目次
  1. TGS 2013のテーマは「GAMEは進化し続ける。」に決定
  2. 「東京ゲームショウ 2012」結果報告
  3. 「東京ゲームショウ 2013」開催概要および募集要項
  4. 連携イベントについて
  5. 「東京ゲームショウ 2013」における主な強化ポイント
  6. 「東京ゲームショウ 2013」のテーマが「GAMEは進化し続ける。」に決定
  7. 出展コーナー・主催者企画(予定)
  8. 開催概要

TGS 2013のテーマは「GAMEは進化し続ける。」に決定

すでに発表となっている「東京ゲームショウ2013」のテーマは、「GAMEは進化し続ける。」。新機軸のゲームの登場が今後ますます期待されるなか、東京ゲームショウも新たなビジョンを掲げ、大きな進化を目指すとのことだ。

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 会長「鵜之澤 伸」氏

はじめに登壇した一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 会長「鵜之澤 伸」氏は、TGS2012が過去最高の入場者数を記録したことを喜び、激烈なコンペを勝ち抜いた日経BP社のさまざまなアイデアを生かした企画を盛り込んでいくと話した。特に本日の早朝にアメリカ・ニューヨークで開催された「PlayStation Meeting 2013」にて正式発表された「PlayStation 4」をはじめ、ソーシャルゲームなどのカジュアルなジャンルで、さまざまなビジネスチャンスが生まれ、アジア圏へのプロモーションも活発になっていると語った。

日経BP社 代表取締役社長「長田 公平」氏

続いて登壇した日経BP社 代表取締役社長「長田 公平」氏は、共催12年目を迎え、ここ数年のゲーム業界を取り巻く環境がものすごいスピードで変化していると話し、スマートフォン、タブレットなどを利用してゲームを楽しむユーザーも急増し、その変化は企業が自ら動いて環境を変えたというスタイルが面白いと語った。また、これまで開拓を続けていたアジア圏とのネットワーク作りにも注力していくと話した。

「東京ゲームショウ 2012」結果報告

日経BP社 企画事業局 事業部長「船本 泰弘」氏
日経BP社 企画事業局 事業部長「船本 泰弘」氏

2012月9月に開催された「東京ゲームショウ 2012」の結果について、日経BP社 企画事業局 事業部長「船本 泰弘」氏により詳細が公開された。

まず来場者数に関して、3年連続で最多記録を更新し、223,753人(ビジネスデイ:51,985人、一般公開日:171,858人)で歴代1位の入場数となった。出展者数は海外出展者の増加により、2位タイとなる209社、出展タイトル数は大幅に増加し、1,043タイトル(事前登録数)で歴代1位、スマートフォン向けタイトルの増加が大きく貢献した。プレス来場者数は3,988人で歴代6位。

海外来場者数(ビジネスデイ)は、アジアを中心に39の国/地域から1,162名が来場、2011年に続いて、東南アジアの増加が顕著に。海外出展社については、世界の18の国/地域から83社の出展、うち5カ国(インドネシア・ベトナム・マレーシア・イラン・チリ)が初出展となる。ビジネスデイ国内来場者の19.0%、海外来場者の85.2%が自国以外の企業とビジネスが始まりそうと回答している。海外メディアの来場者数は世界の30の国、地域から1,051名が来場。海外メディアも東南アジアが増加。

ビジネスデイ来場者の業種については、パブリッシャー、ゲーム開発が国内48.5%、海外57.2%を占めている。来場者のゲームプレイ状況をアンケートで集計した結果、家庭用ゲーム機のライトユーザーが増加傾向、スマートフォン向けタイトルで遊ぶライトユーザーが多数来場していることが分かる。

新規来場者(特にライトユーザー)が増加傾向にある。満足度については、ビジネスデイ来場者が国内69.9%、海外78.5%が満足、一般来場者が国内80.6%、海外77.9%が満足している。次回の来場意向に関しても高い結果を出している。

