エレクトロニック・アーツが11月20日に発売を予定しているPS4/Xbox one用ソフト「EA SPORTS UFC」。千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2014にあわせてプロデューサーのブライアン・ヘイズ氏にインタビューが出来たのでその内容をお届けしよう。
「EA SPORTS UFC」は、バーリトゥード(なんでもあり)の総合格闘技をテーマとした格闘ゲーム。ゲーム内に登場するファイターたちは、本人を高解像度3D全身スキャンし、見た目や表情などの細部にまでこだわって制作されている。本格的な物理学を持ちこみ、打撃やサブミッションなどの動きを本人そっくりに再現している。また、ULTIMATE FIGHTERキャリアモードでは自分だけのUFC選手を作り試合をすることが可能だ。
今回は「EA SPORTS UFC」のプロデューサーのブライアン・ヘイズ氏に本作の特徴や魅力などを聞いてきたのでその内容を紹介する。
――本作を制作時に苦労した点はどこでしょうか?
ブライアン氏:一番苦労したのは、ファイターをリアルに再現することでした。特にモーションは、シニア・アニメーターが莫大な時間を費やして、構えかたや関節技などの動きを作ってくれました。
――人を殴ったりする動作なども忠実に再現されているんですか?
ブライアン氏:もちろん忠実に再現できています。本当にある格闘技のゲームなので、動作をどれだけリアルに近づかせることができるかが重要です。私たち開発陣は使命は、本当に格闘技をしている感じをプレイヤーに伝えることだと思っています。
――ULTIMATE FIGHTERキャリアモードはオリジナルキャラクターが戦うのでしょうか?
ブライアン氏:キャリアモードではキャラクターを作成するところからはじまります。肌の色、顔、体、タトゥーなどを自由にカスタマイズ可能です。また、EA SPORTSのゲームフェイスもあるので、自分の顔を撮ってキャラクターに反映することもできます。
――有名人にそっくりなキャラクターも作れたりするでしょうか?
ブライアン氏:できますね。有名人にそっくりなキャラクターだけでなく、面白いキャラクターを作成することも可能です。本作のフランチャイズが拡大にするにつれてEA SPORTSのゲームフェイスのライブラリーの数も増えていくと思いますよ。
――初回限定盤でブルース・リーが特典としてついてきますが、今回彼を導入した理由を教えてください。
ブライアン氏:ブルース・リーは、格闘技の祖先であり、彼が創設したジークンドーがすばらしいと思い、それを今風のものと組み合わせてみました。
――動きを忠実に再現しているという話でしたが、ブルース・リーは誰がモーションキャプチャーしたのでしょうか?
ブライアン氏:今回はモーションキャプチャー用に俳優を雇いました。ブルース・リーのようにパンチやキックをしてと言ったら、喜んでやってくれました(笑)。私もそうですが、開発スタッフもブルース・リーのことを愛しているので制作は簡単でした。
――最後に日本のプレイヤー向けてコメントをお願いします。
ブライアン氏:海外では何度もアップデートを繰り返しているので、EA SPORTSのなかでもかなりできのいい作品になっています。さらに、アップデートにより新しいファイターも加わっているので日本のプレイヤーにも喜んでもらえると思います。
――ありがとうございました。