コーエーテクモゲームスは7月6日、同社の市ヶ谷オフィスにて、PS3/Xbox 360用ソフト「DEAD OR ALIVE 5」の公式大会「DEAD OR ALIVE 5 Official Tournament 2013」を開催した。
前回大会のファイナリストがまたも対決!
「DEAD OR ALIVE 5」最後の公式大会として開催された「DEAD OR ALIVE 5 Official Tournament 2013」の決勝トーナメントはベスト16からスタート。
ルールは3本先取で1勝、合計で先に2勝したほうが勝利となるが、準決勝以降は先に3勝したプレイヤーが勝利となる。いかに集中力を切らさないかが勝負の分かれ道だ。
ベスト16まで残ってきた猛者たちともなると、激しい攻撃の応酬もあれば、パワーブローによる劇的な勝利もあったりと、息を呑む熱戦の連続。戦いの中に、時折相手を牽制しあう静かな時間帯が訪れるあたりも、熟練のプレイヤー同士の対戦であることを感じさせてくれた。
ベスト8では、ブラッドの背面攻撃を駆使した烏龍茶選手、ふろ選手を寄せ付かない圧巻の立ち回りを披露した漢字の人選手がベスト4への切符を手に入れた。また、前回のファイナリストであるtest選手、餅A選手も難なく勝利を収めた。
前回大会でも結果を残した2人が順当に勝ち残る中、ブラッドのコスプレをして参戦した烏龍茶選手が、勝利するたびに会場の心を掴んでいく様子が印象的だった。
準決勝第一試合は、ブラッドを使う烏龍茶選手と、クリスティを操る漢字の人選手が激突。ここでは漢字の人選手が開幕直後に速攻でブラッドの変則的な攻撃を完璧に封じる。終わってみれば、3戦連取という圧倒的な成績で、漢字の人選手が決勝進出を果たした。
一方、公式プレイヤーが上位を占める中で検討を見せた烏龍茶選手は、ここで姿を消すことになった。
続いては、前回大会決勝の再現となるtest選手と餅A選手の戦いに。こちらは細かいパンチで相手にペースを掴ませないtest選手が終始優勢で、最後はパワーブローも見事に決めるなど安定の戦いぶりで勝利を収めた。test選手は、準優勝に終わった前回の雪辱をここで果たした格好だ。
そして大会の締めくくりとなる決勝戦は、奇しくも同じクリスティを扱う漢字の人選手とtest選手という組み合わせになった。
決勝はコンボを上手く繋いでいくtest選手が序盤からリスムにのり、1試合目を瞬く間に取る。2試合目は漢字の人選手が善戦を見せ、投技を巧みに使って有利に展開する場面もあったが、徐々に投げが読まれるようになり、最終的にはtest選手が接戦を物にして、早くも優勝に王手をかけた。2連勝したtest選手の勢いは止まらず、3試合目でも空中コンボを効果的に決めていき、見事3連勝で優勝を決めた。
優勝したtest選手には商品券3万円分とトロフィー、「DOA5Uかすみちゃんブルー&紅葉レッド最強パッケージ」が贈られた。
アーケード版「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」が発表!
大会が終わると、「DEAD OR ALIVE 5」シリーズのプロデューサー・早矢仕洋介氏が登場し「ゲームの発売から10ヶ月近くが経ったタイミングでの開催でしたが、こんなにたくさんの人に参加してもらって本当に嬉しいです」とコメント。
9月5日発売予定の「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」については現在の開発を進めているとのことで、今回の大会で得たフィードバックも製品版に反映していくとのこと。ちなみに、7月7日には本大会が開かれた市ヶ谷オフィスにて体験会が開催される予定。発売前に本作をプレイできる貴重な機会なので、興味のある人は足を運んでみてはいかがだろうか。
さらにここで早矢仕氏からサプライズが! ここ最近はコンシューマでの展開が続いていた「DEAD OR ALIVE」シリーズが、約13年ぶりにアーケードとして登場することが発表されたのだ。
この発表に関して早矢仕氏は「最近はオンライン対戦がメインとなって来ましたが、やはり格闘ゲームは顔と顔を合わせて戦う楽しみ方もあるのではないか」と考え、アーケード版の開発を始めたとのこと。
アーケード版は2013年末に稼動予定で、ロケテストも実施する計画だという。まずは「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」で特訓して、アーケード版の稼働を楽しみに待とう。