ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、今年25周年を迎えた「FINAL FANTASY」と「METAL GEAR」シリーズの功績と感謝の意を称し「究極のキャラ弁」プロジェクトを実施、12月18日に完成披露贈呈式を開催した。
「究極のキャラ弁」プロジェクト
一定の基準で選定された両シリーズに対し、今回SCEJで企画している「究極のキャラ弁」プロジェクトとは、両タイトルの心に残る名シーンやゲームキャラクターを、食のプロとともに“キャラ弁”として再現し、それらを開発スタッフに味わってもらう過程までをプロジェクト化したもの。キャラ弁に採用するシーンやキャラクターはシリーズファンの熱い想いと感謝の気持ちもお届けするべく、ユーザーからの意見も取り入れて作成された。
キャラ弁の制作風景や“こだわり食材探しの旅”のほか、試食風景などプロジェクトの模様については「プレイステーション」公式Facebookとコミュニティサイト「プレコミュ」で随時情報を更新しているのでチェックしてもらいたい。
そして、プロジェクトの最後のミッションとして、完成した「キャラ弁」がそれぞれのクリエイターに贈られる「究極のキャラ弁」完成披露贈呈式が12月18日に実施されることとなったのだが、プレゼンターとして登壇したソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデント「河野 弘」氏は、25年もの間、ファンに愛された「FINAL FANTASY」と「METAL GEAR」シリーズに対し、プレイステーションを支えてくれた功績を称え、何かお祝いをしなければと考え「楽しくて思い出に残るイベント」として企画されたと話した。
プレイステーションオフィシャルコミュニティ「プレコミュ」
http://commu.jp.playstation.com
プレイステーション公式Facebook
http://www.facebook.com/PlayStationJapan
「ファイナルファンタジー」&「メタルギア」シリーズ誕生25周年記念!「究極のキャラ弁」プロジェクト始動(関連記事)
http://www.gamer.ne.jp/news/201212070037/
「ファイナルファンタジー」&「メタルギア」25周年記念企画「究極のキャラ弁」で使用するPS3型のお重箱が完成(関連記事)
http://www.gamer.ne.jp/news/201212140022/
ゲスト
株式会社スクウェア・エニックス「FINAL FANTASY」プロデューサー「北瀬 佳範」氏
株式会社コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクション監督「小島 秀夫」氏
株式会社コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクションアートディレクター「新川 洋司」氏
ゲスト陣を招いてのトークショー
登壇したスクウェア・エニックス「FINAL FANTASY」プロデューサー「北瀬 佳範」氏は、12月18日がファイナルファンタジーの誕生日であり、25年前は大学生でいちユーザーとしてFFを楽しみ、魅了されてその後クリエイターとなったと話し、いろいろなイベントがかつて開催されたが「弁当」と絡むものは初めてだと喜んでいた。
続いて小島プロダクション監督「小島 秀夫」氏は、25年前に「METAL GEAR」を作ったときにはこんなに長く続くとは思っていなかったと話し、続けることで良いことがあると実感しているとのことだ。中断していたシリーズの開発時に、プレイステーションで3Dポリゴン処理が可能になると聞き、「本当にかくれんぼができる!」と喜び、「METAL GEAR SOLID」が生まれたとも明かした。
キャラ弁に関しては、「うちのおかんがあまり美味しい弁当を作ってくれなかったので、いい思い出がない」と苦笑いしていたが今回の弁当には期待していると話していた。
コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクションアートディレクター「新川 洋司」氏は、25年前はユーザーとして「METAL GEAR」を遊んでおり、入社する際には小島監督に面接してもらったと話し、この仕事をやっていて本当に楽しく、それを楽しんでくれるユーザーが支えてくれることもとても嬉しいと話してくれた。
そして、完成したばかりのキャラ弁が贈呈!
