コーエーテクモゲームスは本日3月30日、PS Vita/PSP用ハンティングアクションゲーム「討鬼伝」のクローズド体験会を、東京都・SSJ品川ビルにて開催し、発売日や、体験版の配信日などを発表した。

目次
  1. 目指したのは、コーエーテクモゲームスらしい「ど真ん中で勝負できる作品」
  2. 発売日が6月27日に決定!体験版の配信日や予約特典も明らかに
  3. 一足早く体験版をプレイ!

「討鬼伝」は、「無双」シリーズなどを手がける開発チーム「ω-Force」が手がける完全新作のハンティングアクションゲームで、「和」「歴史」を取り入れた世界観、爽快な部位破壊を楽しめるアクションなどにより、発表当初から高い注目を集めている作品だ。

本日開催された「討鬼伝×プレコミュ クローズド体験会」では、開発陣によるプレゼンテーションのほか、初公開となる情報も公開。さらにシングル・マルチ両モードの体験プレイもできたので、その内容をお伝えしよう。

目指したのは、コーエーテクモゲームスらしい「ど真ん中で勝負できる作品」

鯉沼久史氏
鯉沼久史氏

プレゼンテーションでははじめに、本作のゼネラル・プロデューサーである鯉沼久史氏が登壇。鯉沼氏によると、ω-Forceは「無双」シリーズという長い歴史を持つ大ヒットタイトルを作り出してきたものの、元々は「まったく新しいゲームを作りたい」という志を持って生まれた開発チームだと説明。

そして、「『無双』ではない新しいゲームをまた作りたい」という開発陣の思いから「討鬼伝」が完成したとのこと。

ジャンルは現在もっとも勢いのあるハンティングアクション。これにコーエーテクモゲームスが得意とする「歴史」のイメージを加えて完成したタイトルとなる。鯉沼氏いわく「現在のゲームシーンのど真ん中で勝負できる作品」に仕上げるため、鋭意開発を進めているそうだ。

小笠原賢一氏
小笠原賢一氏

続いて、プロデューサーの小笠原賢一氏が登壇し、ゲーム内容の説明を行った。本作は鬼が繰り出す攻撃との駆け引きが楽しめるほか、部位を斬り落とし、破壊する爽快感が魅力だという。また、全6系統の武器による多彩な操作感と、他プレイヤーと協力して鬼を討伐する達成感も味わえる。

本作のシステムの特徴として、プレイヤーキャラクターに「ミタマ」という古今の英雄の魂を装備させる点がある。ミタマは日本史上の有名人物や空想人物、合計200名以上がモチーフになっており、これを装備することによって、さまざまな特殊能力やスキルが使用可能になる。また、ミタマには攻・防・癒・隠といった戦闘スタイルが設定されており、武器との組み合わせによって多彩なプレイスタイルを楽しめる。さらにミタマにはレベルアップの要素もあるので、カスタマイズだけでなく育成も楽しめるそうだ。

そして、ゲームでの拠点となる村「ウタカタ」や、各バトルフィールドも公開された。バトルフィールドはまるでタイムトラベルをしたかのような世界観で、飛鳥時代から幕末の時代まで、多彩なイメージのフィールドが用意されているとのこと。

次に、プレイヤーの敵となる「鬼」の情報も公開に。鬼は「時間と空間を歪めてプレイヤーの世界に出現した」という設定で、中には鳥型の鬼、蛇のような鬼も登場する。ちなみに、プレイヤーは鬼の討伐組織「モノノフ」に配属されたルーキーという設定。鬼は一度倒しても蘇生・復活するため、なんどでも戦いに挑めるという。なお、シングルプレイ時はNPCがプレイヤーとともに戦ってくれる。

武器は太刀・弓・手甲・双刀・槍・鎖鎌の6種類。武器にはそれぞれ攻撃属性があり、得意とする破壊部位が異なる。デザインのバリエーションは、武器が約400種類、防具が約100種類登場する予定。さらに、ダウンロードコンテンツとしてユニークなアイテムも追加されていくという。公開されたスライドには、今後追加予定のコンテンツとして、はっぴやうちわ、筆が映し出されていた。

発売日が6月27日に決定!体験版の配信日や予約特典も明らかに

そして、初公開となる情報も続々と公開された。まず、アクション体験版が4月2日よりPS Vita向けに配信開始。同日より「プレコミュ」にてアンケートを実施し、送られた意見を製品版に反映していくという。なお、PSP版には5月に配信予定とのこと。

