正月をまたいで4日間にわたってお届けする「冬休みゲーム特集2012」では、Gamer編集部スタッフがそれぞれ独断と偏見で選んだ3タイトルを紹介!スタッフ毎に特徴的なラインナップとなっているので、ぜひゲーム選びの参考にしてほしい。
目次
天皇誕生日もクリスマスイブも、そしてクリスマスも仕事をしていた編集部のやまぐが、ようやく手にする年末年始の休み。食料を買い込んでゲーム三昧な日々に備えつつ、筆者が個人的に遊ぶタイトルを紹介していこう。
PS Vita「マリシアス リバース」
「マリシアス」は、プレイヤーが預言者によって呼び出された討伐者となり、世界に訪れる災厄“マリシアス”の討伐を目指していくアクションゲーム。ステージが全編ボスバトルで構成され、攻略順も自由というゲーム性や、イラストの手描きのような雰囲気を持つビジュアルが特徴だ。
2010年10月に発売されたPS3版は、ダウンロード専用タイトルで低価格ながら、作りこまれたゲーム内容によって好評を博した。そして2012年11月に登場したPS Vita版となる「マリシアス リバース」では、PS3版の全6ステージに加え、後日譚となる新章「再誕編」が追加されている。再誕編では、4つの新ステージ&新ボスが登場するほか、討伐編よりも凶悪となった災厄“マリシアス”が待ち受けているぞ。
もちろんアクション面でも進化を遂げており、主人公が武器として使うマント「灰の外套」に新たな能力が加わっている。従来の「剣」「槍」「拳」「魔弾」といった4つのアクションから派生する「槌」「鞭」「爪」「魔針」を使いこなし、強敵たちを打ち倒していこう!
PS3/Xbox 360/PC/Wii U「コール オブ デューティ ブラックオプスII」
「コール オブ デューティ ブラックオプスII」は、史実の裏に隠され、決して表舞台には出ることのないミッションに参加したアメリカ中央情報局 元工作員たちの戦いを描いたFPS(ファーストパーソンシューティング)だ。ゲームの舞台は前作の1960年代から2025年という近未来に移っており、今作では変貌した世界情勢の中で勃発する新冷戦下での、表舞台では語られることのない戦いが描かれる。
キャンペーンモードでは、物語の展開の中でプレイヤーの選択によって展開が変化する、シリーズ初のストーリー分岐システムが搭載されている。戦場での判断が物語のどのような影響を与えるのか、ぜひ自分自身で体験してみよう。
また、舞台が変わったことで近未来兵器も多数登場し、戦闘の幅も広がっている。無人兵器「ドローン」をはじめ、重火器を搭載した四足歩行兵器「CLAW」や、ラジコンのような超小型飛行兵器「クアッドローター」など、特殊車両の形状も、より近未来的なものへと変化しているのだ。
マルチプレイヤーモードでは、スキルなどを自由に追加してキャラクターをカスタマイズできる「ピック10」システムや、マップ上にある拠点を占拠するとポイントが加算されていく新ルール「ハードポイント」が追加されている。前作でお馴染みの「ゾンビモード」でも、最大4人で協力して戦う「サバイバル」に加え、「グリーフ」と「トランジット」という新たなモードが搭載されているぞ。
PSP「不思議のダンジョン 風来のシレン4 plus 神の眼と悪魔のヘソ」
「不思議のダンジョン 風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソ」は、南の島を舞台にしたダンジョンRPGだ。舞台背景はゲームボーイなどで発売された「月影村の怪物」の後となっており、主人公の風来人・シレンと、相棒の語りイタチ・コッパが月影村を旅立ち、砂漠地帯を目指す船旅の途中で嵐に巻き込まれ、流れ着いた「カヒタン島」での新たな冒険が展開していく。
同じダンジョンであっても、入るたびに落ちている道具や出現するモンスターの配置、マップの形が変わるといったシリーズの特徴となるシステムは、今作でも健在だ。
それに加え、装備の強さに関わらずシレンもモンスターも攻撃を受けると必ずHPが1になる「二撃の洞窟」や、貴重な道具が手に入るものの、頼れるのはプレイヤーの実力だけという高難易度ダンジョン「浜辺の魔洞」など、バリエーション豊かなダンジョンが登場するぞ。
そしてPSP版となる「plus」では、2010年2月に発売されて好評を博したニンテンドーDS版をベースに、新ダンジョンやTwitterとの連携といった新規要素が追加されている。
新ダンジョンは、特定フロアごとにハプニングが起きる「修羅の道」、ダンジョン内で手に入る道具がすべて草と巻物だけの「草と巻物の洞窟」、落ちている道具がすべてギタン(お金)だけの「不思議の商店街」の3つがあり、どれもユニークかつやり応え十分な内容となっている。
さらにTwitterと連携したことで、ゲーム中に珍しいことが起きたらその時の画面と共に手軽にツイートできたり、ゲーム中で倒れたときにTwitterで救助依頼を出すこともできる。救助依頼の受け取りだけでなく、復活の呪文のやり取りもTwitterで行えるので、手軽に風来救助の機能を使うことが可能だ。