クリエイター陣のコメントをもらった後は、上品な紫の風呂敷に包まれた大きめのずっしりとした弁当箱が登場。まずは包を開けずに河野氏からそれぞれのクリエイターに贈呈。
そしてまず風呂敷を開いて取り出されたのが箸箱。なんとワイヤレスコントローラ「DUALSHOCK3」の形をした箸置きがセットに。そして新型PS3本体を模した豪華な木製「お重箱」のディスクスライド部分には、なんとこのプロジェクトを記念してプレコミュで募集したユーザーからのお祝いの言葉がメッセージカードとして、ブルーレイディスクの形になって収納されていたのだ。
さらにここからお重の中身が明らかに!「FINAL FANTASY キャラ弁」一の重にはクラウド・ザックス・セフィロスの3キャラクターの横顔がデザイン。二の重には会場の女性からも歓声が上がったチョコボ・モーグリのデザインされたなんともかわいいお弁当が。このキャラ弁には「金の針」に見立てた金色のつまようじが同梱された。
続いて公開された「METAL GEAR キャラ弁」一の重には超リアルに作られたオールドスネーク・ネイキッドスネーク・雷電の姿が。マッシュポテトで作られた立体的な造形に会場は大盛り上がり。そして二の重には、シリーズおなじみに「ダンボール」をイメージしたおいなりさんがフィールド上に散りばめられていたぞ。
「FINAL FANTASY キャラ弁」詳細
【一の重】
卵白のうす焼きと、ハム、スライスチーズの基本構成で、エッジ部を海苔にして立体的に見せている。乾燥や海苔の剥がれを防ぐために、表面に寒天を塗装。
【二の重】
チョコボの顔は、ご飯に卵黄を蒸して混ぜたもの(一の重の卵白の薄焼きで余ったものを使用)、モーグリは、ご飯・かまぼこ・ハムで構成。ヒゲはソーメンを揚げたもの。頭は黄色いプチトマト。マテリアは白餡入りの白玉団子を着色して七食に。“金の針”をモチーフにした「18金の爪楊枝」も付属。
「METAL GEAR キャラ弁」詳細
【一の重】
肌はマッシュポテトに着色したもの(三人とも)で、目はウズラの卵、瞳部分は着色したタピオカ。オールドスネーク(左)と、ネイキッドスネーク(中央)の髪の毛はいずれも白髪ねぎ。雷電(右)の髪の毛は大蔵大根。
【二の重】
段ボールに見立てた稲荷寿司。25周年の焼き印をつけている。段ボールに貼ってあるガムテープに見立てたかんぴょう、おかかに醤油を混ぜたものを地面に見立てている(下には白米)。
贈呈式を終えて
完成となったキャラ弁が各クリエイターに贈呈されたあとに、北瀬佳範氏、小島秀夫氏、新川洋司氏のみなさんに少しだけお話を訊くことができたので紹介しよう。
――今回贈呈されたキャラ弁はどこから食べますか?
北瀬氏:モーグリからですかね(笑)。一段目は崩すのがちょっともったいないので…。
小島氏:一段目は食べれないですね…(笑)。3Dスキャナーで取り込もうかと…。
新川氏:二段目を開けたとき、すごいイイ匂いがしたので、ダンボールのおいなりさんから食べたいですね。
――今回の企画の内容を聞いたときにどう感じましたか?
北瀬氏:どうなることかな…?と思ってました。リハーサルでも見ていなかったのでさっき本物を初めて見ました。本当に驚きました。クオリティーも高く、印象に残るイベントになりましたね。
小島氏:子供用の「キャラ弁」の本なども売っており、そんなイメージで来たのですが、先日PS3弁当箱の完成のニュースを見て驚き、本物を見てさらに驚きました。キャラ弁ではなくもはや「アート弁」のように感じました。
新川氏:SCEさんらしいイベントだなと思いました。コンビニなどで商品化したら?という話もありましたが、無理ですね(笑)。すごい出来でした。
――それぞれのシリーズに関してどういったイメージをお持ちですか?
北瀬氏:小島さんは映像もゲームの中もこだわりを感じられます。うちの息子も家でPSPの「メタルギア ソリッド ピースウォーカー」を遊んでるんで「悔しいな」と思います。息子は高校生なのでその年代にも受け入れられているんだなと思います。
小島氏:FFという大きなシリーズがゲーム業界を引っ張っていったと思います。タイトルロゴもオシャレで、アートワークを含めた映画的な手法など、今のゲームがステップアップしたのもFFの影響だと思います。
新川氏:僕にとってのFFのイメージは、尊敬するイラストレーターの1人、天野喜孝先生のアートワークがFFだと思っています。今日は野村哲也さんにも会えると思ったのですが…(笑)。
――今後このような企画が実施されたとき、それぞれのシリーズのどのキャラクターが見たいですか?
北瀬氏:ダンボール、と思っていたのですがやはりSCEさんの目の付け所が良くて使われてしまいましたが…。「スイカ」だとただの食材になってしまいますね…(笑)。
小島氏:野村哲也さんが自分のFFのイメージの中で強いので、彼のデザインしたキャラクターや弁当箱などですね。
新川氏:もっとキラキラしたポーションなどゼリーをふんだんに使用した(笑)、FFの世界観らしいデザインがいいですね。
――ありがとうございました。
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