さらに、本作の発売日が6月27日であることも明らかになるとともに、PS Vita本体とソフトを同梱した「PlayStation Vita『討鬼伝』鬼柄」の発売も発表に。同梱版の本体は、クリスタル・ブラックをベースに、背面に墨絵調の鬼「ゴウエンマ」が描かれている特別仕様。さらに限定特典として、ミタマ「一寸法師」のダウンロードシリアルも付属する。

次いで、予約特典として、2種類のミタマが用意されていることも発表された。まずひとつ目は、ミタマ「桃太郎」のダウンロードシリアル。こちらは4月3日より予約した際に、その場でシリアルが渡され、体験版でも利用できるとのこと。体験版に登場するミタマは攻・防・癒・隠の4種類のみだが、桃太郎はこれ以外の、5種類目の戦闘スタイルになっているとのこと。

そしてもうひとつが、「新島八重(にいじまやえ)のミタマ。こちらは、商品引き渡し時に入手できるものだという。イラストは未公開だったが、小笠原氏によると、現在NHK大河ドラマで新島八重を演じている綾瀬はるかさんに、勝るとも劣らない美麗なグラフィックになっているとのこと。

最後に、本作を題材にしたコミックが、ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」にて4月下旬より先行配信されることも発表された。本コミカライズは、新進気鋭の漫画家・彩乃浦助氏が担当する。

一足早く体験版をプレイ!

プレゼンテーションが終わると、いよいよ本作の体験プレイがスタート。今回プレイできたのは4月2日より配信予定の体験版と同じ内容のもので、シングル・マルチの両方が楽しめた。

まず任務を受注する前に、武器やミタマを選択することに。武器は太刀・手甲・鎖鎌・弓の4種類が用意されており、通常の任務とは別に「武器指南」という、操作を覚えるための簡単な任務も存在した。

4種類の武器を一通り試したところ、太刀はスピード・攻撃力のバランスが取れたオーソドックスな武器という印象を受けた。また、手甲は動きが遅いものの一撃が重く、鎖鎌は中距離への攻撃も可能なトリッキーな武器だった。そして弓は、操作に癖があるため慣れが必要だが、遠距離から一方的な攻撃が可能なので、使いこなせば役に立ちそうだ。

続いてミタマは、源頼光・清少納言・土方歳三・濃姫の4種類があり、小笠原氏がプレゼンテーションで説明していた通り、それぞれが全く違った能力になっている。例えば清少納言では味方に攻撃を与えると状態異常を回復できるなど、マルチプレイ時に役立つ能力も数多く存在する。なお、ミタマの特殊能力はすべてRボタン+○・×・△・□ボタンのどれかで発動できる。武器とミタマの組み合わせが重要になるので、よく考えて選択しよう。

戦闘では、いかに効率よく鬼の部位を破壊するかがカギになる。部位を破壊しなければ、まともにダメージを与えられないからだ。そこで重要になるのが、セレクトボタンで発動できる「鬼の目」。これを使用すると、どこが破壊できる部位で、そしてどれだけダメージが蓄積しているかを一目で判断できる。

赤く表示されている部分が、もうすぐ破壊できる部位だ。

部位破壊に成功すると鬼の体が紫色に変化し、一定時間どこからでもダメージを与えられるようになる。この状態は長く続かないものの、破壊した箇所は紫色のままなので、ここを集中的に攻撃すればダメージを与えられる。ただし、隙があれば部位が再生してしまうので注意しよう。

そして、破壊して落ちた部位を浄化する「鬼祓い」も重要な行動のひとつ。これはRボタンの長押しによって行えるもので、浄化に成功すれば武具に転用できる素材が手に入る。鬼の猛攻をかいくぐりながら浄化を行わなければいけないため、マルチプレイでは誰か一人が囮になるなどの作戦が必要だろう。

アクションは快適で、ハンティングアクションをプレイしている人であればすぐに馴染めるシステムになっていた。ロードも非常に短く、エリア間の移動もストレスなく行えたので繰り返しのプレイも苦にならない印象だ。

また、キービジュアルやプロモーションムービーにも度々登場している「ゴウエンマ」にも挑戦できたが、これが手も足も出ないほど強力で、成す術なく完敗してしまった。しかし、ハンティングアクションにこのような壁はお約束。体験版、そして製品版で再挑戦したいところ。

討鬼伝

コーエーテクモゲームス

PSVitaパッケージ

  • 発売日:2013年6月27日
  • 15歳以上対象
討鬼伝

討鬼伝

コーエーテクモゲームス

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2013年6月27日
  • 15歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版
討鬼伝

討鬼伝

コーエーテクモゲームス

PSPパッケージ

  • 発売日:2013年6月27日
  • 15歳以上対象
討鬼伝

討鬼伝

コーエーテクモゲームス

PSPダウンロード

  • 発売日:2013年6月27日
  • 15歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版
討鬼伝

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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