2014年度のタイトルラインナップ紹介や日本語版発売に関するトークもあった「UBIDAY2013」ラウンドテーブルの模様をお届け

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ユービーアイソフトは本日10月20日、東京・ベルサール秋葉原にて単独イベント「UBIDAY2013」を開催、2014年発売予定のタイトル紹介などを行った。

会場では「ロックスミス2014」「アサシン クリード4 ブラッグフラッグ」といった最新タイトルの試遊をはじめ、物販やステージでの催しが行われた。ここでは、今年のタイトル振り返りや来年のラインナップ紹介、会場で寄せられた質問への回答コーナーなどがあったラウンドテーブルの模様をお届けしよう。

ラウンドテーブルは、ユービーアイソフト代表取締役社長スティーヴ ミラー氏、マーケティングディレクター 辻良尚氏、PRマネージャー 福井蘭子氏の3人によって進められた。

(写真左から)福井蘭子氏、スティーヴ ミラー氏、辻良尚氏

まずは、試遊出展が急遽取りやめになった「ウォッチドッグス」についての話があった。これはフランスの本社から「スティーヴよ、重いニュースがあるんだけど」といきなり電話がかかってきて、本作の発売が延期することが通知されたのだという。それに伴い、イベントでの試遊にもストップがかかったようだ。

発売延期の話を聞いた段階では数週間の延期かと想像していたようだが、海外では2014年春と大きくずれ込み、日本での発売日は未定になるとのこと。これについては明日10月21日に正式なアナウンスがされるようなので、そちらをチェックしてほしい。

ちなみに「ザ・クルー」の発売延期もサラッと伝えられたようで(こちらは元々日本での発売日は未定)、登壇者たちは「本社から連絡が来ると大体悪い知らせ」だと冗談交じりに嘆いていた。

冒頭での告知後は、今年度のタイトルラインナップについてのトークへと移った。最初に名前が挙げられた「スプリンターセル ブラックリスト」は、PS3に初めてシリーズ作品が登場することになったタイトルで、日本での販売も好評のようだ。

まもなく発売日(11月7日)を迎える「ロックスミス2014」は、前作の発売では、(リアルトーン)ケーブルやエレキギターが無ければできないというハードルの高い商品であったため、日本では1万本の販売を目標にしていたという。しかしふたを開けてみると、PS3版だけで発売初週で約1.4万本の実績を出し、その後も数週間にわたってゲームソフトの週間セールスの30位以内(メディアクリエイト調べ)をキープし続けるなど、予想を上回る好調を見せた。

さらに、前作発売のタイミングで次回作を作っている知らせも受けていたため、それも日本で販売できるように動かねば、と考えたようだ。日本での販売にあたっては、前作の段階からダウンロードコンテンツ(DLC)ででも日本の楽曲を入れようと動いていたようだが、音楽は権利関係の手続きが大変なようで、実現には至らなかった。

しかし「ロックスミス2014」では、ディスク内をはじめ、DLCでも日本の楽曲が収録されることとなった。ゲームとしても改良されているが、一番のウリは日本の楽曲があることだとアピールしていた。

11月28日発売予定の「アサシン クリード4 ブラック フラッグ」については、コミック展開や特典のことが話題に上がった。コミックは1年ほど続けていきたいと考えているようで、発売前はネタバレを控えつつ、発売後はネタバレやコミックオリジナル要素をいれて展開していきたいとのこと。

今後配信予定のコンテンツをダウンロードできる「スペシャルコンテンツコード」と、数々のスケッチやコンセプトアートを収録したアートブックが同梱される初回特典については、会場で実物が披露された。アートブックは海外では限定版の中に入っているものが、今回日本版の初回特典になっている。ちなみにアートブックの裏表紙には、小さい文字でアラブ首長国連邦で印刷されたことを示す印字があるようだ。

2014年度のラインナップ紹介も行われた。冒頭でも話があったように、「ウォッチドッグス」は発売が延期となり、今回の試遊出展に合わせて日本語版の声優を発表する予定だったが、それも合わせて延期となってしまっている。ただ、翻訳の監修なども世界観に合うようしっかり行っており、「絶対にいいものになる」と自信を持ってアピールしていたので、こちらは続報を楽しみにしておこう。

続いては、日本語版の配信が決定した「チャイルド オブ ライト」と「バリアント ハート -ザ グレイト ウォー-」について。「チャイルド オブ ライト」は日本のRPGをリスペクトして作られたタイトル。会場ではPVが公開されており、映像を見てもらえれば、確かに日本を意識した世界観のように感じられるだろう。ゲームはRPGとなっているようで、映像の中には戦闘時の様子も収録されている。