ライトユーザーの満足度、来場意向の向上が今後の鍵となり、「東京ゲームショウ 2013」ではさまざまな対応策を用意しているとのことだ。

「東京ゲームショウ 2013」開催概要および募集要項

日経BP社 企画事業局 事業部 次長「渡辺 一正」氏
日経BP社 企画事業局 事業部 次長「渡辺 一正」氏

続いて、日経BP社 企画事業局 事業部 次長「渡辺 一正」氏より、「東京ゲームショウ 2013」開催概要および募集要項の詳細が発表された。開催規模目標として「来場者数:20万人」「出展社数:200社」「小間数:1600小間」と設定。世界最上級のゲームビジネスイベントになるために4つのポイントを掲げた。

商談数を増やす

商談イベントを通じてASEAN諸国とのパイプを強化し、閣僚クラスの要人による講演やパネルディスカッションを実施する。ビジネス機能の改善によりマッチングコーディネーターを設置、JETRO(日本貿易振興機構)との連携も強化する。アジア・ゲーム産業のショウケース「アジアニュースターズコーナー」の拡大していくとのこと。

日本のゲーム文化圏の拡大

開催に先駆け、コスプレをテーマにTGSプレイベントをアジア圏で開催。TGSや日本のゲームへの興味を喚起し、ファンを拡大、日本のゲーム産業展開の下地を作る。また。PCプラットフォームが主流の国/地域で会期中に開催するe-Sports大会「Cyber Games Asia(CGA)」の予選会を実施する。本戦はTGS会場で開催。さらに日本ポップカルチャーの世界最大コミュニティ「トーキョーオタクモード」で告知や共同企画も実施。

日本ゲームの産業の基盤強化

スマートデバイスの普及、ダウンロードを中心とした流通形態の変化によりインディーズゲームの世界が盛り上がっていることを受け、TGS2013ではIGDA日本の協力のもと、「インディーズゲームコーナー」を新設、ゲームアイデアやゲームシステムを多くのユーザーに披露できる機会を創出。ベンチャー企業専用の低価格コーナーも新設。

情報発信力を強化

メディアパートナー制度を導入したすべての国/地域において、メディア来場媒体数、来場者数が導入前(2009年)と比べ、大幅に増加していることを受け、さらに拡大を計画。動画配信やソーシャルメディアなどの多言語対応を実現する。旅行サイト「トリップアドバイザー」や大手旅行代理店、日本政府観光局(JNTO)も積極的に活用する。

連携イベントについて

会期中には「日本ゲーム大賞2013発表授賞式」を例年通り開催、TGSと連携することで投票数や告知の強化を狙う。「CEDEC2013」との連携ではTGSとの出展セット料金を用意し、セッションなどのコンテンツも連動させる。

Game Networking

商談イベントとなる「Game Networking」シリーズについては、ジャカルタで2013年5月16日、シンガポールで2013年5月20日に開催することが決定。2012年はじめてジャカルタで開催された際には地元の有力メディアが取材に訪れたとのこと。

「東京ゲームショウ 2013」における主な強化ポイント

来場者の満足度向上

  • 滞在時間の有効活用を促進するため、人気ブースの待ち時間や、配布物の情報を館内インフォメーションディスプレイで表示します。
  • ゲーム関連の映画上映会やゲーム・アニメの音楽コンサート、一般来場者専用の抽選会を実施します。
  • 新コーナー(乙女ゲームコーナー、クラウドゲーミングコーナー、コスプレコーナー、インディーズゲームコーナー)を設置します。

混雑の緩和

  • 幕張メッセの9ホール、イベントホールを利用し、会場を大幅に拡大します。
  • ファミリーコーナー、コスプレエリアを9ホールに移設し、より快適な環境を提供します。
  • 会場内の展示レイアウトを改善し、通路幅を広げることで、安全面を確保します。

海外へのプロモーション強化

  • TGSプレイベントや、eスポーツ競技大会(Cyber Games Asia)の予選会をアジア各国で実施します。
  • メディアパートナーの国と地域を拡大、海外向けジャパンカルチャー関連サイトと連動したプロモーションを実施します。
  • 公式動画配信チャンネルを英語対応にします。

