士がリンクすると、その分溜まるのが早くなる。

共鳴術技の発動方法

共鳴術技ゲージが1~5のどこかの段階まで溜まった際、ゲージが点滅するようになる。この際に、操作キャラ(マスターキャラ)が、任意の術技を繰り出すと、一定時間、金または銀の「共鳴術技アイコン」が出現する。この共鳴術技アイコンが表示されている間に「R2ボタン」を押すと、共鳴術技が発動する。

リンクパートナーとユニーク共鳴術技が発動する術技だった場合は、金色のアイコンが、そうでなかった場合は銀色のアイコンが表示される。

また、アイコンが表示されても「R2ボタン」を押さない限り、共鳴術技は発動しない。つまり、流れで術技を出してしまい、意図せず共鳴術技が暴発するということはない。

共鳴術技を出してもゲージは減るわけではなく、次の段階に向けて溜まり始める。逆に、共鳴術技を発動しない限り、ゲージはその段階で止まったままになる(点滅し続けている状態)。

パートナー固有サポート

リンクモード中には、パートナー(スレーヴ)が誰かによって、それぞれ固有のサポート能力が働く。戦いの状況によって、リンク相手を切り替えていくことが重要な戦略となる。

パートナーがルドガーの場合「ミラーリング」

「ミラーリング」は少し特殊で、「マスターキャラのサポート能力をコピーする」という器用なルドガーならではの能力。マスターがジュードのときは「レストア」、マスターがミラのときは「バインド」を、ルドガーが発動する。

例えば前作では、レイアを操作キャラ(マスター)にしていると、アイテムスティールを行うことはできなかったが、「TOX2」では“レイアを操作しつつルドガーとリンクして、ルドガーにアイテムを頂いてもらう”という戦い方も可能となった。

パートナーがレイアの場合「アイテムスティール」

敵をダウンさせた際に、レイアが素早く敵に近寄り、一定の確率でアイテムをいただく。一部の敵は戦闘中にアイテムを使用するが、レイアがアイテムスティールすると、使わなくなる。

パートナーがアルヴィンの場合「ブレイカー」

ガード頻度の高い敵が相手の場合でも、敵のガード状態をブレイクしてくれる。ブレイクした敵は気絶状態になる。

パートナーがエリーゼの場合「ティポドレイン」

マスターのTPが減ってきた際に、一定確率でティポがその敵のHPとTPを吸収し、マスターに還元してくれる。敵を浮かせた状態にすると、発生確率が高くなる。

パートナーがローエンの場合「オートマジックガード」

敵が精霊術で攻撃してきた際に、ローエンが自動的にマジックガードを発動してくれる。マジックガード発動中も、マスターは自由に動くことが可能だ。

パートナーがジュードの場合「レストア」

マスターが敵にダウンさせられたら、ジュードが一瞬で駆けつけてHPを回復してくれる。また、マスターが戦闘不能になった際、ジュードが復活させてくれることもあるぞ。

パートナーがミラの場合「バインド」

一定確率でしばらくの間敵を拘束状態にすることができる。敵が気絶状態になっている場合には、必ず発生する。

ルドガーの骸殻能力

ルドガーは、「骸殻」という特殊な能力を持っている。これは、戦闘中に「変身」するこにより、全ての敵を異空間へと引きずりこみ、圧倒的パワーをもって戦うことのできる能力だ。ルドガーを操作しているときのみ、使用できる。

骸殻ゲージと段階

画面右下にあるのが、「骸殻ゲージ」。戦闘中、時間によって徐々に溜まっていき、ゲージが1以上になったら骸殻能力が発動し、変身できるようになる。

ゲージが溜まったら、「L3ボタン+R3ボタン」でルドガーが変身。骸殻ゲージが溜まった状態であれば、ダウン中、攻撃中、仰け反り中問わず、いつでも変身が可能。そのため、変身を起死回生の一手として使うこともできる。

また、変身には段階があり、骸殻ゲージをどこまで溜めて変身したかによって使い分けることができる。段階が進むと変身時のルドガーの見た目が変化し、能力が向上する。ただし、その分ゲージが溜まるまで時間がかかる(一度変身すると、骸殻ゲージが0になるまで変身を解くことはできない)。

第1段階:骸殻ゲージを1まで溜めて変身した姿。防御性能が向上し、仰け反らなくなる。
第2段階:骸殻ゲージを2まで溜めて変身した姿。あらゆる攻撃の威力が増す。

ルドガーは最初は第1段階までしか変身できないが、物語中に骸殻能力を開花させていく。

変身中のルール

ルドガーが変身すると、一瞬で舞台が異空間に切り替り、敵全員とルドガーのみが存在する状態になる。そこでは、骸殻ゲージ以外の表示が消え、HPやTP、ACの概念もなくなる。

