9月13日、ソニー・コンピュータエンタテインメント・コリアはソウルKT&G想像Univで20日、韓国で発売を準備しているPlayStation Vita専用の音楽ゲーム「DJMAX TECHNIKA TUNE」メディア発表会を開催した。
今回のイベントでは、「DJMAX TECHNIKA TUNE」のプロデューサー「ハム・ギョンミン」氏からのタイトル紹介、ゲームタイトルのデモプレイとインタビューで進行された。
「DJMAX」は、2004年のオンライン版で初登場した以来、PSPとアーケードなど、さまざまなプラットフォームに移植されて高い人気を博した。フランチャイズシリーズで、韓国で「DJMAX Portable」と「DJMAX Portable 2」などのシリーズが大人気を得ている。
9月20日に韓国で発売された「DJMAX TECHNIKA TUNE」は、2008年に発売されてシリーズで製作されているアーケード版「DJMAX TECHNIKA」を次世代ポータブルゲーム機「PS Vita」に移植したタイトルで、前・背面タッチパッドを活用するなど新たな操作方式を導入している。
今回の「DJMAX TECHNIKA TUNE」は、PS Vitaに最適化されたユーザーインタフェースと「DJMAX」シリーズの人気曲から最新歌謡に至るまで、様々なジャンルの膨大な音楽コンテンツは、200種以上のギャラリーのイメージと多数のボーナスムービーなど豊富なコレクションのコンテンツなどを提供している。
PS Vita用に移植され、PlayStation Networkベースのトロフィーシステムとインターネットランキングシステムが導入されるなど、さまざまな要素も追加された。
以下は、「DJMAX TECHNIKA TUNE」メディア発表会に出席したSCEKの川内史郎 代表とNEOWIZ MOBILEのハム・ギョンミンプロデューサーとのインタビュー内容となる。
――「DJMAX TECHNIKA TUNE」開発について教えてください。
SCEK・NEOWIZ MOBILE:本作は音楽ゲームということで、タッチ認識と反応速度の部分が最も神経を使った部分となります。PS Vitaのカメラ機能を活用するなど、いくつかのアイデアもありましたが、それよりは「音楽ゲームの本来の面白さ」にもっと焦点を当てることになり、音楽ゲームの最も基本的なシステムに多くの時間を投資しました。
――ダウンロードコンテンツ(DLC)の計画はどうなりますか?
SCEK・NEOWIZ MOBILE:現在、いくつか計画しています。プレイヤーに満足を与えることができれば、どのような方式のコンテンツでも開発できると考えています。ただし確実に「こんなDLCを作る」と断言するのは少し曖昧ではあり、ゲームが発売された後、プレイヤーの反応を見ながら決めていこうと思っています。
――プラットフォームにPS Vitaを選んだ理由はなんですか?
SCEK・NEOWIZ MOBILE:複数のコンソールプラットフォームを考慮した「DJMAX TECHNIKA TUNE」だけのゲーム感覚を生かすには、PS Vitaしか該当する機器がありませんでした。iPadももちろん考慮しましたが、ハードウェアの性能を比較してみると、BGA(背景アニメーション)の実装などにおいて制約が多かったのも事実です。
もし、iPad向けに開発を実施した場合は、これほど満足するクオリティのゲームが発売することができなかったと思います。やはり「DJMAX TECHNIKA TUNE」のゲーム性を生かすことができるPS Vitaが正解だと感じましたね。
――「DJMAX」フランチャイズは、今後どのような方向に発展していきますか?
SCEK・NEOWIZ MOBILE:初めてオンラインでゲームを披露して以来、さまざまなプラットフォームで新作を開発してきました。今回の 「DJMAX TECHNIKA TUNE」は、6番目のプラットフォームでお目見えする作品となります。今後も「DJMAX」シリーズは、マルチプラットフォーム戦略と、さまざまな機器でユーザーが我々のゲームの楽しさを感じられるように開発していきたいと思っています。
――ありがとうございました。