アトラスは、2013年7月25日に発売を予定しているPS3/PS Vita用ソフト「ドラゴンズクラウン」において、ゲームプレイの流れや登場キャラクターの情報を公開した。
本作は、「世界樹の迷宮」でお馴染みの“ゲームブック調”にて物語が進行する、アクションファンタジーRPG。剣と魔法とドラゴンをキーワードに、ハイファンタジーを源流としたシンプルで力強い世界観を舞台に冒険を楽しむことができる。今回、その世界に住まうキャラクターたちや、冒険を進める基本的な流れなどが公開となったので、順に紹介してこう。
プレイヤーが選択できる6つのクラス
本作ではまず、冒険の拠点となるハイドランドの酒場「竜の天国亭」で、自分の分身となるキャラクターを選ぶところから冒険が始まる。キャラクターの名前はもちろん、ファイターやウィザードといった職業に限らず、エルフやドワーフなどの種族から好きなクラスを選ぶことも可能だ。
各クラスにはさまざまな特性があるので、自分のプレイスタイルに合ったキャラクターを選ぼう。能力的な部分以外にも、選択できるカラーバリエーションが複数用意されているのポイント。カラーが違うだけでキャラクターの印象も違って見えるので、好みの色を選択しよう。カラーのほかにも、オンラインプレイ時に別のプレイヤーとマッチングした際に表示される挨拶メッセージも作成できるぞ。
個性豊かな6つのクラス
ファイター(CV:津田健次郎)
剣を駆使した、素早い攻撃が得意な
戦いのエキスパート
フルプレートの鎧を着込み、頑丈な盾を装備した戦いのエキスパート。防御力が最も高く、盾によるガードは周囲の仲間も守ることができる。片手に持つ武器はリーチこそ欠けるが、振り回す速度は凄まじく、周囲の敵を竜巻のように斬りつける。
アマゾン(CV: 田中敦子)
連続攻撃で威力と速度があがる
両手斧を振るう屈強な女戦士
両手武器を好んで使う、恐れを知らない屈強な女戦士。重く大きい武器での攻撃は大ぶりで力任せだが、多くの敵を巻き込んで致命傷を与える。軽装で身のこなしに優れており、武器がない場合は蹴りを主体に暴れまわる。
ドワーフ(CV:石塚運昇)
相手を掴んで投げる強靭な肉体と
両の手から振り下ろす武器が特徴
ずんぐりしたドワーフ族の戦士。鍛え上げた強靭な肉体を持ち、その豪腕は身の丈を越える相手ですら軽々と持ち上げて投げることができる。さらに投げたものは周囲をも巻き込み、広範囲の敵を一網打尽にする。
エルフ(CV:今井麻美)
全ての能力がバランスよく育つ
身のこなしに優れた弓の名手
エルフ族は森に住む長命の種族で、人間と違って見た目よりかなり年長であることが多い。彼女らは華奢で非力だが、生まれながらにして弓の名手であり、卓越した運動能力で間合いさえ詰めさせなければ、怖いもの知らずで戦うことが可能だ。
ウィザード(CV:安元洋貴)
高い魔力を誇り、
多彩な攻撃魔法を使いこなす魔法使い
さまざまな術を使いこなす男の魔法使い。危機的な場面で絶大な効果を発揮する魔法の力は、冒険になくてはならないものだ。モンスターに力で対抗することはできないが、魔法による純粋な攻撃力は最強を誇ると言えるだろう。
ソーサレス(CV:井上喜久子)
魔法防御が高く、
強力な魔法を自在に操る魔女
黒魔法を使う魔女。彼女自身はあまりにもか弱いが、邪悪な力さえも操る魔法は、侮ることができないほど強力だ。スケルトンを操ったり、敵をカエルに変化させたりと、さまざまな局面においてパーティを支える存在として活躍できることは間違いない。
物語を彩るキャラクターたち
ハイドランドでは、さまざまなキャラクターがプレイヤーを待ち受けており、冒険へと導いてくれる。みな個性的で美麗なビジュアルで描かれているのも見どころだ。
王女「ビビアン」
冒険の拠点となるハイドランド城で出会う王女のビビアン。事件の解決に力を貸してはもらえないかと尋ねてくる。
