5pb.は、科学アドベンチャーシリーズ第3弾「ロボティクス・ノーツ」のPS Vita版を、2013年冬に発売すると発表した。価格は未定。
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「ロボティクス・ノーツ」は、2012年にPS3/Xbox 360用ソフトとして発売され、10万本のセールスを記録。同年10月よりTVアニメとしても放送された科学アドベンチャーシリーズの第3弾だ。
今回、プラットフォームをPS Vitaへと移して登場。3Dモデルで表現されていたキャラクターは最適化され、従来よりも表情豊かにキャラクターたちが動き回るぞ。
なお、PS Vita版のゲーム画面や使用については未だ公開されていないため、続報に期待しよう。
※Xbox 360、PlayStation 3、PS Vitaで基本的な内容に差異はありません。
テーマは「ロボット」「拡張現実」「夢」
本作は「ロボット」「拡張現実」「夢」をテーマに、「99%の科学と1%のファンタジー」で構成されたヒューマンストーリーだ。「拡張現実」が身近な存在となった近未来の種子島で、「ロボ部」周辺に集まった少年少女たちが、それぞれの「夢」を追いかけながら、「巨大ロボット」の製作に携わることとなる。
ストーリーが進むにつれ、明らかになる陰謀に迫りながら、少年少女たちの夢はどのような結末を迎えるのだろうか。
本作とコラボレートした種子島ランドマーク実証実験が実施!
今回、国内最大級の準天頂衛星初号機「みちびき」の実証実験として、デジタルスタンプラリーを利用した企画と本作のコラボレートが決定した。
本実験では、一般募集したモニター300名が、2泊3日にわたって準天頂衛星の位置測位情報を活用し、種子島全域を観光するというもの。モニターは位置情報を利用する情報配信サービス「ふらっと案内」を使用し、「みちびき」の位置測位情報によるナビゲーションを使ったデジタルスタンプラリーにチャレンジして、種子島の魅力を発見しながら島内を周遊していく。
また、本実験では「みちびき」のL1-SAIF補強信号を利用したメッセージングによる受信者の行動実証、および屋内位置測位システムであるIMESを活用した屋内外シームレス位置測位の実証も同時に実施。
スタンプラリーというミッション性・ゲーム性を設けることで、本実証実験は「みちびき」の測位精度についての技術実証と同時に、準天頂衛星システムを使ったサービスの実用化についての有用性を実証するとのことだ。
なお、デジタルスタンプラリーは実証実験を多くの人に楽しんでもらうために、種子島を舞台とした本作とコラボレートして実施される。デジタルスタンプラリーでは、GPSのほか、2D・3D空間認識などのトラッキング手法をハイブリッドに活用する、世界初のマルチトラッキングシステム搭載のARと「みちびき」を活用し、本作の世界観に近いデジタルスタンプラリーが実現されている。
さらに、モニターは2泊3日の滞在中、仕掛けられたミッションをクリアすることで参加団体から提供されたレアグッズが入手できるぞ。
種子島ランドマーク実証実験概要
開催期間
2013年10月25日(金)~27日(日)
2013年10月26日(土)~28日(月)
2013年11月2日(土)~4日(月・祝日)
申し込み
モニター参加申し込み
http://tabihatsu.jp/special/gps/
モニター参加資格
- 小学生以上(中学生以下の場合は保護者同伴のこと)
- 実験で使用するスマートフォン(iPhone 4S以降かつiOS 5以上、Android 2.3以上)をお持ちの方
- Twitterアカウントをお持ちの方(もしくは参加にあたりアカウントを作成していただける方)
- モニター参加後、アンケートにご協力していただける方
共同実証実験概要(順不同)
主催:一般財団法人 衛星測位利用推進センター、ソフトバンクテレコム株式会社
協力:鹿児島県、西之表市、中種子町、南種子町、屋久島町、種子島観光協会、西之表市商工会、中種子町商工会、南種子町商工会、JAXA、ソフトバンクモバイル株式会社、ソニー株式会社、株式会社コア、株式会社日立製作所、株式会社村田製作所、株式会社NTTデータ、測位衛星技術株式会社、IMESコンソーシアム、近畿日本ツーリスト株式会社、株式会社MAGES、株式会社ネクストクリエーションズ、サイバネットシステム株式会社、株式会社ティー・ゲート、福岡大学都市空間情報行動研究所、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
準天頂衛星「みちびき」を利用した位置情報の測位精度実証実験について
一般財団法人 衛星測位利用推進センター(Satellite Positioning Research and Application Center、以下「SPAC」)とソフトバンクテレコム株式会社は2013年5月経済産業省による2013年度「準天頂衛星システム利用実証事業」に係る補助事業に共同申請し、これが採択されたことを受け準天頂衛星初号機「みちびき」を利用した位置情報の測位精度についての実証実験を2013年秋に鹿児島県種子島と屋久島で実施します。
現在一般的にGPSと呼ばれている位置情報の測位精度は10m以上の誤差がありますが、高精度な測位を可能にする準天頂衛星初号機「みちびき」を始めとした「準天頂衛星システム」を活用することで、「みちびき」に対応した一般的な受信機でも誤差1m前後以内の測位が可能となります。
本実証実験ではソフトバンクモバイル株式会社が提供する位置情報を利用した情報配信サービス「ふらっと案内」と、「みちびき」の位置測位情報、さらに屋内でも位置情報を送信することができるIMES(Indoor Messaging System:GPS衛星と同等の信号を用いる屋内測位方式)を利用した屋内外のシームレスな測位実験を行います。
さらに、「みちびき」経由でショートメッセージを送信するL1-SAIF補強信号の受信実験を行うことで、位置情報受信技術の向上を図ると共に、正確な位置情報を観光などに活用する実用化に向けた可能性を探ります。
種子島で行われる「種子島ランドマーク実証実験」は、総勢300名の参加モニターを広く一般から募集し、総面積444.99km2の種子島全域を対象とした観光スタイルで3回に分けて行い、日本の最先端技術がビジネスの即戦力であることを実証します。
実験参加者は「ふらっと案内」の機能を利用したデジタルスタンプラリーに参加し、鉄砲伝来などの種子島の歴史や豊かな自然に加え、種子島を舞台とした人気ゲームの「ROBOTICS;NOTES」に登場する各所を巡る複数のコースで島内観光を体験します。
さらに、7月22日に「ふらっと案内」に新たに搭載された「AR(拡張現実)機能」と「アニメーション・オーバーレイ機能」も利用し、コース上に「みちびき」の正確な位置情報を活用した「ハイブリッド測位AR(拡張現実)」のポイントを用意します。参加者は観光を楽しみながら、「ROBOTICS;NOTES」のキャラクター達が自身のスマートデバイスに現れる最先端AR技術と高精度位置情報の活用を体験することが出来ます。
また、世界自然遺産である屋久島では、位置情報受信技術向上に特化した測位実験を行います。国内有数の雨量を誇る山岳地形と保護のため保たれた森林の自然遮蔽物をもつ屋久島の山岳地域で、位置測位困難地域での準天頂衛星信号の受信優位性、および測位精度についての実験を行います。
なお、本実証実験での検証結果については、「G-空間EXPO」を始めとした各種コンベンションや、測位システムの国際カンファレンス「AOR-WS(Asia Oceania Regional Workshop)」などでの報告発表を予定しています。