変身直後から、画面右下の骸殻ゲージが減り始める。骸殻ゲージは、時間経過や、ルドガーがダメージを受けることで減少し、ゲージが0になると変身が解除され、元の戦闘画面に戻る。ダメージを受けないように立ち回ることで、より長く変身し続けることができる。

変身中の戦い方

変身したルドガーは特殊な「槍」で戦う状態になる(ウェポンシフトはできない)。変身中は、「○ボタン」で通常攻撃、「×ボタン」で変身時専用の強力な武身技を使うことができる。

左スティックの各方向+「×ボタン」で、さまざまな武身技が発動する(これはメニューで設定するのではなく、あらかじめ決められている)。

ニュートラル×ボタン「蒼破刃」

一直線に貫通する衝撃波により、前方の敵を攻撃する。

左スティック↓+×ボタン「ゼロディバイド」

槍からフィールド中の敵に当たる攻撃を繰り出し、一気に引き寄せる。

さらに、「○ボタン」での連携回数に応じて、その後の「×ボタン」攻撃が変化する。例えば、○→○→×で、槍をなぎ払い、ルドガーの周囲に出現させた複数の光柱によって攻撃する「ヘクセンチア」が発動する。

ゲームのストーリーをより盛り上げるためのシステムも多数用意!

ルドガーの選択肢

ルドガーの最大の特徴は、全ての行動・言動をプレイヤーが選択肢によって選ぶという点だ。ルドガーの考えはプレイヤーの考えであり、プレイヤーはルドガーと一体となってゲームを進めることができる。ゲーム中では頻繁にこの選択肢が表示され、プレイヤーはL1ボタンかR1ボタンで決断しなければならない。

通常、どちらの選択肢を選ぶかはじっくり考えることができるが、中には制限時間があるものもあり、その場合には中央に時計が表示され、残り時間がカウントされる。時間内に決断できなかった場合、強制的にどちらかが選択される。

基本的にはその場のルドガーの言動をプレイヤーが選ぶものなので、選択肢によって物語そのものが、たくさんの枝分かれの分岐をするということはない。しかし、中には重大な局面を左右する決断を迫られる場合もあるぞ。

借金返済

ルドガーはエルと共に事件に巻き込まれ、多額の借金を背負うことになってしまう。エレンピオスでは、個人情報は「GHS」という携帯小型端末で管理されており、高額債務者は「GHS」によって所在を追跡され、逃走防止のために移動手段も制限されるため、最初は行動範囲が限られる。

ルドガーは、ゲームを通してこの借金を返済していかなくてはならない。借金を返済していくと、徐々に制限は解除され、行動範囲が広がっていく。

所持ガルドが一定金額に達するごとに、返済窓口の「ノヴァ」から督促の連絡が入る。返済金額は任意に決められるが、返済せずに大量にガルドを貯め続けていると、強制徴収される場合もある。返済金額が一定値に達すると、エリアごとにかかっている移動制限が解除され、ルドガーの行ける場所が増えていくのだ。

クエスト

クランスピア社が経営する人材派遣会社で、依頼を仲介してくれる。各街にいる仲介人を通して契約を結ぶことで、クエストを受注できる。クエストの目的を達成し、報告することで、報酬のガルドと「勲功ポイント」を得ることができ、「勲功ポイント」がたまると「称号」を取得する。位の高い「称号」を取得すると、高難度のクエストを受注することが可能となる。

借金を抱えているルドガーにとっては、報酬としてガルドを得られるクエストは返済の重要な手段となる。なお、ガルドを得る方法はクエスト以外にも用意されている。

チャット

前作に引き続き、「TOX2」でもさまざまな場面でチャットが出現する。チャット内のフェイスグラフィックは、全てufotableの描き下ろしだ。

ロングチャット

さまざまな条件によって発生し、画面上にアイコンが出ている時に、セレクトボタンで任意に起動して見ることができる。物語の核心に触れる内容のものから、他愛ない雑談まで、多種多様なチャットがある。

ロングチャットにもルドガーの選択肢が存在し、選んだ選択肢によって展開が変わる。また、借金取立て担当のノヴァが情報をくれる際には、GHSにて連絡が入り、自動的にロングチャットが起動する。