魔法使い「ルカイン」
古びた塔の研究室にいるルカイン。過去に数々の功績を残しており、偉大な魔法使いとして知られている。博学な彼から冒険のヒントを聞こう。
ギルド長「サミュエル」
全身鎧を纏ったギルド長サミュエル。彼のいる冒険者ギルドに自分の名を登録し、クエストを受けたり、冒険者としてのスキルを磨こう。
魔女「モルガン・リズリー」
魔法道具屋の店主であるモルガン。彼女はその魔法の力を駆使して冒険の手助けをしてくれる。迷宮の攻略には欠かせない存在となるだろう。また、魔法道具屋ではアイテムの購入・売却を行うことができる。彼女の店に入りびたることになりそうだ。
宰相「グスタフ卿」
ハイドランド城で出会う宰相のグスタフ卿。無口な王女ビビアンの隣でよく喋る男だ。宰相のもとへ出向き、ある依頼を受けることとなる。
王弟「ディーン公爵」
マントを身に纏い、不敵な顔をしたディーン公爵。国王の弟でもある彼から、ある物を渡すよう命じられる。姪である王女ビビアン、宰相のグスタフ卿とは対立しているようだが…。
寺院の守護者「僧侶」
慈悲の女神アルテナを奉るカナン寺院で出会う僧侶。この寺院では、僧侶たちの祈りが時折、奇跡を起こすという…。
冒険をサポートしてくれる相棒たち
また、プレイヤーの冒険を支えてくれる相棒も登場する。彼らは危険なダンジョンにも共に赴き、それぞれの特性を持って冒険をサポートしれくれるぞ。
盗賊「ロニ」
冒険を進める中で行く手を阻む扉のカギや、鍵のついた宝箱を解錠してくれる盗賊のロニ。戦力としては全く期待できないが、鍵開けの腕前はそれなりに頼りになるパートナーだ。
妖精のティキ。
彼女も旅路の途中で冒険に同行し、道案内を務めてくれる。
誰でも楽しめるシンプルかつ奥深いゲームプレイ
ハイドランドで冒険の準備を整えたら、迷宮に潜って財宝を見つけ、自らを成長させつつ、“ドラゴンズクラウン”の伝説へと迫っていくのが本作の大筋の流れだ。シンプルな操作とシステムで誰もが楽しめるゲーム性ながら、自由度の高いキャラクター育成や、最大4人でのパーティプレイなど、多彩な遊び方が可能だ。
冒険の流れ
拠点準備
冒険の拠点となるハイドランドには、さまざまな施設が存在する。パーティ編成や買い物など、迷宮に挑む準備はここで整えておこう。
ダンジョン
準備ができたらダンジョンへ。武器・防具の収集、経験値やお金稼ぎ、クエスト攻略など、何を目標とするかは自分次第だ。
イベント
ダンジョンを探検していると、ときおりイベントが発生することもある。イベントシーンでは、イラストが滑らかに動くぞ。
リザルト
ダンジョンの探索を終えると、入手経験値やアイテムがリザルトとして表示されるぞ。
自分好みにキャラクターを強化できる成長要素
冒険を重ねて経験値を溜めると、レベルアップしてスキルポイントを得ることができる。獲得したスキルポイントは、ハイドランド内の冒険者ギルドで使用することで、スキルを習得してキャラクターを強化できる。
スキルは大きく分けると、全クラスで共通の「コモンスキル」と、クラスごとに異なる「クラススキル」の2種類がある。どちらのスキルに重点を置いて強化するかも自分のプレイスタイルによって決めることが可能だ。
オンライン通信やセーブデータの共有に対応
本作は最大4人同時でのパーティプレイに対応しており、PS Vitaのアドホック通信で本体を持ち寄って遊ぶだけでなく、同一ハードであればPlayStation Networkを通じて、フレンド同士や世界中のプレイヤーと共闘ができる。自分と同程度のレベルのプレイヤーと簡単にパーティが組める、ランダムマッチング機能も搭載されているぞ。
PlayStation Networkを利用すれば、PS3とPS Vita間でセーブデータを共有することもできるので、外出先ではPS Vitaで、家ではテレビやモニタに繋いで大画面で楽しむといったことも可能だ。