海外企業とのビジネスチャンス拡大

  • 海外からのビジネス来場者を増加させて、海外企業との商談を増やします。
  • ビジネスミーティングエリア出展社向けに、マッチングコーディネーターを設置します。
  • ビジネスマッチングシステムにスケジュール管理機能を入れるなど使いやすくします。
  • アジアニュースターズコーナー出展社を通じて、今、注目の東南アジア市場とのパイプを太くできます。
  • 日本貿易振興機構(JETRO)との共同プロモーション活動を増加し、海外市場へのアプローチ方法を増やします。

「東京ゲームショウ 2013」のテーマが「GAMEは進化し続ける。」に決定

ユーザーの皆さんに驚きや楽しみをお届けしているGAME。そんなGAMEが、いままさに、新たな進化を遂げようとしています。すべてのファンが待ち望んだ、新たに進化したGAMEの姿を、東京ゲームショウ 2013から発信していく、という期待と決意を「GAMEは進化し続ける。」というテーマで表現しました。

出展コーナー・主催者企画(予定)

「東京ゲームショウ 2013」では、6つの出展コーナーを新設します。また、従来の1~8ホールだけでなく、別棟となる9ホールを利用して、展示スペースを拡大するほか、イベントホールを利用した企画も開催します。

1~8ホール内

「一般展示」

ゲームソフトを中心としたデジタル・エンターテインメント関連製品/サービスを紹介するコーナーです。

※4日間開催のコーナーです。

「物販コーナー」

ゲーム関連グッズの販売を目的としたコーナーです。

※「4日間の出展」と「一般公開日のみの出展」があります。

「ゲームスクールコーナー」

未来のクリエイターのために、ゲームスクール、大学通信教育などの教育機関を紹介するコーナーです。

※4日間開催のコーナーです。

「サイバーゲームスアジアコーナー」 ★新設

PCゲームを中心とした、eスポーツ競技会「Cyber Games Asia」会場周辺に設置するPCゲームタイトルや PC本体、パーツなどを展示するコーナーです。

※4日間開催のコーナーです。

「スマートフォンゲームコーナー/ソーシャルゲームコーナー」

iOS、Android、Windows Phoneなどのスマートフォンや、各種タブレットなどのスマートデバイス向けゲームと、ソーシャルゲームにフォーカスした展示コーナーです。

※4日間開催のコーナーです。

「ゲームデバイスコーナー」

コントローラ、キーボード、マウス、ヘッドフォンなど、家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機、PCゲームなどと連動したゲームデバイスや関連グッズを一堂に集めたコーナーです。

※4日間開催のコーナーです。

「クラウドゲーミングコーナー」 ★新設

ゲーム端末機器の種類を問わずに、ネットワーク経由で提供できるクラウドプラットフォームや、対応ゲームを展示するコーナーです。

※4日間開催のコーナーです。

「乙女ゲームコーナー」 ★新設

女性ユーザーをターゲットにした恋愛シミュレーションなどの「乙女ゲーム」を対象にしたコーナーです。

※4日間開催のコーナーです。

9ホール内

「ファミリーコーナー」

ファミリー向けのゲームソフトやアーケードゲーム、ゲーム関連グッズなどを紹介するほか、子供たちに人気の高いキャラクターイベントなども開催します。

※本コーナーへの入場は、小学生以下および同伴者に限定します。
※一般公開日のみ開催のコーナーです。

「コスプレコーナー」 ★新設

コスプレエリア内に設置するコスプレ関連商品の展示コーナーです。コスプレイヤーやコスプレファン向けに、コスプレ商品の展示、販売をするコーナーです。

※一般公開日のみ開催のコーナーです。

「インディーズゲームコーナー」 ★新設

世界的に広がりを見せるインディーズゲームを紹介するコーナーです。国際ゲーム開発者協会(IGDA)日本の協力を得て実施します。

※コーナーの詳細、出展募集概要などは後日発表します。
※一般公開日のみ開催のコーナーです。

「ゲーム関連映画上映会」 ★新設

ゲームを原作とした映画の上映会を開催します。

※詳細は後日発表します。
※一般公開日のみ開催のコーナーです。

※9ホールでは、この他にも素敵な景品があたる「抽選会場」などを設置する予定です。

イベントホール

「音楽ライブイベント」 ★新設

人気ゲームや関連アニメをフィーチャーした東京ゲームショウならではの音楽ライブイベントを開催します。

※9月21日(土)および 22日(日)の夕刻以降の開催を予定しています。
※別途チケット料金が発生します。
※イベントホールのプログラム情報は決定次第、お知らせします。