「バリアント ハート」もPVが公開されたが、辻氏や福井氏もまだこれ以上の内容を知らないという。昨今、巨額の予算を投じて作るAAAタイトルや、配信タイトルとしてアーティスティックなゲームもあり、方向性に幅があっていいのではと、社員である二人の関心も高かった。

次はとっておき、オープンワールド型のオンラインアクションRPG「Tom Clancy’s The Division(トム・クランシー ディビジョン)」の話題に。辻氏は、「Tom Clancy’s EndWar」をプレイしていた頃に「これがMMOになったらいいよね」と思っていたというが、まさにそれを形にしたようなタイトルとなっている。

シューターがメインのゲームではあるようだが、RPGの要素があるし、シューターとしてもサードパーソンシューティング(TPS)で、日本にとっても馴染みやすいだろう。パンデミックが起きた世界という背景からも、ドラマチックなストーリーに期待できそうではあるが…残念ながらまだ日本での発売が決定していない。

会場からも「日本でも出して!」「やりたい!」と言った声が上がっており、ミラー氏は「頑張って出せるようにします」と答えていたので、日本発売のニュースが出ることを心待ちにしておこう。

最後は、来場者から寄せられた質問にその場で答えるコーナーが行われた。まず最初の質問「今回のイベント準備で大変だったことは?」に対しては、3人が揃って「全部が大変でした(笑)」とコメント。今回はベルサール秋葉原の1Fと2Fを使っており、昨年よりもフロアが増えたことも大きく影響したという。

また、裏話としては、先週の台風で物販の商品を乗せた船の出港が遅れ、さらに日本でも入港が一時ストップし、税関が混雑してしまったため、届いたのはギリギリだったというエピソードも明かされた。

会場に設置されていた質問受付BOXがステージにそのまま持ってこられた。

2問目の質問は、海外と日本のマーケティングの違いや、海外タイトルを日本で発売する際の、日本独自の点についてどのように感じているかという内容だった。いわゆる“洋ゲー”が海外の人気と比例せず、日本ではあまり受け入れられていない現状だが、どうすれば少しでも多くの人に受け入れてもらえるかは、常に社内で議論していることのひとつだという。

答えのない難しい質問であるため、結論が出ることにはならなかったが、今は日本に合うゲームをしっかりと展開することに集中しているとのこと。また、今回のイベントのように、直接ユーザーと増え合う機会を設けたりと「努力は惜しまずやっているつもりで、日々努力するしかありません」と前向きな答えを出していたので、積極的に意見・要望を送ってみよう。

次は、ゲームのタイトルにも付いているトム・クランシー氏が亡くなった後の展開についての質問が読み上げられた。「スプリンターセル」をはじめ、いくつもトム・クランシーシリーズのタイトルはあるが、「トム・クランシー ディビジョン」が発表されたように、今度もトム・クランシーの世界観を踏襲して続けていけたらとの回答があった。イアン・フレミング氏が亡くなった後も「007」シリーズが続いているように、「“明日起こるかもしれない危機”をベースにしたものが出てくると思いますので、期待していてください」とした。

最後の用紙には複数の質問が書かれており、選定されつついくつか読み上げられた。その中のひとつ、海外の特典を日本でも発売する予定があるのかについては、「スプリンターセル」に付いていたラジコンを実際に会場で販売しようと計画していたことが明かされた。

しかし、実際に社内で試してみたところ、固定翼機をラジコンで飛ばすのは非常に危険で、事故のことを考えるとリスクが大きすぎるとの判断になったという。電波を飛ばすタイプのものであるため、日本の電波法のことを考えなければいけないという面もあったようだ。

また、限定版は作ることから箱詰めまで、単純に時間が掛かることも問題だという。同社では、いろんな制約がある中で日本語版を一番早いタイミングで販売できるようにしているが、限定版も用意すると、理屈抜きで2週間以上の時間がかかるとのこと。特典によっては、内容を日本語にしなければいけないという問題もあるが、「やらない」という方針があるわけではなく、常に可能な範囲で実現できるよう動いているようだ。

最後に「『レインボーシックス』の最新作はどうなっていますか?」との質問が読み上げられると、ミラー氏がわざとらしく「皆さん、今日はありがとうございました」と切り上げようとした。

それ程までに同作については音沙汰がないようだが、「トム・クランシー ディビジョン」がE3で発表された際は、社員に対してもギリギリのギリギリまで秘密で、会場に行ってようやくタイトル名を教えてもらった程だというので、急に情報公開されるのを楽しみにしていよう。

「レインボーシックス」の話題が出ると逃げるように乾杯する3人の姿に、来場者からは笑い声が上がっていた。
一方で来年の「UBIDAY」開催を前向きに検討したいとも話していたので、「UBIDAY2014」にも期待!

※画面は開発中のものです。

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