フジテレビとガスコイン・カンパニーは本日6月14日、東京・お台場のフジテレビ本社ビル内「マルチシアター」において、「ゲームセンターCX」の10周年を記念したプロジェクトの記者発表会を実施した。

「ゲームセンターCX」は、CS放送のフジテレビ ONE スポーツ・バラエティにて放送中のゲームバラエティ番組。懐かしいゲームソフトの数々に、有野課長ことよゐこの有野晋哉さんが挑戦する姿を紹介し続けており、国内だけでなく海外でも人気の、CS放送としては異例の長寿バラエティ番組となっている。

橋口愛氏
橋口愛氏

記者発表会の冒頭に挨拶を行ったのは、編成を担当しているフジテレビ ペイTV推進部の橋口愛氏。2003年11月4日の放送開始以来、CS放送の発展とともに歩んできた番組であり、それとともに有野さんの肩書きも10年間で主任、課長代理を経て、課長になったことを受けて、有野さんが社長になるまで番組を続けていきたいと意気込みを語りつつ、「50年くらいかかるかもしれませんが」と付け加えて会場の笑いを誘った。

続いては、有野さんと本番組のプロデューサーである菅剛史氏が登場し、“私たちの思い出作り”だという発表会を進行、5つのプロジェクトを発表した。

(左から)有野晋哉さん(よゐこ)、菅剛史氏

まず最初に、7月24日に番組のサウンドトラックCD「ゲームセンターCX 10th アニバーサリーサウンドトラック」を2,940円(税込)で発売することを紹介。

本CDでは菅氏が作詞、音効の斎藤信之氏が作曲したオリジナル楽曲3曲のほか、6代目ADの鶴岡氏がギターを弾いて披露した「東海道五十三次」のBGM「ももこちゃん恋唄」をわざわざ録り直しているなど、全16曲を収録したものとなっている。

次に、BSスカパー!で海外特番の第3弾「ゲームセンターCX in Paris」を放送することを発表。今回は有野さんがパリの地に降り立ち、クールジャパンの代表(?)としてのオファーがあったわけではないものの、同地で開催される日本文化フェスティバル「Japan Expo」にも出演するという。

その模様は10月に2時間の特番として放送される予定で、上記のほかにもパリのレトロゲームセンターやゲームショップも見て回ったり、有野さんセレクトの傑作選10本を放送予定だ。

さらに、日本武道館でのイベント「ゲームセンターCX 有野の挑戦 in 武道館」が11月5日(17:30開場、18:30開演、21:00終演予定)に開催決定。

そもそも菅氏が10周年を迎える今年の11月4日の翌日である5日に武道館が空いていたという理由で開催されるものであり、そのためか開催日は平日まっただ中の火曜日となっている。

今回の発表に合わせ、6月22日から7月7日までの期間限定で、特別席「スーパーアリーノシート」(価格:8,000円(税込))を先行販売。こちらを購入すると、武道館限定の特製グッズがついてくるほか、当日のアリーナ席が確約されるという、ギャグを交えた席となっている。

そのほか、前売り券は5,000円、当日券は5,500円(各税込)となっているなど開催概要については決まっているものの、肝心のイベント内容については全く決まっていないという。

2人の話の中では、有野さんがいつも通りにゲームをしつつ、一緒に盛り上がるイベントになればいいと思ってそうなので、気になる人は続報に期待しよう。

そして、ニンテンドーDSで2度に渡ってゲームが発売された本番組のゲーム第3弾が、今冬に発売決定。今回はハードを移してニンテンドー3DSでの発売となり、開発はグレフ、製作はバンダイナムコゲームスが担当しているとのこと。

現状でゲーム画面などは公開されなかったが、すでに有野さん、菅氏ともに実際に動く様子を見たそうで開発は進んでいるとアピール。過去の2作と同様、80年代のタイトルのテイストを楽しむ内容になっているそうだが、開発のグレフがシューティングゲームに強いということで、ややシューティングゲームが多いそう。

シューティングゲームが苦手な有野さんが減らしてほしいといったところ、さらに増やすかもしれないと言われたりとまだまだタイトルとしての仕様は固まっていないようなので、こちらも続報に期待したい。

最後に発表されたのは、2014年早春の「ゲームセンターCX THE MOVIE」全国公開。こちらもまだ内容を発表できる段階ではないそうだが、有野さんは課長として出てもらい、「有野課長の挑戦」はそのまま表現したいという。

脚本は、本番組の企画・構成を務める放送作家の酒井健作氏、そしてプロデューサーには「Always 3丁目の夕日」なども担当した、「ゲームセンターCX」の初代AD・東島真一郎氏がついているということで、番組のイメージを昇華させた映像作品となりそうだ。

番組を象徴するかのように、終始ゆるさの残る、和やかな雰囲気で行われた本発表会だが、各プロジェクトの今後の動きに注目だ。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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