ショートチャット

登場キャラクターが1人、または2人の、短い会話のチャット。ロングチャットとは異なり、条件が揃うと自動的に起動する。ショートチャット起動中、ゲームの進行は止まらない。ショートチャットを見ながら(聞きながら)、街やフィールドを自由に探索することができる。

ファイティングチャット

戦闘中に交わされるキャラクターたちの臨場感あふれる会話は、前作に引き続きファイティングチャットで表現。仲間同士の会話はもちろん、重要な戦いでは、敵との会話もファイティングチャットで繰り広げられる。

また、エルは戦闘には参加しないが、ファイティングチャットには登場し、仲間たちに声をかけたり、応援したりと、一緒に戦って(?)くれる。

分史世界への進入と破壊

ルドガーは、自身の持つ「骸殻(がいかく)」の力をビズリーにかわれ、エージェントとして働くことになる。そして、この世界から分岐した可能性の別世界――「分史世界(ぶんしせかい)」を破壊する任務が与えられる。

クランスピア社は、この世界に仇なす分史世界の存在を監視しており、分史世界が探知されると、その情報が社長秘書ヴェルよりルドガーのGHSに知らされる。ワールドマップから座標を指定し、分史世界に進入するが、いったん分史世界に入ると、その世界を破壊するまで元の世界に戻ることはできない。

分史世界は、その核となる物体「時歪の因子(タイムファクター)」を壊せば破壊できるが、時歪の因子は何ものかに憑依、もしくは擬態して、その存在を隠している。まずは分史世界の内部を捜索し、「時歪の因子」を見つけ出さなければならない。

メインチャプターとキャラクターエピソード

メインチャプター

「TOX2」の物語は細かく章立てになっており、これを「メインチャプター」と呼ぶ。基本的にメインチャプターの開始は任意で、指示された場所を訪れたり、目的の人物に話しかけたりすることで開始される。

借金を返済し、移動範囲が広がることで、次のチャプターを開始できる場合もある。メインチャプター中は、画面右上に、赤い「MAIN CHAPTER」の文字が表示される。

パーティ散開とキャラクターエピソード

メインチャプターとメインチャプターの間は、借金を返済したり、クエストを受けたり、自由に行動できる期間。期間ごとに決められた借金返済のノルマがあり、ノルマを達成すると次のメインチャプターを開始できるようになる。

また、この期間に街に入ると、ルドガー以外のパーティキャラクターは自由行動となり、街中に散開する。街の中では、パーティキャラクターに話しかけることができる。このとき、パーティキャラクターに「!」アイコンが表示されることがあり、話しかけると、そのキャラクターの「キャラクターエピソード」が開始される。

キャラクターエピソードは、ルドガー以外のパーティキャラクター全員分が存在し、ルドガーの物語であるメインチャプターに対し、キャラクターエピソードはパーティキャラクターの物語と言える内容になっている。

それぞれいくつかの章で構成されていて、キャラクターエピソードを全て合わせると、メインチャプターと同程度のボリュームがある。キャラクターエピソード中は、画面右上に、緑の「●●●(キャラ名) EPISODE」の文字が表示される。

キャラクターエピソードのボーナス

キャラクターエピソードを進めると、そのキャラクターにちなんだ貴重なアイテム(衣装等)を得られるだけでなく、タイミングによっては、メインチャプターのイベントに、追加シーンが挿入される。追加されるシーンはキャラクターエピソードの内容に関係したものとなっている。

キャラクターエピソードを起こすタイミングは、プレイヤーの任意だが、ボーナスシーンを見たい場合にはこまめにキャラクターエピソードを起こすのがいいだろう。誰かのエピソードが起こせるタイミングになったら、ワールドマップ・ナビマップ上にアイコンが出現するので見逃さずにチェックしよう。

親密度

ルドガーとパーティキャラクターそれぞれの間には、「親密度」が設定されている。ルドガーの選択肢で何を選んだか、キャラクターエピソードを起こしたか、といったシナリオに関わることだけでなく、戦闘中にリンクしたか、共鳴術技を発動したか、なども親密度の上昇に関係する(親密度が下がることはない)。

親密度が上がると、下記のようなさまざまな効果が発生する。

  • そのキャラクターとリンクすると、骸殻ゲージの溜まる速度が上昇
  • 特殊なロングチャットが発生し、そのキャラクターが特殊なスキル、術技をルドガーに教えてくれる
  • 特殊な戦闘リザルト、ショートチャットが発生する

このほかにも、戦闘にさらに大きな影響を与えることも……。


※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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