「プロジェクトEGG」にて旧スクウェアのRPG「GENESIS（PC-9801版）」＆ボーステックの「DIRES -giger・loop-（FM77AV版）」が配信

「GENESIS」が配信開始

「GENESIS」は、1987年にスクウェアよりリリースされたSFRPG。プレイヤーは、ソルジャー、カラテカ、エスパー、ドクターから1つのキャラクターを選び、核兵器によって荒廃してしまった世界を舞台に冒険を繰り広げていく。

本作の視点はトップビューで、戦闘はシンボルエンカウント方式が採用されている。戦闘はブロックを積み重ねたような3D表示で表現され、リアルタイムで進行する中、高さの概念を生かした戦いを体験する事が可能だ。さらに、戦闘では4ターンに1度敵が動くため、新たな敵が参戦する前に、スピーディな戦略で一掃していくことが重要となる。

なお、ゲームを始めたばかりの頃はプレイヤーの目的は不明だが、情報を集めていく内に次第に明らかにされていく仕組みとなっている。また、マニュアルには武器・人物などのイラスト/紹介文も豊富に掲載されているため、一通り目を通しておくことでゲーム攻略のヒントを得られるかも？　ちなみに、序盤で飛び道具を入手し、高い場所から攻撃を行うことで戦闘が有利に進められるので、攻略の第一歩として覚えておこう。

※PC-9801版は当時の仕様で音楽・効果音などサウンドは御座いません。予めご了承下さい。

ストーリー

白い星が近づき、やがて闇が世界を覆い尽くす。だが、恐れることはない。見よ、私はすぐにやってくる。汝らに永遠の安らぎを与えよう。そこには悲しみも叫びも痛みもない。待っているがよい。ゾロバベル。

「DIRES -giger・loop-」が配信開始

「DIRES -giger・loop-」は、1987年にボーステックからリリースされた3D視点のアクションゲーム。本作は、“トルーパー”と呼ばれるCPUを相手に、相手チームのポールを先に全て倒すと勝利となるスポーツゲームライクな内容が楽しめる。ゲーム中は最初に対戦相手（CPUかプレイヤー）を設定した後、互いにフィールドを移動しながら16本のポールを配置し、準備を進めていく。対戦では相手の配置したポールに体当たりをし、ポールを獲得していくことで、相手の16本のポール全てを獲得することで勝利となるぞ。

ただし、ポールを獲得するには一定以上の速度が必要で、速度が充分でないと逆に跳ね返されてしまうので注意が必要だ。また、バックミラーに相当するものも備わっていないので、目的となるポールがどこにあるのかを、常に意識しながら移動することが重要となる。最初のポールの配置で取られにくい並びを考えるなど、戦略的思考も対戦のカギを握る。

そして、本作にはランクが上がるともらえる“シミュラ”というトルーパーが存在する。これはプレイヤーの代理として戦わせることのできるというもので、初期状態では簡単なことしか出来ないものの、練習モードで戦術を叩き込んだり、実戦で経験を積ませたりすることで、次第に強くなっていくので、シミュラを学習させていく楽しみも味わえるぞ。

3D空間を舞台に、ドライブゲームのような操作感覚で進行する異色のアクションゲーム。将棋やチェスのような、限られたフィールドでの知恵比べが好きなユーザーにオススメの一本だ。