B to B向けコーナー

「ビジネスソリューションコーナー」

ゲーム関連のB to B企業を対象とする展示コーナーです。

「クラウド/データセンターパビリオン」
ソーシャルゲームやネットワークゲームのインフラ環境を支援するクラウド/データセンターサービスを紹介するコーナーです。

※「4日間の出展」と「ビジネスデイのみの出展」があります。

「ビジネススタートアップコーナー」 ★新設

2011年1月以降設立のゲーム関連ベンチャー企業を対象とした展示コーナーです。

※ビジネスデイのみ開催のコーナーです。

「アジアニュースターズコーナー」

日本以外のアジア圏で有望なゲームベンチャーや開発ツール会社など、ゲーム業界の新星「ニュースター」となる企業を紹介するコーナーです。各国・地域のメディアパートナーと協力し、日本企業に向けたPRも実施する予定です。

※「4日間の出展」と「ビジネスデイのみの出展」があります。

「ビジネスミーティングエリア」

落ち着いた環境で充実した商談を実現するミーティングスペースです。出展社とビジネスデイ来場者、もしくは出展社同士をマッチングするシステム「アジア・ビジネス・ゲートウェイ」をご利用いただけます。

※ビジネスデイのみ開催のコーナーです。

ビジネスデイ期間中に予定しているイベント企画

「アジア・ゲーム・ビジネス・サミット」

アジア圏を中核としたゲームビジネスの拡大を目指し、アジアのゲーム産業のトップが一堂に会する国際的なカンファレンスを開催する予定です。

「TGS フォーラム 2013」

ビジネスデイの業界関係者に対しゲーム産業の最新技術の動向やビジネス動向にフォーカスしたカンファレンスを開催します。

「SENSE OF WONDER NIGHT 2013」

ゲームのプロトタイプをはじめとした各種アイデアを発表する国際的な祭典です。全世界から広くアイデアを募集し、優秀な作品はゲーム業界関係者の前で、プレゼンテーションできます。

「アジア・ネットワーキング・パーティー」

ビジネスデイ 2日目(9月20日)夕方より、アジア圏を中心とした海外来場者や出展社と、国内出展社のビジネス交流を目的としたネットワーキングパーティーを開催します。

その他の企画

「Cyber Games Asia」

アジアおよび日本国内からトッププレイヤーを招へいしたeスポーツ競技大会を実施します。 FPS、格闘技、RTS(リアルタイム・ストラテジー)などのジャンルを中心に競技を展開していきます。

「公式動画チャンネル」 ★リニューアル

「公式動画チャンネル」では、今年から英語版チャンネルを新たに追加します。これにより、東京ゲームショウの魅力を国内のみならず、海外のゲームファンへお届けします。公式動画チャンネルでは、主催者企画をはじめ、出展社ブースの模様をライブ配信する予定です。

※上記は、2013年2月21日現在で予定している内容です。今後の準備状況により、企画・内容を変更する場合がありますので、ご了承ください。
※各コーナーや主催者企画の詳細内容や更新情報については、今後の報道資料でご案内する予定です。

開催概要

名称

東京ゲームショウ 2013(TOKYO GAME SHOW 2013)

主催

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)

共催

日経BP社

後援

経済産業省(予定)

会期

2013年9月19日(木) ビジネスデイ 10:00~17:00
2012年9月20日(金) ビジネスデイ 10:00~17:00
※ビジネスデイは、ビジネス関係者およびプレス関係者のみのご入場となります。

2012年9月21日(土) 一般公開日10:00~17:00
2012年9月22日(日) 一般公開日10:00~17:00
※一般公開日は、状況により、9:30に開場する場合があります。

会場

幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
展示ホール1~9/イベントホール/国際会議場

来場予定者数

20万人

出展社数

200社(予定)

募集小間数

1,600小間

入場料(一般公開日)

一般(中学生以上)…前売1,000円/当日1,200円
小学生以下…入場無料

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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