タッチモード、ジャイロモードを加えた3種類の撮影モードが堪能できたPS Vita「フォトカノ Kiss」体験会レポート

角川ゲームスより2013年4月25日に発売予定のPS Vita用ソフト「フォトカノ Kiss」。発売が待ち遠しい同作の体験会が2012年12月28日、ベルサール新宿グランドにて開催された「秋葉原電気外祭り2012 WINTER in 新宿」で行われていたので、その体験レポートをお届けする。

この記事のコメントを読む

体験会で3つの撮影モードの操作感をチェック
当日配布のARマーカーで「フォトカノ Kiss AR」も体験

「フォトカノ」は、「写真」をテーマにした恋愛シミュレーションゲームとして、PSP版が2012年2月2日に発売された。話題選択のタイミングが会話の盛り上がりに大きく影響する「バイオリズムマッチング会話」や、ゲーム機本体を実際のカメラに見立てて女の子たちを撮影する「フォトセッション」など、独特のゲームシステムが大きな話題を呼んだ。

そして今回、PS Vitaでの発売が決定した「フォトカノ Kiss」は、PSP版での本編の内容に加え、告白後の1週間を描いた「ラブラブデイズ」が完全新作として追加されている。本編でのエピソードを通して、晴れて恋人同士になったヒロインと、ラブラブな一週間が楽しめるのだ。

撮影モードはフォトセッション中に変更可能だ。

また、フォトセッションは、PS Vitaのグラフィック性能を活かしてよりパワーアップ。タッチスクリーンを用いた「タッチモード」、モーションセンサーを用いた「ジャイロモード」の追加により、簡単にそして臨場感のある撮影も可能になり、さらにヒロインを初めとする3DCGも大幅にクオリティアップし、美麗かつなめらかなキャラクターたちを撮影できる。

体験会で3つの撮影モードの操作感をチェック

体験会では、開始前から多くの人が並び、プレイに興じたとのこと。残念ながら、筆者が会場に到着した時には人の流れは落ち着いていたものの、会場内で足を止めた人が、そのままプレイに興じるといった姿も多く見られた。

本作を遊ぶために会場に来たといっても過言ではない筆者も早速プレイ。今回の体験会のバージョンでは、フォトセッションでの3種類の撮影モードを楽しめるということで、前作でも個人的に一番お気に入りだった間咲ののかを選択。また、「ラブラブデイズ」で新たに登場する冬服の制服をチョイスし、いざ撮影へ。

体験会場にいたスタッフのオススメもあり、まず最初にプレイしたのは「ジャイロモード」。モーションセンサーを活用し、PS Vita本体を動かすだけでカメラの位置が動くという、まさに被写体にカメラを向けているかのような撮影が楽しめる。

また、左アナログスティックで移動、右アナログスティックでカメラの高さを調節できるので、アングルも思いのまま。なにより、撮影できる範囲が格段に広がっており、移動もPSP版よりスムーズになったことで自在に撮影できるのが新鮮だった。

続いては、タッチスクリーンを使い、指でさまざまな操作を行うことで撮影するタッチモードをプレイ。こちらは、1本指、もしくは2本指でひと通りの操作ができ、また左下の3つのアイコンをタッチすることでさまざまな移動が可能となっている。スマートフォンやタッチ機能搭載のデジカメに近い操作感で、直感的な操作が楽しめる。

最後に、前作でも搭載されていたファインダーモードでの撮影を改めて体験。こちらはアナログスティックを使うことで繊細な撮影が可能だが、前作以上にアングルの自由度、そして動きのスムーズさが増したことで、操作性が大幅に上昇している。前作でやや物足りなく感じた人でも、この「フォトカノ Kiss」では、新たな驚きをもって本作をプレイできるはずだ。