ソニー・コンピュータエンタテインメントは、「プレイステーション3」)の全世界累計売上台数が、2013年11月2日時点で8000万台を突破したことを明かした。
PS3は、発売当初から高精細かつ高画質なエンタテインメント体験をユーザーに提供するとともに、継続的なシステムソフトウェアのバージョンアップを通じて、PlayStationやPlayStation2規格のソフトウェアおよびDVDのアップコンバート出力、DLNAクライアント機能、3D立体視ゲーム対応などの新機能を追加しながら、進化してきた。
ゲームソフトの販売本数は、現在までに4,332本に達しており、2013年6月の発売後、約3週間で世界累計販売本数340万本を達成した「The Last of Us」や、Game Developers Choice Awards 2013にてゲームオブザイヤーを含む6つの賞を獲得した「風ノ旅ビト」など、ヒット作や世界中で高い評価を得るタイトルが生まれている。
今年も「グランツーリスモ 6」をはじめ、「ワールドサッカーウイニングイレブン2014(コナミデジタルエンタテインメント)」、「ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII(スクウェア・エニックス)」、「真・三國無双7 猛将伝(コーエーテクモゲームス)」といった期待のタイトルが控えている。
2006年11月のPS3の発売と同時に開始したネットワークサービス、PSNは現在59の国・地域で提供されており、累計登録アカウント数は1億5000万を超えたという。2012年10月に欧州および北米で、2013年1月には日本でPS3向けPS Storeがリニューアルされ、世界累計約72,000のゲームコンテンツを含む222,000種類以上ものコンテンツをより快適に購入、ダウンロードして楽しめるようになっている。
また、PSN上で加入者限定のさまざまな特典が利用できるメンバーシップサービス「PlayStation Plus」では、多彩なタイトルを追加料金なしで楽しめる「Instant Game Collection」が、2012年6月より北米および欧州で提供開始となっている。日本でも同年11月より同様のサービスを提供する“フリープレイ”のコンテンツを順次追加し、150以上のタイトルが楽しめる。
そして、2010年9月に発売されたPS3専用PlayStation Moveモーションコントローラは、より自然で直感的な操作を可能とし、ゲームの楽しみ方を拡げてきた。2011年11月には欧州および北米にて、AR技術とPlayStation Eyeの組み合わせにより、ゲームの世界と読書の世界が融合した新たな体験を提供する「ワンダーブック」も発売された。
SCEは、今後も「Wonderbook:Book of Potions」「Wonderbook:Walking With Dinosaurs」などのタイトルに対応し、日本にも「ワンダーブック」を展開するとのこと。
また同社は、今後もPS3プラットフォームの一層の拡大を図り、北米で2013年11月15日に、欧州および南米で2013年11月29日に発売を予定している次世代コンピュータエンタテインメントシステム「PS4」とともに、「プレイステーション」ならではのコンピュータエンタテインメントの世界の創造を強力に推進していくとしている。